FIAが過去にメダルシステムを導入していたらを検証。

2009-02-04 22:18:28 | Formula One
FOMのバーニー・エクレストンが提案しているメダルシステムですが、FIAがF1でメダルシステムを導入した場合の効果について、分析した結果を公表しました。
まずメダルシステムとは、優勝したドライバーが金メダルを獲得。2位が銀メダル、3位が銅メダルを授与され、多くの金メダルを獲得したドライバーがドライバーズチャンピオンになると言うものです。同じ獲得数なら銀メダルで決定。
と同時にポイントも与えられ、そのポイントでコンストラクターズが争われるそうです。
バーニーはドライバーズチャンピオンシップにおいて最も多くのポイントを獲得したドライバーでなく、レースでの勝利数が最も多いドライバーがタイトルを獲得するべきだとしています。
このシステムを導入することによって、ドライバーたちが2位を狙うのではなく優勝を狙って戦ってほしいと言うものですね。それによってオーバーテイクも増えます。

FIAが分析した結果では過去のF1史をさかのぼってみて、メダルシステムを適用した結果、実際とは異なるドライバーがチャンピオンになったケースが13回あったそうです。興味深いですね~
メダル制によってチャンピオンとなったのは以下の通りです↓カッコ内は本物?のチャンピオンです。
1958年のスターリング・モス(マイク・ホーソン)
1964年のジム・クラーク(ジョン・サーティース)
1967年のジム・クラーク(デニー・ハルム)
1977年のマリオ・アンドレッティ(ニキ・ラウダ)
1979年のアラン・ジョーンズ(ジョディ・シェクター)
1981年のアラン・プロスト(ネルソン・ピケ)
1982年のディディエ・ピローニ(ケケ・ロズベルグ)
1983年のアラン・プロスト(ネルソン・ピケ)
1984年のアラン・プロスト(ニキ・ラウダ)
1986年のナイジェル・マンセル(アラン・プロスト)
1987年のナイジェル・マンセル(ネルソン・ピケ)
1989年のアイルトン・セナ(アラン・プロスト)
2008年のフェリペ・マッサ(ルイス・ハミルトン)

歴史が変わっていましたね~
チャンピオンを獲得していたであろう人は、スターリング・モス、ディディエ・ピローニ、フェリペ・マッサですね。
それからチャンピオンを獲得できなかったのは3度タイトルを獲得しているネルソン・ピケです。
ジム・クラーク、マリオ・アンドレッティ、アラン・ジョーンズ、ナイジェル・マンセル、アラン・プロスト、アイルトン・セナは獲得数が増えました。マンセルが3回獲得するのか~
昨年を除けば、ここ20年はほとんど変わりませんね。マッサはまだチャンスがありますよね。

そのメダルシステムの導入については不評のようですね~