1900年代初期の日本画です。
河合玉堂(1873~1957)
「行く春」
大正5年 彩色・紙本・屏風6曲・1双 各183.0×390.0 重要文化財
秩父・長瀞(ながとろ)に散る桜を題材にした、河合玉堂の大作です。
玉堂美術館の作品とは風合いが違っていて、こんな絵も描くんだと感心しました。 水車のついた舟も珍しい。 実際に精米を行っていたらしく、荒川の上、中流で明治の頃まで盛んだった。
次の図は国立近代美術館の作品検索サイトからの転載です。
竹内栖鳳の動物画は凄いと実感しました。 動物の仕草、丁寧に描かれた毛並み、無駄を省いた構図、ため息でした。
近代美術館では、弟子の小野竹喬展が開かれていたのですが、師の絵はさすがでした。
明治41年 彩色・絹本・屏風2曲・1双 各163.5×183.0
最後にこれも栖鳳の弟子である
土田 麦僊の「舞伎林泉」
大正13年 彩色・絹本・額・1面 217.7×102.0