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取引の基本構造

2005年07月11日 | データモデルパターン

ここでは、取引先との間でビジネス上のやり取りを行うことを全て取引といっています。

受注や発注、出荷と入荷等の取引が存在しますが、それぞれの取引情報の管理について考えてみます。

◆受注の場合
受注といった場合は、通常、”受注”と”受注明細”に分けて考えます。また、「誰」から「何」を受注したのかを管理する必要がありますので、”得意先”と”商品”との間に関連を持つことになります。

(図1)受注取引のデータ構造

◆発注の場合
発注の場合も、”発注”と”発注明細”管理するようにするのが普通です。発注の場合は「誰」へ「何」を発注するのかを管理する必要がありますので、”仕入先”と”商品”との間に関連を持つことになります。

(図2)発注取引のデータ構造

ここで、受注と発注のデータ構造を比較してもてください。

共通の構造が存在することに気が付かれると思います。

取引の基本構造としては、以下のような構造になります。

(図3)取引の基本構造

”取引”の部分で「誰」との取引なのか「いつ」の取引なのかを管理します。”取引明細”では、「何」を「いくつ」(「金額いくら」)で取引したのかを管理していきます。


この構造に他の取引も当てはめていけば、取引に関する基本的なモデルを簡単に作成することができます。

例えば、出荷であれば、上記の基本構造の「取引」を「出荷」、「取引明細」を「出荷明細」に変え、「取引先」を「出荷先」に変更すれば、基本的なモデルが出来上がってきます。
入荷についても同様で「取引」⇒「入荷」、「取引明細」⇒「入荷明細」、「取引先」⇒「仕入業者」、「取引商品」⇒「商品」もしくは「原材料」に置き換えることによって基本的な構造を定義することができます。

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