特別支援教育はまさにキャリア教育そのものである、ということが言われています。
例え障害があったとしても、社会の中で生活する(キャリア)力を身に付け、働いて生計を立て、余暇も充実させて豊かな人生を送る、そのために学校で必要な知識や技能、態度を学ぶということ。
職業教育だではなく、職業を支える生活力も大事で、どちらかというと、生活を支える力こそ、社会参加と自立のためには必要となる力ではないかと考えています。
この力は、一朝一夕で身に付くものではなく、小学部、中学部、高等部と12年間の積み重ねとして体現するものであると思います。また、12年間をかけて、働くことの意義を身に付けることが、卒業後、離職しないためのキーワードではないかと考えています。
だからこそ、キャリア教育は高等部の話ではなく、小学部から12年間の系統性を考えて、一人一人の教員がその責任を自覚し、日々の授業のつながりを意識しながら根拠ある指導をしていく必要があるのだと思います。
今年度の学校研究をまとめるにあたり、こんなことを考えています。できれば、次回、チーム埼玉学習会でこれまでの成果を報告できればと思っています。各校の研究成果を校内だけに留めず、県内だけでも共有し、学び合えればとても有効ではないか、と思うのですが・・・。
畠山
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