勝手は承知の上

いつまでもこのままじゃいけないってわかってる
だけど二者択一の答えは火を見るより明らかで
答えが決っているから急いで何か動き出す
それもまたちょっと違う気がするね
出来る事なら慌てず急がず波風は最小限に
静かに消え去りたいと思っているんだけど
動き出すにはまだ時期尚早で
ともすれば一番大切な事を見失う

いろんな気持ちが交差する中で
たくさんの言葉が通り過ぎる
言いたい事はわかっているけど
最終的に決めるのは自分自身だと
言ったあなたの言葉だけが残る
理想も空論も願望も聞き飽きた
結果には責任が付きまとうのも
犠牲も後悔も非難も承知の上
自分勝手と思うなら好きなだけ
罵倒して散々悪口言えばいい

所詮他人の胸の内なんて誰も
わかる筈がない知るよしもない
自分勝手の代償は最初から
思いのほか大きいと相場が決っている

Right or Left

死んだように生きるのか
死ぬ程本気で生きるのか

自分を殺して生きるのか
自分を信じて生きるのか

結末が見える生き方がいいのか
結末の見えない生き方がいいのか

人を信じて裏切られるか
誰も信じたりしないのか

愛するのか愛されるのか
愛さないのか愛せないのか

標識だらけの真っ直ぐな道か
標識のないデコボコ道を行くのか

さぁ、どっち？

好きという気持ち

あなたがいないとわかっていても
今日も明日も会いたいと思う
ただ…あなたがあなたの部屋に
いないというだけなのに
いない＝会えないという明快な理由
簡単に…ちょっと頑張ったら…
会えるという距離じゃないのが
なぜか凄く寂しい気持ちになる
すぐ帰って来るのもわかっている
身を案じる訳でも辛い訳でもない…

凄くあなたが好きなんだという
自分の気持ちに驚く

冬の使者

冬の街にイルミネーションが灯る
人込みが苦手なあなたは特別な人と
毎年一度だけは賑わう街に足を運ぶ

一度でいいからあなたと並んで歩きたい
気まぐれでもたまたまでも構わない
きっと気恥ずかしくて並んで歩けない
それでもほんの少しの距離でも

一度でいいから味わってみたい
あなたの特別な人とっていう憧れ

面と向かっては絶対に言わないけどね

おはようといってらっしゃいの間

眠りたい
あなたの腕の中で眠りにつきたい
駆け引きもためらいもなく素直に
そう言えるのに…悲しい過去が
優しく「おいで」と言うあなたの腕に
身を委ねることをためらわせる

悲しい過去の記憶を口にするには
勇気も覚悟もたくさん必要で
それでも乗り越えなければ
あなたの腕の中では眠れないから
あなただからこそ話すには勇気も時間も
凄く必要だったけどあなたも眠いのに
ちゃんと私が話せるタイミングまで
待ってくれて呆れずに話を聞いてくれる
そういうとこも大切にしてくれて
ありがとう

おはようといってらっしゃいの間に
緩やかで穏やかな時間の流れが
こんなにも心地いいと思えたのは
あなたとだからなのかもしれない
いってらっしゃいと手を振るあなたの
笑顔の奥に言葉にしない頑張れが
ちゃんと伝わっていたからね
勇気と元気を両手に握り締めて
この先辛い事があっても頑張れる

あなたの応援団だった私が
今はあなたが応援してくるから
何も恐れず怯む事なく前を向いて
一人でも一人じゃないと思えるよ
またいつかあなたの腕の中でまどろむ
その日まで大丈夫頑張れる気がする