シンガポール進出支援ブログ/東京コンサルティンググループ

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TCG・シンガポール駐在員より最新情報を提供し、シンガポール進出支援をサポートします。

地域統括会社

2012年06月25日 | シンガポールの投資環境・経済
こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

地域統括会社とは本社を中心拠点として、その他各国の総合統括経営管理を行う会社のことを指します。Regional Head RHQをシンガポールに置くことへのメリットは優遇税制が受けれるところにあります。

活動から得られた所得の増加分に対して3年間15%の軽減税率が適応され、3年目までに全ての要件を満たした場合は、更に2年間延長できます。

但し、地域統括会社として条件があり、例えば下記統括活動を行っていることが前提となります。
・総統括的経営管理
・マーケティングの管理・企画やブランド管理
・知的財産管理
・人材育成および人事管理
・経済、投資環境の調査分析
・技術支援サービス
・資材調達と配送
・企業財務のアドバイザリー

その他要件として
1年目には最低20万SGDまで資本金を増加し、3カ国以上の外国へ、3種類以上の統括サービスの提供することが前提となります。また3年目終了までに最低資本金50万SGDまで増加、10名以上の専門家を増員し、上位5名は平均報酬を年間10万SGD以上にしなければいけません。他にも200万SGD以上の年間事業支出増加し、優遇期間の累計で300SGD 以上の事業支出増加が要件となります。

地域統括会社として登録するには上記のような要件を満たす必要があるため、ハードルは高いのです。また、会社のCEOやCFOなど代表がシンガポールにおいて上記サービスを提供することが前提となります。

RHQとなる会社はMultinational companyとして、例えばApple、Toyota、Panasonicなど海外に多く拠点を持ち、各国それぞれの事業をシンガポールでコントロールする本社を構えるようなイメージとなります。

以上

GST

2012年06月04日 | シンガポールの税務
こんにちは、シンガポール駐在員の和久井です。

最近GSTに関しての問い合わせが続きましたので、シンガポールのGST制度について簡単にご紹介させていただきます。

レストランのレシートを受け取ると、最後行のTotal Paymentの下に、Inclusive 7%GSTと記載されています。Inclusive 7%GSTは支払い合計に7%の財・サービス税込みで支払われたという意味です。日本であれば100円の商品も最終支払い額は105円〔税込〕となります。

GSTとはシンガポールの付加価値税のことで、海外ではVAT、日本で言われる消費税のことです。シンガポールでは商品の輸入や自社の商品、サービスをシンガポール国内で販売或いは提供する際に7%GSTが課税されます。但し輸出や海外へのサービス提供、および金融サービス、住宅販売・レンタル業は課税対象外となります。

シンガポールの税法上、現在年商100万Sドルの企業はIRAS(内国歳入庁)へGSTの登録を行わなければなりません。基準を満たない場合でも、任意での登録は可能です。登録義務が必要な法人は販売・提供する商品およびサービスに対し、GSTを課税し、IRASへ納付する義務が課されます。

つまり、課税登録業者であれば、発行される請求書でGSTを課税し、消費者はその分多く支払わなければなりません。尚、課税登録業者は個人で消費したものとされるもの以外で、それまで事業目的で購入された材料・サービスに対して支払ったGSTの払い戻しを請求することができます。この場合、必ず請求書の宛先が企業名が記載され、輸入の場合は、貴社の輸入許可証が記載され、仕入れ元が貴社である証明が必要となります。また、請求出来ないものもある為、詳細に関しては、会計事務所、税理士から適切なアドバイスを受けるか、ウエブサイトでも詳細に載っておりますので、ご参考下さい。

http://www.iras.gov.sg/irasHome/default.aspx

以上