東京コンサルティンググループ・フィリピンブログ

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東京コンサルティンググループ・フィリピン駐在員より、現地から生の情報、声をお届けします。

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マカティにおけるビニール禁止令について

2013年07月22日 16時28分03秒 | お知らせ
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

フィリピンは6月より雨期に入っております。この雨季が終わるのは11月頃で、非常に長い期間が雨季になっておりますが、1日中しとしと雨が降るという日本の梅雨とは違い、フィリピンの雨季は1日のうち数時間は定期的に雨が降る、という季節になっております。

この雨が数時間で済めば、多少強く降ろうと問題はないのですが、強い雨が長い時間続いてしまうと治水の悪さから至る所ですぐ冠水してしまうのが、こちらフィリピンでございます。今週は、そんなフィリピンのビジネスの中心地・マカティにおけるビニール禁止令についてお話させて頂きます。

2013年6月20日から、マカティにおいて使い捨てのビニール袋や発泡スチロール製容器等の使用が禁止されました。これはマカティ市によるビニール袋等の使用に関する禁止条例が発効されたからです。この条例は、マカティ市内のスーパーマーケット、レストランを含む飲食店、商業施設、公設市場が対象となっております。また、この条例に違反するとお客さんにビニール袋を渡した店舗やスーパーマーケット側に対し、5000ペソ(約1万2000円)の罰金が発生致します。
参考URL:

この条例により、市内のマクドナルドなどのファーストフード、スターバックス等の喫茶店では冷たい飲み物を購入してもストローがもらえなくなり、スーパーで買い物をしてもビニール袋ではなく、2重にした紙袋に詰められるので、持ち帰るのが大変な状況になっております。紙袋は取手がないので2つ以上だと持ちづらく、また雨季なので雨に濡れるとすぐに破れてしまうという不便さがあります。それゆえ、エコバックがないと買い物は不便という状況になっています。

この条例が出された理由として、マカティ市の環境保護当局は、水害の原因として各方面から非難されている排水路が詰まる事態をなくすためには、ビニール袋の削減が不可欠だと述べています。マカティ市が定期的に行っている排水路清掃の際に見つかるゴミのほとんどは、買い物などの際に発生するビニール袋だというのがこの条例が出された理由になっています。

マカティの冠水に悩まされる私達にとっては、もちろん嬉しい水害対策ではありますが、紙袋の不便さには、ついついグチを言ってしまう今日この頃でございます。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。
以上

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フィリピン法改正情報(Revenue Memorandum Circular No.44-2013)

2013年07月08日 11時54分22秒 | フィリピンの法務
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

ゴルフ好きの人からは「ゴルフ天国」などと言われるフィリピンですが、打ちっぱなし以外ゴルフをしたことがない私にとっては、マニラで青々とした芝生に触れる機会は今までございませんでした。

しかし、昨日ついに発見致しました。100メートル×100メートル程度の広さですが、MRT(フィリピン高架鉄道)のSHAW BOULEVARD駅近く、Green Field Districtという小さなショッピングモールの中庭です。フィリピンの芝生はやけに固く、座るとチクチクして痛いですが、緑の青さは日本と変わりありません。非常に癒されます。フィリピンの方々も憩いの場所として利用しているようで、木陰のベンチにはカップルやくつろぎの時間を求める人々が集まっておりました。私の子供も大はしゃぎで、素足で芝生を走り回っておりました。よろしければ、一度友達と訪れてみて下さい。フィリピンには珍しい、芝生の公園のような場所になっております。

さて、今週は、2013年5月2日のブログでお話をさせて頂いたOfficial Receipt等の更新に関するBIR規則「Revenue Regulations No.18-2012」の更新期限延長に関するBIR覚書回覧「Revenue Memorandum Circular No.44-2013」(2013年6月11日発行)について、お話させて頂きます。

先日お話させて頂いたRevenue Regulations No.18-2012の内容は、BIRにおける電子申請化システム導入を進めるため、今まで発行したOfficial ReceiptやSales Invoiceを再度登録し直しなさい、というものでした。この登録期限は2013年6月30日までとなっておりましたが、先日発行されたRevenue Memorandum Circular No.44-2013で、その登録期限が2013年8月30日までに延長されました。
参照URL

上記規則の対象は原則全ての企業であり、8月30日までにBIRにOfficial Receipt やSales Invoiceに加え、その他のCommercial Invoices(delivery receipts, order slips, debit and/or credit memo, purchase order, job order, provisional/temporary receipt, acknowledgement receipt, collection receipt, cash receipt, bill of lading, billing statement, statement of account)を登録しなければなりません。この規則を遵守しなかった場合には罰金も発生致します。

また、8月30日以降は今まで使用していた古いOfficial ReceiptやSales Invoiceは公式なものとして使用できなくなるため、非常に困ります。なぜなら、Official ReceiptやSales Invoiceが公式なものとして発行できなければ、事実上ビジネスができなくなってしまうからです。

まだ、期限まで2カ月ほどありますが、どの企業様もご対応をお忘れのないようお気を付け下さいませ。なお、上記更新業務は弊社にて対応可能でございますので、ご質問等ございましたらお気軽にこちらまでご連絡下さいませ。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。
以上
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フィリピン実務のQ&A(パートタイマーの社会保険、BIRの税務調査)

2013年07月01日 16時09分51秒 | フィリピンの労務
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

東京と大阪で幾つかフィリピンセミナーを行い、6月末にフィリピンマニラに戻って参りました。私の実家が東京・立川市の外れにあり、静かな場所だというもありますが、マニラの喧騒が恋しくなる時が時々ありました。私自身がセミナーで伝えたかったことは、フィリピンのもつパワーやエネルギーですが、果たしてセミナーにご参加頂いたお客様にどこまで伝わったものか。フィリピンに興味を持たれた企業様は、是非、一度現地に足を運んで頂き、実際にフィリピンを見て、感じて頂きたい思う次第でございます。

さて、今週はフィリピン実務のQ&Aをお話させて頂きます。

Q、パートタイマーについて、SSS、Philhealth、Pag-ibig(HDMF)といった社会保険の加入義務はあるのか?
→加入義務はあります。しかし、そのパートタイマーの方が他の職場で既に上記社会保険に加入済であれば二重に加入する必要はございません。

Q、BIRの税務調査で、不正があるとBIRが疑った場合、帳簿を10年分遡って調査することができるのか?
→不正があると疑った場合、BIRは10年分の帳簿を遡って調査することができます。それゆえ、過去10年分は帳簿を保管しておく必要がございます。法定の帳簿保存期間である3年分は、いつでもBIRに見せられるように取り出しやすい場所に保管しておくのが、BIRに好印象を与えるためには有効な方法です。

以上
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