技術屋の本棚

仕事、趣味で集めた情報を備忘録をかねて発信します。
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Appleはあきらめていない、らしい

2017-01-10 22:45:34 | 自動車
こんな記事が出ていました。

極秘計画再起動か ジョブズ氏「最後の夢」へ…アップルが自動車開発に本腰
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170109/bsk1701091610001-n1.htm

昨年自動車そのものの開発からは撤退するという報道もあったように記憶していましたが、どうもそんなことはない様子ですね。

とはいえ、いくらエンジニアを集めたとしても車を1から作るのは現実的ではないというのもまた事実。
やっぱり、どこかの自動車会社を買収するなりするのではないでしょうか?テスラなんて話が先日ありましたが、この記事でも書かれているようにマスクCEOは否定していますが。

Apple独自のモノを作るには、「提携」ではうまくいかないだろうし、どうするんでしょう??
春が来るころには何か大きな動きがあるかもしれませんね。



ARMでWindows10が動く!?

2016-12-22 00:02:17 | Windows
ついにって感じですね。

マイクロソフトがARM向けWindows 10の構想を発表--Win32アプリも動作
http://japan.zdnet.com/article/35093457/

そういえば、ARMが動くというフレコミだった「WindowsRT」なんてひどいの一言だったのを思い出す。

ARMコアCPUでハイエンドなものは、PC並の性能はありそうなので、こういう流れが必然といえばそうなのかもしれないが。

ARMで動くということはスマホや(安めの)タブレットにもフルWindows10が載るということになるのだろうか・・・・。
そうなってくると、Windows10 Mobileの立ち位置が微妙になりそうだが、そこはうまく住み分けることになるのだろう。

IoT Core は、、、、どうするんでしょう?
このままでは、ガジェット用OSという位置づけが完全に定着しそうですな。

電気自動車は本当にエコなのか?

2016-12-19 22:55:49 | 自動車
全然書く暇がない。。。ということではなく、書く環境が無いんですよね、最近。

iPhone5は3年半ほど使用しているので、電池がヘタってきているので、iPhoneで書くのも充電できる環境でないと長時間使い続けるのは難しいし。。。。
とある事情から、しばらくは機種変は躊躇せざるを得ないので、我慢しています。

そんなことはどうでもいいので・・・

最近、日本は電気自動車の開発が遅れているなどという記事を目にするのだが、そんなことはないと思います。
情報の出し方が海外のメーカーと比べるとあまりうまくないというのは事実なんでしょうが。。。
実際、要素技術レベルでは負けていないし、実験レベルでは遜色のないものを作っている。
ただ、値段や充電の問題が合って数が売れないので、国内ではハイブリッド系が目立っているだけと思います。

電気自動車は確かに二酸化炭素も窒素化合物もPM2.5の類も排出しない。確かに車としては「エコ」である。
でも、その電気の発電では排出しているのである。よく言われることだ。あまり、マスコミはここまで言及しない。
そのため、確かに発電所での発電の方が熱効率はいいかもしれないが、イメージほど「エコ」ではないということは意外とあまり知られていない。
世界的に脱原発に向かっており、火力頼みからの脱却への道筋があまり見えていない現状では、電気自動車が普及したところで、それほど「エコ」にはならないだろう。

ちなみに、もう一つの代表的な「エコカー」である燃料電池車。
その燃料である水素も二酸化炭素の排出を極めて少なくできる技術があるにも関わらず、現状では商売にならないという理由から、生成の過程でそれなりの二酸化炭素を排出しているようだ。こちらも状況は変わらないようです。

結局のところ、自動車だけが変わっても効果は非常に限定的ということです。
部分最適化でなく、全体最適化。日本人には苦手な分野だな。
この件だけでなく、最近はうまく全体をまとめることができたものが勝つ時代。
さてさて、どうなることやら。


EtherCATは普及するのか?

2016-10-19 20:41:02 | IoT
しばらくブログをサボっている間に、トヨタ自動車が設備の機器間通信をEtherCATで標準化するという話題が。

日本ではIoTと言われていて、あまり産業用途というイメージがないけれど、ヨーロッパではIndustry4.0ということで本来は産業用途から始まった話。単純に平均的なデータを集めるだけだったら、今のようにTCP/IPなどの一般的なプロトコルを使えばいいのだけれど、機器間通信となるとそういうわけにはいかない。
生産設備であれば、高速で流れるラインなどでは通信速度の制約でタクトタイムが縮まらないということになれば大きな損失だし、モーターなどの制御に利用しようとすれば、それこそms単位の通信では遅いこともある。さらに通信抜けがない、安定性も必須。普通にWebを見ているような方式では要求を満たすことはできない。

そんなわけで、フィールドバスと呼ばれる特別な通信や産業用イーサネットと呼ばれる通信規格がいろいろあるのだが、そこでEtherCATである。
どうやら、加盟団体加入が無料ということもあり産業用イーサネットの中では最も普及しており、拡大傾向のようだ。

でも、マスター側コントローラとスレーブ側コントローラでメーカー間で相性があり、組み合わせによっては普通に動かないなんて事はそれほど珍しいことではないらしい。産業用途で、まだ10年そこそこの規格であることを考えると致し方ないところなのかな。
民生用途で大量に出回っているUSBですら、最初数年間はいろいろあったから。

そういったことまで理解した上で決めたのかはわからないけど。。。設備管理系の現場の人は苦労しそうですな。あとベンダーも。

とはいえ、世界のトヨタが採用するということで、少なくとも国内では需要が増えることは間違いなさそうです。まあ、民生品にはなんにも関係ない話ですけどね。

労働時間短縮

2016-10-16 21:51:23 | ブログ
最近、労働時間の短縮が話題になることが増えてきた。

過労で自殺された方や、都庁が20時退庁の話など。それに関連したブログや各種メディアの記事だ。

大概、こういう話は政府や企業が変わるべき・・・という結論で終わる。

もちろん、それは必要なのは間違いない。でも、それだけではないと思う。働く側も変わる必要があるはずだ。
でも、働く側について論じられることはあまりない。例え、政府が法整備をしたり、雇用する側(企業)が何らかの対策をしたとしても、それに働く側が従わなければ意味がない。当たり前だが。

都庁が20時に強制的に電気を消されたとしても、電気をつけ直せばまだ仕事ができる(している)というのがその典型例。(もちろん、いきなりは無理というところもあるだろうけど)
20時と決まったのなら、20時までにどうやって終わらせるかを現場の人間が本気で考えないと達成なんて無理だ。それができなければ、人を増やしてコスト増やして一人あたりの給料が減る。それだけだ。何もしないで、労働時間が減ったのに同じ給料下さい。では、話にならない。
経営層が現場を知らなすぎるのであれば、現場がやるしかないでしょう?
現場でできることに限界があるのなら、その意思表示や提案をしなければならない。文句をいっているだけで、何もしないのは怠惰以外の何物でもないと思う。

サービス残業も同じことだ。状態化しているのであれば、雇用側が考えるその仕事の価値はその程度ということだ。
そもそもなぜ、サービス残業をしているのか?それがすべてではないだろうか。

今ある状況を変えるためには行動あるのみだ。自分以外のせいにして文句を言っているだけでは何も変わらない。競争や変化が激しい世の中でそんな人間に報酬を増やすわけがない。

昭和のモーレツ社員という言葉をよく見かけるけど、当時は高いモチベーションをそういう形でしか行動できなかっただけだ。それと同列に考えるのは間違いだと思う。
今はそうではない。知識や発想しだいで大概のものはでどうにでもなるくらい、手段はいくらでもある。結局、ビジネス(=自分の仕事)でどれだけのお金を生み出すかだ。なすがままに長時間労働しているだけでは、これからの世の中悪くなる一方だろう。自分の労働力に新たな付加価値を付け続けていかないといけない。

面倒な世の中になってしまったけども、これが現実。やるしかない。