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第32節 札幌戦

2013-09-16 00:18:48 | ファジアーノ岡山
 栃木に最悪の形で敗戦し後が無い状態.そこで上位の札幌と対戦するのだから是非とも勝って勝ち点差を詰めておきたいところ.

     押谷
   桑田  石原
田所 島田  千明 田中
 後藤  竹田  近藤
     中林

 田中が右WBに復帰.余計なイエローで累積になった借りを返して欲しいところ.植田は負傷で欠場となった.

 試合は序盤から岡山が押され気味に進んだ.その中でどうも後ろが不安定だ.植田が負傷で欠場になった影響だろうか?とにかく一つ一つのプレーが雑で甘かった.お互いに信頼しあえていないのだろうか?また中林のキック精度の低さもチームの足を引っ張っていた.
 そんな状況で審判が下手糞だった.上田益也というあまり評判の良くない審判だ.彼が最も駄目だったのはファールの基準が曖昧だったこと.特に押谷へのファールは何回流されただろうか?それどころか押谷にシミュレーションでイエローを出すという信じられないジャッジだった.そんな風にレベルの低い審判だったので結果的に札幌寄りの笛になっていたが,どちらに優位というより試合自体を壊したジャッジだった.こんな明らかな改善点を無視しておかしなプレーオフを導入しようとしているJリーグの連中は,一度現場を見に来て欲しいものだ.

 そんな感じで好調だった押谷が審判に邪魔をされてしまいチームもペースを乱してしまった.それでも20分過ぎた頃からようやくチームはスピードアップができるようになり,その流れの中で島田→押谷→桑田というゴールが生まれた.非常に良い形でのゴールだった.
 島田が試合に出るようになり,これまで組み立てを重視していた桑田がシュートできる位置でプレーできるようになったことがその要因だろう.それに加え連携も高まり,押谷の負担も減り,しかも運動量も増え…,と相乗効果が出てきているように思う.

 しかしこの日はこのまま終わる気がしなかった.というのも岡山のCBにスピードが無いのでそこを突かれそうな感じがあったからだ.特に前半終了間際なんて集中も切れてしまいバラバラだった.もし後半開始直後のチャンスで得点できていたらこの試合は決まっていたかもしれない.しかしそれを逃してしまったことで,この日不安定だったDFに大きな穴が開き立て続けに失点してしまった.というか2失点とも竹田の散漫なプレーが原因だった.

 その後は札幌が上手く時間を使ったプレーを始めた.特に前田の交代はカードを出して退場させてもいいくらいの酷いものだった.彼はもう駄目だね.
 ただあそこまで卑怯なことをするチームにいい結果は来ないよ,といういい例がこの試合だった.終了間際にセットプレーから近藤のゴール.よく粘ったとも言えるが,勝てた試合だった.PO狙うなら勝たなければならなかった.

 という2-2の試合.これでプレーオフが大きく遠のいた.チームは課題だった得点は増えているが失点も増えている.これだけ勝つべき場面で勝てないのは,今のやり方の限界がこの辺りということだろう.これより上のレベルに行くにはちょっとリスクを背負った変革が必要だ.J参入から5年.そろそろ最初のステージの終わりが見えてきた.次のステージはもっと厳しいだろうが期待したい.
 どこかシーズンが終わったような感じになってしまったが,気にせず勝手に採点.

押谷(6.0)審判に妨害された
桑田(6.5)そろそろゴールを勝利につなげたい
石原(5.0)また勇気の無いプレーが目立った
田所(4.5)どこか覇気の無いプレー
島田(6.0)攻撃面では文句なし
千明(6.0)運動量が上がってきている
田中(6.0)もう1つパターンが増えると面白い
後藤(4.0)くだらない失点を招いた
竹田(1.0)2連続のミスは恥ずかしい
近藤(5.5)得点しただけマシ
中林(5.0)キックの精度の悪さがチームのポゼッションにも影響を与えている

民均(6.0)ようやくコンディションが戻ってきた
久木田(5.0)もう少し判断良くプレーしたい
清水(5.0)ゴール前で偉そうにしておけばいい

影山(4.0)
 守備陣の自滅だが,HT前にあれだけ崩れていたのだからもう少し手立てがあったはず.