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代休制度について

2018年08月01日 13時00分00秒 | タイの労務

タイでは、休日労働の代休に関して、労働法では明記はされておりません。残業手当を抑えるために代休制度を設ける企業もいます。今回は残業手当の代わりに代休を付与する場合の計算につき、例をふまえて説明していきたいと思います。

 

はじめに、労働法で定められている残業手当を確認していきたいと思います。

・平日時間外労働手当:1.5倍

・休日時間内労働手当:2倍(ただし、計算上は1倍となる)

・休日時間外労働手当:3倍

 

(例)従業員A(月額給与30,000THB)が平日時間外労働3時間、休日時間内労働8時間、休日時間外労働2時間行った場合。

 

従業員Aの1時間当たりの給与額:30,000THB×30日÷8時間=125THB

平日時間外労働3時間:125THB×1.5倍×3時間=562.5THB

休日時間内労働8時間:125THB×1倍×8時間=1,000THB

休日時間外労働2時間:125THB×3倍×2時間=750THB

 

休日時間内労働が2倍ではなく、1倍として計算される理由は、タイでは月額給与を、休日を含めた30日として計算されます。すでに休日分を月額給与に含めて支払っているため、休日時間内労働は1倍として計算されます。

 

次に、残業手当を代休とする場合の計算方法について確認します。

(例1)従業員Aが平日時間内労働を3時間行い、代休とする場合

残業時間3時間×1.5倍=4.5時間

 

(例2)従業員Aが休日時間内労働を8時間行い、代休とする場合

休日時間内労働8時間×1倍=8時間

 

(例3)従業員Aが休日時間外労働を2時間行い、代休とする場合

休日時間外労働2時間×3倍=6時間

 

上記の例からもわかる通り、時間外労働分の計算に留意が必要です。また、代休制度を設ける場合は、代休取得を誰へ報告するのか、いつまでに事前報告をする必要があるか、報告方法等についても、就業規則への記載が望ましいです。

 

以上

東京コンサルティングファーム

植村 寛子

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co.,Ltd.)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。

 

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