１０００日を前に。

　　あと数日後の１２月５日は、東日本大震災から ちょうど１０００日目なのだそうです。（４日を１０００日と数えて催しを行うところもあります。「今回の１０００日の定義は発災時刻午後２時４６分から翌日同時刻２４時間を一日と数えて１２月５日となります。 発災日３月１１日を一日と数えると１２月４日となります。 私たちは、熟議し震災一年などでも使う計算５日を１０００日として今回追悼の灯りを行います。 全国で数カ所催しがありますが５日のほうが多いようです。（がんばろう石巻の会 フェイスブックページより）」）
　あちこちで追悼式が行われる予定で、またひとつ、節目の日となるようです。
　震災遺構のことが話題になったりしていますが、インターネットの上でも、被災地の震災前の姿を記録していこうという動きがあります。なかなか見られなかったのですが、これはとても意義のあることではないかと、最近調べるようになりました。
　現在 チームわたほいの基地となっている所も、被災前の姿が残されています。
  
　左が、ネットに残る家。写真中は、床板だけになってしまった震災後１か月の家。
そして、現在のわたほい基地です。
　我々の地域では「津波で全部流されたから」という会話が日常的に使われます。
　全壊した家屋は宮城県だけで８万件余。半壊等を合わせると、大変な数の人が同じ思いをしたことになります。
　あの日から１０００日、といわれても、長かったのか、短かったのか、よく分からないのが本音です。
　それでも、「ああ、悪い夢ではなかったんだ」と落胆した朝を、大事な人が帰らなくて寂しい夕方を、慣れない寝床で過ごす夜を、よく１０００回も頑張ったね、と お互い労いたいと思います。
　そして、そんな私たちを支えてくれる多くの方々に、改めて感謝です。

写真左「未来へのキオク」プロジェクト」より。
http://www.miraikioku.com/info/
「未来へのキオク」プロジェクトは、震災で失われた美しい風景や、懐かしい景色、また、写真・動画などの思い出を、インターネット上の写真・動画共有サービス（ Picasa / YouTube ）に投稿していただき、本プロジェクトのために作成するサイト（「本サイト」）で、それらの写真や動画を表示し、公開するものとして、 2011 年 6 月 28 日にはじまりました。