毎日書かない作業日誌<アーカイブ>

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ガソリンスタンドの雨漏り補修(1)

2016-03-08 17:10:00 | ★雨漏り補修

 雨漏りしている場所が、ちょうど事務所入口の真上。年季の入った折板のルーフ屋根で、「今まで何度補修をしても雨漏りが止まらないので事務所入口の上にトタン屋根を1枚設置して雨漏りの水を除けたいのだけど・・・。」とのご依頼。

 雨漏りしている屋根の上に更に屋根を葺いて、覆ってしまうのなら分かるのですが、雨漏りしている屋根の下に屋根か・・・。雨漏りが止まるか分かりませんが、もう1回屋根の上から補修して見ましょうと依頼主さんの了解を得て屋根の上へ。


 天井を塗装した際に、塗装屋さんが腐食で穴が開いた部分にガムテープを貼って塞いだ部分がチラホラ。そのテープの端から雨漏りしています。


 鉄骨の下に折板を取付ける方式の屋根。鉄骨梁の下にはサビ粉が長年の堆積で積もっています。そのサビ粉を除去すると腐食で出来た穴。そんな状態が鉄骨梁の至る所に見られます。


 概ねほとんどのサビ穴はコーキングで埋めて補修されていたのですが、まさに雨漏りしている該当部には折板の谷を斜めに鉄骨梁が横切っていて手つかずの状態。この斜め部の長さは約1.3mあって、多分サビ粉が堆積して穴が開いてるはず。が、コーキングしようにも手が入らない状態。今まで補修を行った人も、そんな理由でコーキングでの補修が出来なかった模様。

 さて、コーキングしようにも物理的に無理なので、半丸樋を使って補修して見る事に。長さ2.5mの半丸樋を梁の下に差し込んで、雨水が折板の谷を流れる様に半丸樋の水上・水下側の両端をコーキング。折板の斜め部と樋との隙間もコーキングで埋めておきます。

 ちなみに写真は水上側からのアングル。


 こちらは水下側。これで雨漏り部分はカバー出来たはず。


 明日は雨の予報。この状態で様子を見てみます。まぁ、過去の経験で簡単には雨漏りは止まらないという事は分かっていますので。(笑)