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メキシコの社会保障制度(IMSS、SAR、INFONAVIT)について

2016年08月26日 | メキシコの労務

皆さん、こんにちは。

東京コンサルティングファームメキシコの黒岩洋一です。

今週はメキシコの社会保障制度(IMSS、SAR、INFONAVIT)について記載します。

 

 

質問)

メキシコにはIMSSと呼ばれる社会保険があると聞いていますが、その他にSARとINFONAVITと呼ばれる社会保障があると聞きました。SARとINFONAVITとはいったいどのような保障であり、IMSSとは他に会社が負担しなければならないのでしょうか。

 

 

回答)

ご質問にあるように、SARもINFONAVITもメキシコの社会保障制度です。

メキシコの社会保障制度は、厳密に言えば、IMSS(社会保険庁:健康保険、労災など)、SAR(退職年金基金)、INFONAVIT(労働者住宅供給金)の3つに分かれています。ただし、運用面においては、各基金に対して別々に納付するのではなく、IMSSが一括管理(IMSSへの納付のみで完了)を行っているため便宜上、上記3つを合わせて「メキシコの社会保障制度:IMSS」と呼ぶことがあります。

 

メキシコの社会保障制度も日本と同じように、従業員と雇用主との負担によって運営されていますが、SARとINFONAVITは100%会社負担であり、従業員の負担はありません。

 

低い賃金を求めてメキシコに進出してきた企業が、法定福利費も含めた労働コストを見た際にそれ程コストダウンが図れなかったという話をよく聞きます。確かに、最低賃金だけをみれば、メキシコの人件費は低いように見えますが、上記のような社会保障に対する会社の負担割合は他国に比べても高い水準にあります。そのため、コスト重視での進出には注意が必要です。


 

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