東京コンサルティンググループ・フィリピンブログ

毎週木曜日更新
東京コンサルティンググループ・フィリピン駐在員より、現地から生の情報、声をお届けします。

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フィリピン法改正情報(TIN)

2013年03月25日 13時59分22秒 | フィリピンの法務
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

先週フィリピン気象庁より夏宣言がなされ、いよいよ本格的な夏がやって参りました。気温も日々上昇し、朝夕も暑くクーラーの使用が欠かせない、ここマニラでございます。

今週はフィリピン法改正情報(TIN:Taxpayer Identification Number)をお届け致します。

少し古い情報になりますが、2013年1月9日にSEC(証券取引委員会)からMEMORANDUM CIRCULAR NO.1 Series of 2013が出されました。内容は、定款に登録している株主(取締役や親会社などの外国法人)はフィリピンに居住していない場合でも、TINナンバー(Tax Identification Number)を取得しなさい、というものです。このTINナンバーを取得していないと、SECはSECへの書類提出を不備ありとして受け付けないとのことです。必要書類の提出が法定の期限に遅れれば、もちろん罰金が発生してしましますこのMEMORANDUM CIRCULARが出された理由としては、税金の徴収漏れをBIR(内国歳入庁)だけでなく、SECの方からもチェックして、徴収漏れをなくすというものです。

TINナンバーの取得は個人の場合であれば、各BIRの支局で行うことができますが、フィリピン非居住の外国会社についてのTINナンバー取得は、各企業様の管轄BIRもしくはケソン市にあるRDO39のBIRナショナルオフィスで行うことができます。

どちら様もお忘れのないよう、お気を付け下さいませ。
今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上
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フィリピン国外への派遣について

2013年03月18日 15時43分59秒 | フィリピンの法務
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

今週のブログでは、先日頂いたご質問をご紹介させて頂きます。

Q. ITの業種でPEZA登録の現地法人を設立し、日本に技術者を派遣することは可能か?

A. 派遣という形で、派遣を行うことはできません。しかし、フィリピン現地法人と日本の法人との間でTechnical Service Contractを結び、派遣という形ではなく技術サービスの輸出という形をとることで派遣を実質的に行うことは可能です。

Q. フィリピン国外に人材紹介を行うことは可能か?

A. 人材紹介ビスネスはネガティブリストの「雇用斡旋」にあたるため、25%までしか外国資本の投資は許されていません。これはPEZA企業に人材紹介を行う場合でも、同様となっています。それゆえ、100%外国資本の企業は国外・PEZA企業向けを問わず、フィリピンで人材紹介を行うことはできません。

今後も定期的に実務で頂いたご質問をご紹介させて頂きます。
今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上
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特別居住退職者ビザについて

2013年03月11日 17時28分33秒 | フィリピンの投資環境・経済
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

フィリピンの3、4月は気温も上がり雨も降らないドライシーズンと呼ばれる季節です。海やリゾートなどに行くには絶好の季節だそうです。3/28~31までフィリピンは4連休なので、フィリピン各地へ遊びに行く計画を立てている方も多いのではないでしょうか。セブ、ボラカイ、パラワンなど非常にきれいなリゾート地があるのも、フィリピンの良いところでございます。

今週はフィリピンの特別居住退職者ビザについて述べたいと思います。

特別居住退職者ビザは通称SRRVビサやPRAビサと呼ばれるもので、フィリピンの政府機関であるフィリピン退職者庁(Philippine Retirement Authority)が発行するビザです。退職者ビザというと随分高齢の方が対象なのかと思うところですが、35歳以上の外国人を対象にしているビザで、フィリピン永住権を取得することができるものです。

フィリピンで働く場合、就労ビザ(9Gビザ)を取得するのが一般的ですが、35歳以上の方でしたらこちらの退職者ビザを取得し、別途ワーキングパーミットを取得してしまえば、就労ビザを取得する必要がありません。また、就労ビザ取得と比較すると以下のメリットを挙げることができます。

①ビザの取得期間が短縮
→就労ビザ取得には3~4カ月かかるところ、特別居住退職者ビザの取得は書類作成後、12営業日で取得できます。
②面倒な就労ビザの更新作業が不要
→特別居住退職者ビザは更新手続きが不要です。
③長期的にフィリピンで就労されるのであればビザにかかる費用も割安になる
→就労ビザの更新は最長でも3年に一度は必要になります。また、就労ビザは1~3年の種類がありますが、申請すれば必ず3年の期限のものが取得できるわけではありません。
④就労者に課税される出国の際の税金(約2,300PHP)がかからなくなる
→出国税の550PHPとは別に、就労ビザ保持者は約2,300PHPを出国の際に支払わなければなりませんが、この2,300PHPの支払が不要になります。

それでは、もう少し詳しく特別居住退職者ビザについて見ていきましょう。特別居住退職者ビザは以下の4つのプランがあります。

1. SRRVクラシックプラン
35~49歳の方は50,000USD以上、50歳以上の方は20,000USD以上のお金を、PRAの指定銀行に1ヶ月間以上定期預金をしなければなりません。1ヵ月後にPRAの許可を得てコンドミニアム購入又は家付き土地の長期リースのいずれかに投資する事が可能です。

2. 年金受給者プラン
1ヶ月800USD以上の年金(申請者が夫婦であれば1,000USD以上の年金)を受給していれば、10,000USD以上のお金をPRAの指定銀行へ定期預金することでビザの取得が可能になります。投資条件は上記SRRVクラシックプランと同じです。

3. SRRVスマイルプラン
35歳以上でPRAの指定銀行に20,000USD以上の定期預金することが必要です。スマイルプランの場合にはこの預金を投資に使用することはできません。また、この預金は使用することができず、ビザをキャンセルして初めて引き出すことができます。利息を受領することは可能です。

4. SRRVヒューマンタッチプラン
35歳以上で外国から障害者年金を1,500USD以上受給しており、看護を要する方が対象になっています。指定銀行に10,000USD以上の定期預金をすることが必要です。投資はできず利息の受領のみになります。
(参考URL http://www.pra.friendshipmanila.com/

就労目的であれば、上記いずれかのプランで特別居住退職者ビザを取得し、ワーキングパーミットを別途取得するという流れになります。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上
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フィリピンのビザについて

2013年03月04日 17時42分15秒 | フィリピンの法務
こんにちは、フィリピン駐在員の田辺です。

今週はフィリピンのビザについて述べたいと思います。

フィリピンのビザは以下ものがあります。
1. 観光ビザ(9A)
2. 労働ビザ(9G)
3. 投資家ビザ(9D)
4. 投資委員会・特別経済区ビザ
5. 特別労働ビザ(短期)
6. 特別居住退職者ビザ(通称SRRビザ)
この他に、学生ビザや結婚永住ビザがあります。

次に1つずつ順に見ていきましょう。

1. 観光ビザ(9A)
観光目的で入国する場合には、このビザで入国することになります。ただし就労することや賃金を受け取ることはできません。21日を超えて滞在する場合は、ビザが失効する前に延長手続きをすることで滞在延長が可能となります。滞在延長は最大で2年まで有効となっています。また滞在延長にかかる費用は4,000~5,000PHP程度となっています。
(参考URL:http://www.friendshipmanila.com/tool/t_visa.html)

2. 労働ビザ(9G)
これはフィリピンで労働するためのビザです。フィリピンの労働ビザは諸外国と比べると比較的取りやすいとされているようですが、申請から取得まで要する期間は通常2ヶ月~4ヶ月となっており時間がかかります。また、申請をしても労働ビザ取得前には前述の観光ビザの延長が必要となります。

3.投資家ビザ(9Dビザ)
投資家ビザはフィリピンで会社を設立し、投資・持ち株(振込み株式)額が30万ペソ以上ある場合申請出来ます。投資ビザ取得に要する期間は3ヶ月~6ヶ月間となっており9Gビザと同じく時間がかかります。

4. 投資委員会・特別経済区ビザ
フィリピン投資委員会(BOI)、フィリピン経済区庁(PEZA)に登録している会社で働く外国人とその家族に与えられるビザ(通称:メプサビザ)のことです。

5. 特別労働ビザ(短期)
特別労働ビザは研修や技術指導などを対象としたビザとなっています。これは労働に対して無報酬が条件となっており、最大3ヶ月まで延長が可能となっています。ビザ無し、または日本で取得した観光ビザ(59日間)でフィリピン入国後に申請し、現地イミグレーションで発行されるものです。
(参考URL:http://cebupot.com/visa.php)

6. 特別居住退職者ビザ(通称SRRビザ)
こちらについては来週詳しくお話をさせて頂きたいと思います。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

以上
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