光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

6月の昭和記念公園の花 山野草

2010年06月22日 | 花・植物

山野草のミニ展示会が開かれていました。(花木園展示棟)

ウチョウランです。  ランの仲間で、小さな花弁が美しい。 低山の湿った岩壁の、岩の隙間にたまった土や草木の根、苔の中などに自生する。 しかし、絶滅危惧種になっている。 その辺をウィキペディアから引用します。



「昭和30年代までは山野草の一種として一部の愛好家が栽培するのみであったが、その時代に栽培方法が確立され、やがて地域亜種や変異個体がコレクション的に収集されるようになった。



昭和40年代頃から「ウチョウランブーム」と言われるほど栽培収集が過熱し、希少個体は投機対象にもなった。価格の高騰と共に専業の採集人もあらわれ、商業的な大量採集がおこなわれた。この時期に野生個体は著しく減少し、野生絶滅、あるいはそれに近い状態となった個体群も多い。多くの自生地では現在にいたるまで個体数が回復していない。」

いったん、人間の手で投機対象になると、こういう事態を招くのはよくある例ですが悲しいですね。
この展示会場の外で、ウチョウランなどが販売されていましたから、ほとんどは栽培ものの山野草でしょう。  山野草を平地の公園で見ようというのは、土台、無理な話ですね。



ワタナベソウ
<渡辺草>ユキノシタ科/ヤワタソウ属
深山の林内に生える高さ40~60センチの多年草。根生葉は7~9個に中~深裂し、裂片は幅が狭い。花期は6~7月、愛媛県と高知県、九州に分布。和名は発見者の渡辺協氏への献名。
これも希少な野草でした。



白いウチョウラン。



ハルシュウメイギクとありました。
春咲きシュウメイギクとも。 北米原産の野草とのこと。


ウチョウラン、ワタナベソウの展示状況。

コメント
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