あるみまんの本日の修行

競技者としては引退しましたが、
楽しく完走する為には、
まだまだ修行が足りません、
楽しみのために日々修行です。

第16回山岳耐久走長谷川恒雄カップ

2008-10-17 | K嶋レポート
12日6時過ぎ、会場中学校体育館前に到着。
既に3名の選手が待機。
気温は長袖でも肌寒い程度。
7時30分開場。
場所の確保、寝床の準備をし寝袋でで仮眠。

10時に起床。
受付後、早い昼食を摂りながら準備。
11時半過ぎにウォームアップ開始。
途中まきさん親子と合流。
親子三人揃いのJOYジャージが微笑ましい。
アルミマンさん到着。談笑。
アドベンチャー仲間とも談笑。

12時30分開会式。
13時10分前スタート位置に集合。
腕が挙げられない程に密集する。
2分前、友人からメールが着信するも開けず。
自然発生的にスタート時に押し合わぬよう各所で声がかかる。

天気晴朗、無風。
13時、スタートのホーンが響く。
一斉に校門を走り抜ける。
道の反対側にアルミマンさん達を見つけ
「Nさん!」
と叫ぶと瞬時に
「ウォーッ!」
の雄叫び。
阿吽の呼吸に気合が入る。


昨年の反省から前でスタートをしたせいか、
山に入ってからも殆ど渋滞に巻き込まれず順調に距離を稼ぐ。
只30分以上走っても身体が馴染んでこない。
そうこうしているうちに予想に反して早くも脚の痙攣の兆しが出てきた。
この後全般を通して痙攣に悩まされる。

昨年より30分程早く4時間6分で第一関門到着。
まだ少し陽が残っている。
ヘッドライトの準備と補給食を摂り前半の難関、三頭山に向かう。
ライトを頼りに辛く長い三頭山を登り休憩。
但し長い休憩は禁物だった。
3分もすると寒さで身体が震えてくる。

三頭山を一気に下り鞘口峠へ。
鞘口峠からは試走で何度か走ったので
気分的には多少楽だ。

昨年より1時間10分程早く8時間52分で第二関門到着。
水の補給と食事を摂る。
ここで嬉しいことがあった。
まきさんから頼まれたという「Mさん」から、ピンクのボンボンで応援をうけた。
明るく健康的な美しい方で、話してかなり癒されリフレッシュ。
感謝。
冷えきる前にスタート。

後半の難所、御前山へ。
前走者達のライトの光が上へ向って延々と続くのを見ると、
毎回のことだが気が滅入る。
途中昨年の遭難箇所付近で合掌。
花が手向けられていた。
(コースは巻き道に変更されている)
御前山では休まず、大岳山へ向う。

大岳山は岩場が多く慎重な登り下りになる。
特に御岳山に向って下るコースはかなり危険だ。
岩場を抜け第三関門の御岳山へ。
このころになると脚も足も痙攣や疲れで相当な痛みが出てきて歩きがちになる。
第三関門を昨年より1時間弱早く通過し日の出山へ向かう。

日の出山山頂では宝石を散りばめた様な夜景が出迎えた。
暫し疲れも忘れ観賞。
身体が冷えてきたので下山。
最後の10kに向かう。

時計を見ると目標の14時間台にギリギリの時間だ。
胃は受け付けないようだったが、サプリメントを水で流し込み可能な限り走る。
幸い最後の金比羅尾根は下り基調なので気持ちよく走れたが、
赤土の箇所が多く、バランスを崩しながらの危ない走行だ。
闇の中で他の選手の転ぶ音と悲鳴が何度か聞こえ緊張が走る。

やがてゴール間近の住宅街に出る。
役員の誘導ライトの光が暖かく感じる。
まだ早朝の4時台なので役員も応援も声を出せず、
口は動かすだけで身振り手振りで迎えてくれる。
かえって胸に染みる応援だ。
最後の角を曲がるとゴールが見える。
みんな笑顔の出迎えだ。

15時間19分03秒

目標には届かなかったが、課題は明確になった。
また来年。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様、 (あるみまん)
2008-10-17 00:04:26
もう来年の事を、、ですか?
凄すぎ、、、、、
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Mちゃん (まき)
2008-10-17 07:19:01
逢えたんだ~嬉しい~♪

お疲れさまでした。
身震いしながら読みました。辛い、キツイ、しんどい~の気持ちとやりたい~が加わった身震いでしょうか?
その星空をみたいのです。

一緒に体調悪くしましょう(^_^;)
返信する
お疲れ様でした♪ (かいかい)
2008-10-17 12:25:43
完走おめでとうございます☆
すごいなぁ…もう次を考えているあたり、さすがです!!
返信する
09ハセツネ (k嶋)
2008-10-18 10:49:20
アルミマンさん、かいかいさん、
そんなに偉そうなもんじゃなくて、
あれだけの長く走っていると 
色々考える時間はタップリある訳で・・・
キザな言い方をすれば本当に一晩中、
自分の心と身体に対して会話をしてるんですね。
それにああいう環境(野生に近い?)だと
極めてシンプルな思考になるようです。
そうするとどんなアンポンタンでも
一つや二つの答え「みたい」なものが
出てくるようです
だから
「やってみれば
とはいいませんけどね

まきさんありがとうございました
ヨレヨレの状態で月夜見に入ったときに
突然若い女性に応援されて
本当に嬉しかったです
実は月夜見からスタートは
急な下りから始まるんですが、
「Mさん」は寒い中、
僕が坂を下って闇に消えるまで
背中に向かって応援してくれてたんです。
まきさんから
「感激した
とくれぐれもお伝え下さい。
来年は貴女が感激しましょう

世紀のアンポンタンでした。
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