光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立近代美術館 工芸館 陶磁器

2013年08月20日 | アート 陶磁器

陶磁器の紹介です。

この容器に何を入れようか?と自問すると、最初は骨壺のイメージもありましたが、考えるほど難しい。  これは、やはり実用のものではなく、飾るための磁器ですね。

 

 柔らかな雰囲気で、手になじみそうな茶碗です。

         

 

 森正洋は日常に使う食器のデザインで素晴らしい作品を残している。

このG型しょうゆさし、1961年(昭和36年)にグッドデザイン賞を受けています。   何の変哲もない醤油さしですが、機能美とシンプルさがいい。  ちなみにキッコーマンの醤油卓上びんが出るのが

1961年で、もはや戦後ではなくなった日本の、元気がみなぎっていた時期です。

 

 

 

同じく森の「平型めしわん」

浅底の飯椀ですが、いろんな柄があって、楽しい。 

    

 

 三浦小平二の青磁花瓶 「ヒミコB,C,D」です。  ボディを意識した形がユニーク。

   

 

 以前、陶芸家のルーシー・リーの展覧会を見に行ったとき、リーの工房でしばらく手伝っていたのが、ハンス・コパーで、その作品を写真で見ただけで、実物は今回初めてでした。

古代の陶器のような素朴な質感、キュッと絞った首と高台の安定感。  無駄をそぎ落としたフォルム・・・・思っていたより、小さな作品でしたが、存在感は大きかった。

  


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