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データモデルって何なの?

2005年04月06日 | データモデル入門
一般的には、実際の世界を充分にイメージできるように抽象化した模型のことをモデルといいます。

例えば、プラスチックモデル、ウッドモデルというものも、モデルの一種です。
プラスチックモデル、ウッドモデルというのは、何を表現するのかという規定はありません。
素材がプラスチックなのか木(ウッド)なのかを規定しているだけですので、プラスチックや木で作った模型は全て、プラスチックモデル・ウッドモデルということになります。

別の例ですが、ファッションモデルやモデルハウスというものも、一種のモデルということができます。
ただし、ファッションモデル・モデルハウスは何をモデルとするかという規定をしていますが、(素材は)何で作るかまでは規定していません。

「何で」「何を」モデル化するかによって、**モデルとそれぞれ異なるわけですが、「何の」目的でモデルを作成しているかという点では共通しています。

それは、何らかの対象物に対して、相手にイメージを持ってもらうためです。

プラスチックモデルやウッドモデルというものは、あるものの形がこうなっているということを表現するためのものですし、ファッションモデルやモデルハウスも同様です。

例えば、家を建てる際、図面を見ただけでは実際どのような家になるか分かりません。
しかし、実際に立てられている家を見れば、「ああ、こんな感じになるんだな」ということがイメージできます。

モデルとはある「もの・事象」について意思伝達(コミュニケーション)を図るために作成された「模型」であるといえます。

では、データモデルとはどのようなモデルなのでしょうか?

データモデルとは、データ全体の枠組みと関連性の把握を目的として、ビジネスの実世界をデータという観点で抽象化したものをいいます。

また、データモデルの果たすべき役割としては、以下の役割があります。(図1)

①.コミュニケーションの共通基盤
ユーザ、分析者、設計者、開発要員および保守要員まで一貫した理解を果たすための共通基盤の役割を果たします。

②.物理データベースの構築
業務として必要となるデータを整理した後、物理条件(ハードウェア、OS、DBMS、プログラム言語、性能要件・・・)を反映しデータベースを実装します。

ツールを利用することにより、データモデルから物理DB(DDL)を自動生成することも可能です。

③.更新および参照機能を捕捉または検証
管理対象のデータであれば、必ずデータに対応する更新(登録・変更・削除)機能と参照機能が必要になります。
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