九月の夜想曲 ~ブルームーン<九十九の涙に彩られた刻の雫>~

行間に綴られた言葉を、共に知る方へのメッセージ

『それぞれの街角』 第十六夜

2020年06月28日 | 日記

 

 ウイスキー館からニッカ館を通り抜け、緑の屋根の建物に着いた。

 

 表玄関には、観光客の皆さん。

 

 お邪魔になるといけないので、裏に回り、勝手口から入る。

 

 

☆☆☆

 

 「お帰りなさ~い」

 

 元気に迎えてくれたのは、若い女性たち。

 

 蒸溜所では、再び訪れると、このように迎えてくれるらしい。

 

 えっ?そんなことはない?

 

 今、関係者たちがあせっている?

 

 もし、「お帰りなさい」と迎えられなかったとしたら、覚えてもらえるほど、訪れていないのかもしれないわね。

 

 「お前はどうなんだ!?」

 

 そう、昨日、初めて訪れた・・・はずなのに・・・

 

 ところで、女性たちは、それぞれ、手に職を・・・いえ、手にものを持っている。

 

 お皿を手にしているドレッドヘアの女性は・・・

 

 「ちょっと待った!」

 

 誰?懐かしい響き。

 

 「それは、ドレッドヘアではないだろう!」

 

 そう?

 

 おそらく、『小雨降る空港に降り立って』を、ぼんやりと読んでいたみたいね。

 

 もう一度、熟読をお勧めするわ。

 

 少し長めの物語だけれど、答が見つかるはず。

 

 

 ドレッドヘアの女性は、さり気なく半身の態勢で、写真慣れしているように見える。

 

 人に見られる仕事をしているのかもしれない。

 

 一方、いたずらっ子の目をした女性は、お鍋を大事そうに抱えている。

 

 それとも、中身を隠している?

 

 お鍋の中に視線を向けると・・・「あらあら」・・・

 

 「ハイチュウばかり食べてはいけませんよ。きちんと食事もしなければ。」

 

 「は~い。わかってま~す。」

 

 この返事で、実際にわかっている人はいない。

 

 そして、このアイロンは、『雷神』の紋章を刻んだ、例の・・・

 

 

 そんな折、

 

 「あのタクアンは、うまかった。あれを肴に飲むウイスキーは、最高だ。」

 

 んっ?誰?

 

 

                   Written by Z

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