現時点でのtech_innovationの見解

ブログを書いてきた者として、とりあえず現時点での意見を述べておきます。富田氏のメモの記述を陛下の発言であると仮定すると、その理由は以下のとおりです。(肯定的意見の項を参照)

1.愛・蔵田氏の指摘(3)により、メモの3ページ目「戦争の感想を問われ、嫌な気持と表現した。」と25日の記者会見「今の質問に対しては、何と言っても、大戦のことが一番厭な思い出であります。」が対応していると思えます。これは、メモが本物なら徳川発言説を否定できる理由となります。
2.徳川発言説の項で蒟蒻ゼリー氏が指摘により、4ページ目「関連質問 関係者もおり批判になるの点」と記者会見の「人物の批判とかそういうものが加わりますから」が対応します。そして、主に3ページ目に「云いたかった。」など、陛下が言ったと思われる部分があります。要するに、上記理由が正しく3ページ目が天皇発言と仮定すると、天皇発言説を否定するためには、3ページ目と4ページ目が繋がっていないことが必要です。(文章的に3ページ目と4ページ目が繋がってないような感覚も持ちます。しかし、最後の「関係者もおり」の箇所は3ページ目と4ページ目が繋がっている一つの理由にはなります。)
2.勝谷氏の指摘(1)や、cool!氏の指摘(2)が状況証拠を提示。特に、勝谷氏は、自分のコネを使ってかなり調べたような印象を持ちます。

ただ、疑問点が消えた訳ではありません。
1.三国同盟推進の2人批判説より、陛下はA級戦犯全員を批判されていた訳では無いと思われます。
2.本当に陛下が参拝を止めた理由がA級戦犯合祀なのか?より、陛下が参拝をとりやめた直接の理由は、最後の参拝の直前に行われた国会での議論が大きく関係しているように思えます。ただ、A級戦犯合祀も同時に考慮されたのかもしれませんが。
3.23日以降に生じた疑問や分かった点での萩原氏の指摘より、筆跡鑑定等、メモ自体を物理的な方法で検証したとは思えない点です。
4.22日以前における疑問点では、「天皇陛下はABC級戦犯も追悼の対象となっている全国戦没者追悼式に毎年参列して、御言葉も述べている」「天皇陛下が自分の(個人的な)意思で参拝したり、参拝を取りやめたりする事ができるのか」等、徳川発言説の部分で記述している疑問点も含めて全てが完全にクリアとは言えない現状です。ただ、これはメモという性質上、小さな矛盾点は消えないとも思えます。

要するに、現時点でメモは本当に陛下の発言である可能性があります。しかし、分祀される事を実際に指示された訳ではありませんし、A級戦犯のうち特定の方だけを非難していたとも考えられます。よって、陛下の真意はメモからは分からないと思います。このメモを基に、A級戦犯分祀論を持ち出すのは間違い(メモの解釈の捏造)であり、かつ天皇の政治利用になると考えます。
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コメント
 
 
 
what? (woo)
2006-08-01 00:26:08
日経の天皇メモ報道 新聞協会賞候補 本命? 

(下記URLの一番下)

http://www.pressnet.or.jp/kyokaisyo/news.html
 
 
 
Unknown (まさ)
2006-08-03 15:36:55
http://www.sankei.co.jp/news/060802/morning/seiron.htm



4月28日に徳川侍従長の会見があったことが判明しましたよ

 
 
 
Unknown (tech_innovation)
2006-08-03 16:02:09
産経も、28日に徳川会見があった事は確認はしてないようですね。文面を見る限り。



そして、今日の日経には、メモの1枚目に富田氏が吹上御所に28日に行ったと書いてあるそうです。



いずれにせよ、宮内庁から何らかの確かな情報が出てこない限り、解決はしそうに無いですね。
 
 
 
Unknown (くろり)
2006-08-03 18:03:45
本日発売の週刊新潮にて

これまでメモを検証したとされていた御厨が



「公開されたあの部分のメモしか見ていない」

「本来、全部出して検証するのが歴史学ですが

 それを日経はやる気がありませんね。」



と発言してます。

御厨が検証を全くしていない上に日経が

検証をする気が無いと暴露されてます。
 
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