年末恒例となったこのイベント、今年は映画館で鑑賞した。
一番良かったのは、贔屓目もあるが、渡辺麻友が歌った『それでも好きだよ』。昔の公開歌番組をなぞったような演出で、水色のミニドレス姿で歌う姿は、正に王道アイドル。歌唱はもちろん生歌。その証拠に、サプライズで客席から大量の紙テープが投げ込まれた時に、驚いて歌が中断した。そういう演出も含めて、本当に堂々としたアイドルぶり。何より『それでも好きだよ』という楽曲が、正統的なアイドルソングであることを再発見した。指原が歌ったオリジナルとは全く違った味わいだった。
意外だったのは、山本彩が歌った『右肩』。山本にしては練習不足だったのか、精彩を欠いた歌唱だったように思う。途中で歌詞を忘れた所もあった。生ギター一本の伴奏という難しい状況ではあったが、山本の実力ならもっと上手く歌えたはずで、不本意だっただろう。
大トリの指原莉乃が歌った『365日の紙飛行機』。毎朝、何気なく聴いているこの曲が、とても難しい曲だということが良く分かった。指原のソロは冒頭だけで、後は白組全員で歌っていた。「AKB48SHOW」で丸々1曲をソロで歌った山本彩の歌唱力は半端ではないのだろう。朝ドラの主題歌という大事な局面に投入できるエースがいて本当に良かった。
上記3曲は生歌だったが、多くの曲が明らかに「かぶせ」だったのは残念だった。
そんな中、HKT48メンバーによる『前しか向かねえ』の生バンド演奏は良かった。正直言って、演奏も歌唱も粗は目立ったが、懸命に演奏している姿は楽しそうだったし、ワクワクした。冒頭、兒玉の歌い出しから不安定。歌唱要員として多田姉さんも参加して、何とか収束させていた。一時期『Give me five』を劇場で生演奏していた頃を思い出した。
初めて聴いた曲が3曲。
『あまのじゃくばった』。緑色のジャージ姿のSKE48主要メンバーにより、創作ダンス風の振付で披露されたが、素晴らしいパフォーマンスだった。歌詞の内容は『へそが曲がる』と同様。後で調べたら『唇にBe My Baby』のカップリング曲で、チーム8の曲だった。
『右足エビデンス』。じゃんけん大会優勝の藤田奈那ソロ曲。歌合戦終了後に本人歌唱で披露された。
「2字熟語+英語」という得意のタイトルからも、かなり力が入った曲だとわかる。私はあまり好きなタイプの曲ではないが、格好いい系の、板野友美が歌っていたような曲だ。男性ダンサーを従え、藤田は堂々と歌っていた。残念ながら生歌ではなさそうだったが。
『君は今までどこにいた?』。
これは上記のカップリング曲。中西智代梨センターのじゃんけん選抜により披露された。ピンク色のミニワンピース衣装は、可愛過ぎて横山由依が盛んに照れていたくらいアイドルアイドルしている。曲も可愛らしい歌で、去年のじゃんけん選抜カップリング曲『春風ピアニッシモ』と比べると力が入っているようだ。西野未姫の全力ダンスが何度も映されて堪能できた。カメラマンも思わず抜いてしまいたくなるのだろう。
既に卒業を発表していた永尾まりあが、9期同期生たちと『夢の河』を歌った。
高城亜樹が当日卒業発表し、北原、大家ら同期・同世代のメンバーたちと『桜の木になろう』を歌った。
どちらも意外に淡々とした感じが悪くなかった。
10年経過して、宝塚歌劇団のように100年続くためには、世代交代が必要だ。去る人もいれば新たに加わる人もいる。歌合戦開始前の前座として、台湾オーディションの最終合格者が1人で『ヘビーローテーション』を日本語・中国語混じりで披露した。その初々しく健気な姿に思わずうるうるした。
10年の歴史を感じさせる象徴的なイベントだったと思う。
一番良かったのは、贔屓目もあるが、渡辺麻友が歌った『それでも好きだよ』。昔の公開歌番組をなぞったような演出で、水色のミニドレス姿で歌う姿は、正に王道アイドル。歌唱はもちろん生歌。その証拠に、サプライズで客席から大量の紙テープが投げ込まれた時に、驚いて歌が中断した。そういう演出も含めて、本当に堂々としたアイドルぶり。何より『それでも好きだよ』という楽曲が、正統的なアイドルソングであることを再発見した。指原が歌ったオリジナルとは全く違った味わいだった。
意外だったのは、山本彩が歌った『右肩』。山本にしては練習不足だったのか、精彩を欠いた歌唱だったように思う。途中で歌詞を忘れた所もあった。生ギター一本の伴奏という難しい状況ではあったが、山本の実力ならもっと上手く歌えたはずで、不本意だっただろう。
大トリの指原莉乃が歌った『365日の紙飛行機』。毎朝、何気なく聴いているこの曲が、とても難しい曲だということが良く分かった。指原のソロは冒頭だけで、後は白組全員で歌っていた。「AKB48SHOW」で丸々1曲をソロで歌った山本彩の歌唱力は半端ではないのだろう。朝ドラの主題歌という大事な局面に投入できるエースがいて本当に良かった。
上記3曲は生歌だったが、多くの曲が明らかに「かぶせ」だったのは残念だった。
そんな中、HKT48メンバーによる『前しか向かねえ』の生バンド演奏は良かった。正直言って、演奏も歌唱も粗は目立ったが、懸命に演奏している姿は楽しそうだったし、ワクワクした。冒頭、兒玉の歌い出しから不安定。歌唱要員として多田姉さんも参加して、何とか収束させていた。一時期『Give me five』を劇場で生演奏していた頃を思い出した。
初めて聴いた曲が3曲。
『あまのじゃくばった』。緑色のジャージ姿のSKE48主要メンバーにより、創作ダンス風の振付で披露されたが、素晴らしいパフォーマンスだった。歌詞の内容は『へそが曲がる』と同様。後で調べたら『唇にBe My Baby』のカップリング曲で、チーム8の曲だった。
『右足エビデンス』。じゃんけん大会優勝の藤田奈那ソロ曲。歌合戦終了後に本人歌唱で披露された。
「2字熟語+英語」という得意のタイトルからも、かなり力が入った曲だとわかる。私はあまり好きなタイプの曲ではないが、格好いい系の、板野友美が歌っていたような曲だ。男性ダンサーを従え、藤田は堂々と歌っていた。残念ながら生歌ではなさそうだったが。
『君は今までどこにいた?』。
これは上記のカップリング曲。中西智代梨センターのじゃんけん選抜により披露された。ピンク色のミニワンピース衣装は、可愛過ぎて横山由依が盛んに照れていたくらいアイドルアイドルしている。曲も可愛らしい歌で、去年のじゃんけん選抜カップリング曲『春風ピアニッシモ』と比べると力が入っているようだ。西野未姫の全力ダンスが何度も映されて堪能できた。カメラマンも思わず抜いてしまいたくなるのだろう。
既に卒業を発表していた永尾まりあが、9期同期生たちと『夢の河』を歌った。
高城亜樹が当日卒業発表し、北原、大家ら同期・同世代のメンバーたちと『桜の木になろう』を歌った。
どちらも意外に淡々とした感じが悪くなかった。
10年経過して、宝塚歌劇団のように100年続くためには、世代交代が必要だ。去る人もいれば新たに加わる人もいる。歌合戦開始前の前座として、台湾オーディションの最終合格者が1人で『ヘビーローテーション』を日本語・中国語混じりで披露した。その初々しく健気な姿に思わずうるうるした。
10年の歴史を感じさせる象徴的なイベントだったと思う。