BFDに登録されているデータ系オブジェクトの分析表を作成します。
選択されたデータ系オブジェクトが、どのフローのどのプロセス(フロー線が定義されている場合は、その他のオブジェクトも出力されます)によって更新または参照されているかを表すものです。
ビジネスフロー図上のデータオブジェクトが、エンティティ関連図上のどのエンティティに該当するのかがある程度想定できるのであれば、この分析表の内容に基づいてプロセスとエンティティのCRUDを定義していくことができます。
実際には、ビジネスフロー図上のデータとエンティティは1対1には対応しませんが、データオブジェクト名から、どのエンティティに該当するのかはほぼ想像が付くはずです。
例えば、ビジネスフロー図上に「確定受注データ」というデータオブジェクトが存在していたとして、このデータオブジェクトは多分「受注」と「受注明細」エンティティに該当するのではないかといった感じです。
実際にプロセスとエンティティのCRUDを定義していこうとすると、結構大変な作業となります。
プロセス1つ1つのプロパティから対象のエンティティを選択し、C(作成)・R(参照)・U(更新)・D(削除)を定義していくことになります。
エンティティのプロパティから定義する場合も、同様に対象のプロセスを選択し、C(作成)・R(参照)・U(更新)・D(削除)を定義していきます。
この作業を行う際に、上記の「データ系オブジェクト分析表」があれば、プロセスとの間でI/Oが”出力”となっていいれば、対象のデータオブジェクトに該当するエンティティに対して、C(作成)・U(更新)・D(削除)の関係のいずれか(あるいは全て)の関係が存在しそうだということが判断できます。
また、対象のデータオブジェクトとプロセスとの間でI/Oが”入力”となっていれば、対象のデータオブジェクトに該当するエンティティに対して、R(参照)の関係がありそうだということがわかります。
本クエリーでは、「データオブジェクト」のみではなく「ユーザビュー」や「帳票出力プロセス」についても、当該オブジェクトとフロー線が定義されているオブジェクトの関係を出力することが可能です。
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