東京コンサルティンググループ・ミャンマーブログ

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東京コンサルティンググループ・ミャンマー駐在員より、現地から生の情報、声をお届けします。

人口6,000万の魅力~人材の確保と育成~

2012年10月29日 11時04分29秒 | ミャンマーの労務
ミンガラバー!ミャンマー駐在員の杉山です。

最近、日系工場の方のお話しを聞く機会がありました。そこでひとつのキーワードとして挙がったものが、「労働力の確保」についてです。

新たな市場として注目を浴びているミャンマーは、豊かな労働力、低賃金がメリットのひとつとして挙げられています。しかし、その労働力の確保も、日系企業にとって頭を悩ますものとなっています。
ワーカーの給与水準の上昇が顕著であり、2011年の労働法規の改正により、ストライキが解禁されたこと、公務員の最低給与が上昇したこと等により、60ドル/月程度であった賃金水準が既に100ドル/月程度にまで迫っているようです。
また、とある工場では、月に50人から100人が辞めている状況もあるといいます。

そして、ティラワ経済特区も2015年の部分開業を目標に開発中ですが、労働力をどこから確保するのかも課題となっています。ティラワは、市内より南へ24キロ離れた場所にあるため、ミンガラドン工業団地の工場のように、ヤンゴン市内やマンダレーからの労働力の確保も容易ではありません。

工場では、ありませんが、弊社も現地スタッフの採用に取り組んでいます。
そこで実感することは、ミャンマー人は、日本の企業で働くことで自身のキャリアアップに繋げようという意識が強いということです。そのため、求人に対する応募は比較的多く、日本語を勉強している人も多いです。

オフィスでの人材確保についてですが、マネージャー層の人材が、他の東南アジア諸国同様に不足していると言えます。自ら考えて行動するといった訓練を受ける環境が整備されていないためです。これは、1988年の軍事クーデター以降、ミャンマー政府が、大学では考えることをやめさせ、暗記型の教育を行うことを強制してきたことが背景にあるといわれています。そのため、スタッフの間は、まじめで素直であると言われているが、マネージメントを求めることは、容易ではないように思います。

ミャンマー進出において、人材の確保とともに、人材の育成が重要な課題となりそうです。礼節を重んじるミャンマー人にとって、日系企業への適合は可能であるに違いないので、「育てる」という観点を合わせ持つことが必要だと感じます。そうすれば6,000万という人口も、労働力として大きなメリットとなるのではないでしょうか。

以上

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「ミャンマー・ティラワSEZ現地説明会」に参加しました

2012年10月22日 11時25分36秒 | ミャンマーの投資環境・経済
ミンガラバー!ミャンマー駐在員の杉山です。

本日、JETROが日本ミャンマー協会と共催した「ミャンマー・ティラワSEZ現地説明会」に参加してきました。この説明会は現地視察プログラムの一部で、ミャンマー・ティラワSEZへの進出を具体的に検討している日本企業の方を対象に企画されており、約60名の方がミャンマーを訪れたようです。その他、既に進出している企業も多数、説明会には参加していたので、総勢200名以上が集まっての会となりました。ここでは、ミャンマーの国家計画・経済開発大臣や同副大臣も参加され、基調講演などが行われました。

現在、2015年操業予定のティラワ経済特区について、開発の様子が見えないなど様々な声がありますが、会の中で、今年の1月には動きを見せるといった旨を宣言されており、開発に向けての盛り上がりを印象づけました。

また、開発の現状として、JICAより交通インフラについてお話しがありました。
ヤンゴン都市圏からティラワをつなぐ橋はタンリン橋とダゴン橋の2か所のみであり、タンリン橋は耐荷重性に問題があり、貨物車両の通行が不可能という現状です。しかも、老朽化が進み補修が必要であるのと、片側1車線の為、拡幅が必要となっており、アクセス改善の検討が必要になっています。

そして、民間銀行のKBZ銀行と提携をし、ドル送金へ動きをみせた三井住友銀行も、ミャンマーでの金融事情ということでセッションを行いました。ミャンマーでは、工業インフラと金融インフラという課題がありますが、ミャンマー政府と共に、資金決済と資金調達の問題を改善の方向へもっていく金融革命は進んでいると、勢いを感じさせていました。

途中で2回ほど、停電で説明会が中断するというハプニングもありましたが、視察に来られた方は、肌でミャンマーを感じられたのではないでしょうか。

以上

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『ミャンマー・カンボジア・ラオスの投資・会社法・会計税務・労務』発売!

2012年10月12日 16時21分16秒 | お知らせ

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