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弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

ボトムアップアプローチによるデータモデリング

2005年05月18日 | データモデリング
ボトムアップモデリングとは、現在利用している機能(画面・帳票など)をもとに正規化という手法を用いて、データ構造を導き出していく手法です。(図1)

画面・帳票・ファイル等からデータ項目を洗い出し、第一正規化、第二正規化、第三正規化という順で正規化していくことによりデータ構造を定義します。

【モデリングリソース】
モデリングリソース(基礎情報)としては、以下のものがあげられます。

①.画面・帳票レイアウト①.画面・帳票レイアウト
画面レイアウト、帳票レイアウトから正規化を行って、データモデルを作成していきます。

②.ファイル・テーブルレイアウト
現行システムのファイルレイアウトやテーブルレイアウトから正規化を行って、データモデルを作成していきます。

③.手書きの資料(ワープロ・手書きの伝票等)
現行システムを再構築するといった際、現行のファイルレイアウト、テーブルレイアウト、画面・帳票レイアウトには必要なデータが存在しない場合があります。

システムを再構築するという場合、現行のシステムに何らかの問題が存在するために、再構築を実施するということです。

システムに問題があり業務ができないという場合、業務を行わないわけにはいきませんので、ユーザは自分達で手書きの資料を作成し、業務を遂行することとなります。

手書きの資料(ワープロ・手書きの伝票等)に、今後対応すべき要件が隠れているということがよくあります。

従って、ボトムアップアプローチをとる場合でも、現行システムの資料だけをもとに作業をするのではなく、手書きの資料についても対象として作業を実施する必要があるのです。

【モデリング手順】
ボトムアップデータモデリングの手順は、以下の手順で行います。

①.データ項目の捕捉
②.データ項目間の依存関係の捕捉(関数従属性)
③.キー項目の設定
④.第一正規化
⑤.第二正規化
⑥.第三正規化
⑦.モデルの統合

この手順については、次回以降説明していきます。
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