東京コンサルティンググループ・ミャンマーブログ

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ミャンマー人の雇用について② ~留意点と採用フロー~

2014年01月28日 10時05分42秒 | ミャンマーの労務

ミンガラーバー!ミャンマー・ヤンゴン駐在員の杉山 裕美(すぎやま ひろみ)です。

相変わらず日中の日差しは強いですが、朝晩は肌寒く、私は日本から持ってきたダウンジャケットを着て寝ています。一年中暑い国というイメージのあるミャンマーですが、乾季は気温の変動もあるので体調管理が必要です。


さて、今回も先週に引き続き人事関係でお話しさせて頂きます。

ミャンマーの方を雇う際に、あらかじめ仕事内容や責任範囲をしっかり提示する必要があります。
日本では、仕事の範囲を各人が多少超えるようなかたちで働きますが、ミャンマーでは、その責任範囲の区別がより明確にされています。例えば、就業経験がいくつかある方に、ちょっとしたオフィスの掃除を頼むとそれを良しとしない人もいます。掃除は清掃係として、新たに人を雇うべきだと反発されることがあります。

掃除に限ってのことではなく、「ここまでが私の仕事」というように割り切られないようにするためには、面接時に役職で定められている分野以外にも対応してもらうことをあらかじめ伝えておくことが大切です。特にオフィスを立ち上げたばかりの時は、一気に人を雇えず一人の方がカバーする範囲が大きくなると思うので、どういう働き方が会社に求められているかを理解してもらう必要があります。

採用に関しては、入社前と入社後のギャップが問題に繋がるケースが多いので、採用までの企業側の対応が鍵となっています。

以下は採用のフローです。

空きポジション職務要件の明確化

募集(人材紹介会社、新聞や求人情報サイトへの広告掲載)

書類審査

(採用試験の実施) *技術者など必要に応じて

面接

面接通過者との面談。採用条件交渉

Offer letterの締結

入社日

雇用契約書の締結

試用期間(Probation Period)

本採用


弊社では、労務関係に限らず、
進出前のFS調査から、会社設立、財務・税務関係のご質問やご不安な事などもございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. (ミャンマー)
ヤンゴン駐在員
杉山 裕美

  

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。

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ミャンマー人の雇用について

2014年01月20日 10時28分25秒 | ミャンマーの投資環境・経済

ミンガラバー!ミャンマー・ヤンゴン駐在員の杉山 裕美(すぎやま ひろみ)です。
今のシーズンは、比較的涼しく過ごしやすい気候で観光客も増えています。
半そで短パンにリュックを背負って観光しているヨーロッパの方をよく見かけますが、日本人はビジネス目的で来られていて、スーツ姿である確率が高いです。

さて、今回はよくある質問のひとつ、「ミャンマー人を雇うこと」について触れたいと思います。

もちろん“ミャンマー人”として一括りにはできないので、個人差はありますが、特徴として以下のようなものがあります。

★特徴
・依頼されたことが出来なかったり、分からなくてもNoと言わない気質がある。
(YESは分かったという意味でなく、相槌だと理解した方がよい。)
・問題をひと通り説明した後、どうしたらよい?とオープンクエスチョンで聞く。
・問題を予測して、対処する行動はなかなかとれない。
・提案しようとする意欲はあるが、全体を考えての提案は乏しい。想像力が低いと言える。
・成果物についても、どのように利用されるかなどの事情まで想像できないため、細かく伝えておかないとクオリティーは低くなる。
・目標から逆算して、1週間でどこまでやるか、一日単位でどこまで進めたらよいのかという計画がひとりでは立てられない場合が多い。日本人が目標を確認しつつ、初めは一緒に計画を立てる必要がある。
・結果にまで責任を持つ人は少ない。ただし、言われたことは、しっかりやろうとする姿勢はある。
・チームワークはよい。
・年上を立てる文化がある。

★日本語人材について
・日本語人材は、日本語の勉強に焦点をあてて来た方が多いので、企業で働いた経験が浅い人が多い。ビジネス感覚は一から教える必要があります。

そこまで日本語を必須としていなければ、社会人経験があり、優秀な方を雇って、日本語を習わせるという手もある。(日本語とミャンマー語は、文法が似ている)

★評価
最後に評価についてですが、優秀なミャンマー人は、シンガポールやタイへ働きに出ていることが多く、彼らを雇いミャンマーに戻す企業もあります。しかし、引き戻すと、現地のミャンマー人スタッフとの給与格差問題があり、評価制度の重要性が出てきます。
基本給+資格手当などの区別をはっきりさせ、何が足りなくて、給与の差があるのかを明確にすることが大切です。


弊社では、労務関係に限らず、
進出前のFS調査から、会社設立、財務・税務関係のご質問やご不安な事などもございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. (ミャンマー)
ヤンゴン駐在員
杉山 裕美

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。


 

 

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ミャンマー人雇用の際の疑問 ~結婚休暇編~

2014年01月14日 15時58分36秒 | ミャンマーの労務

ミンガラバー!ミャンマー・ヤンゴン駐在員の杉山 裕美(すぎやま ひろみ)です。

昨年末は、一次帰国をし、3週間ぶりにヤンゴンへ戻ってまいりました。飛行機を降りると、むっとした暑い空気と異国な香に包まれ、懐かしい気持ちに浸りながら入国審査へ。入国審査官が笑顔で出迎えてくれる国はなかなかないなと、改めてミャンマーの文化、人柄を感じました。

さて、今回は、労務についてのトピックです。雇用規約が様々なミャンマー労働法で定められていますが、
例えば、雇っている現地の方が結婚した際、会社としてはどのような対応が求められるのでしょうか。

結婚に関しては、制度として決まりがある訳ではありません。会社によっては、「その他の休暇」として、7日間以下のWedding Leaveを取り入れているところもあります。
あとは、会社または、社長個人から、お祝金が渡されるなどといったことがあるそうです。

有給休暇や臨時休暇は法律で定められているので、対象者の基準として定められている就業期間を超えている場合はそちらの範囲内で休暇をとってもらうことも可能かと思います。

上記休暇を取得する権利を定めた規定就業期間を超えていない従業委員が結婚した際には、無給で休むことになりますが、後で不満が出ないよう、雇用契約書に定めておく必要があります。

弊社では、雇用契約書の作成、ミャンマー弁護士によるリーガルレビューのサービスも承っております。また、会社設立、財務・税務・労務関係のご質問やご不安な事などもございましたら、お気軽に、下記までご連絡頂ければと思います。

 


Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. (ミャンマー)
ヤンゴン駐在員
杉山 裕美


以上

  

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承くださいませ。


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