東京コンサルティンググループ インド事業ブログ

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インド駐在員から最新情報をお届けします。~グルガオン・バンガロール・チェンナイ・プネ・ムンバイ~

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インドの決算と移転価格税制

2012年07月31日 | インドの税務
どうもこんにちは。増田です。
最近、日本での3月決算法人の申告業務も終わり、大分業務が落ち着いてきたところで、しばらくの間インドに滞在し業務を行うことになりました。

インドは日本と異なり、全ての会社が毎年3月を区切りに決算・税金の計算を行います。
日本の場合は、決算終了後2ヶ月(申告期限の延長をしている会社は3ヶ月)以内に、税務申告書類を所轄の税務署に提出しなければなりませんが、インドの場合は申告期限が決算終了後から6ヶ月(一定の場合は、8か月)以内と、かなり時間的に余裕があります。
なぜこんなに長いかというと、①全ての個人・法人が3月を区切りに税金計算をすること②全ての会社は会計監査を受ける必要がある③インド勅許会計士が、監査と税務の両方を見ている、というのが理由となっています(ちなみに、インドでは「税理士」という資格はなく、会計士が税務も行っているというのが現状です)。
現在、TCFインドでは、法定監査も終わり、続いて税務監査に取り掛かっています。
私自身も、以前から日本側でインド業務のサポートを行っており、ここ最近特に感じるのが、日本・インドともに税制改正により「移転価格税制」が強化されてきている点です。
日本においては税収確保のため国際間取引に関連する課税が強化されている中、インドの移転価格税制については、他のアジア諸国と比較しても厳しい罰則規定が設けられています。例えば、日本では多くの会社が「移転価格ドキュメント(関係会社間の取引価格設定の根拠を一定の様式にまとめた文書)」について、まだまだ制度が浸透しきっていない状況であるのに対して、インドの場合は年間の取引金額が1,000万Rsを超える場合には、移転価格ドキュメントとして、詳細を記載した文書を会社に保管しておかなければいけません。もし会社に備えていない場合には、取引価格の2%がペナルティという他に例を見ない罰則が設けられています。

よく、インド進出企業では設立当初の赤字解消、又は現地での価格競争力強化という事で日本からの販売価格を低く抑えることがありますが、現地当局はこのような事も想定していると思われますので、自社グループの都合だけでの安易な価格変更は、インドでは非常にリスクが高く、注意する必要があります。

とはいえ、価格の変更というのはビジネス上必要な事でもありますので、取引の内容やマージンの変更を検討する際には、外部専門家のアドバイスをもらいながら、リスクヘッジをしていくことが移転価格リスク回避のために非常に有用と言えます。

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インドの発展について

2012年07月30日 | インドの投資環境・経済
こんにちは、インド駐在員の田中隆道です。

インドは現在12億人という中国に続く世界第二位の人口をほこっています。実際、首都であるデリーだけでなく、いたる都市にインド人がいます。逆を言えば、インド人しかいません。もしかしたら、インド以外のアセアン地域の方も多くいるのかもしれませんが、やはりアメリカ人やヨーロッパの人、東南アジアの人はあまり見かけません。

その時私は、インドを歩いていてより建物がきれいで、清潔感があれば多くの観光客やビジネスマンが訪れやすい国になるであろうと感じました。

現在、インドではいたるところで工事を行っており、インフラや建物が整備されつつあると思います。そして、今のインドは労働賃金も毎年上がっています。しかし、世界第二位という人口を使わない手はないと思います。

だからこそ、今後インドにはより多くの外国企業が参入し、環境変化が起こりより参入しやすくなりよいスパイラルを作り成長していくと思います。

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マルチ・スズキ工場暴動事件

2012年07月25日 | インドの投資環境・経済
こんにちは、
インド・バンガロール駐在員の山本です。

7月18日に北部ハリヤナ州にあるスズキの子会社であるマルチ・スズキの工場で暴動がありました。すでに各方面からのニュースもありご存知の方も多いと思います。

この事件を聞き、さらに労働問題についてリスクを考慮する必要があると強く感じました。

今まで大規模なストライキを経験している日系企業は少なくないです。
今回の事件をきっかけに、他の日系企業は情報収集をして今後の対策を強化していく方針で動き出している。

また、このような暴動があり警戒感はあるが、積極投資を変える企業はあまりいません。

インドを中東やアフリカ市場も視野に入れた生産拠点としてパナソニックなど投資を変更するつもりはないらしいです。また、自動車関係のメーカー企業も投資を変えるつもりはなく、インドの労働問題のリスクについて把握した上で、投資を進めるようです。

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インド人への教育

2012年07月17日 | インドの労務
インド人社員と接していると、文化の違いを思い知らされる場面が多々あります。その一つが掃除についてです。インドの場合は階級制により掃除はその手の階級の人が行うものであり、掃除すること自体が恥ずかしいと感じる人もいまだ多いようです。また、インドではチャイを飲むのが日常ですが、カップに少し残ったチャイをそのままゴミ箱へ捨てます。当然ゴミ箱の中が汚れますが全く平気です。さらにペットボトルに飲み物が半分は入った状態でも中身を捨てることなく平気でゴミ箱へ入れます。これがインド人の普通の感覚です。

当然ですがこれは普通ではありません。そういった行動はお客様に対しても行われます。またきちんと処理をしないという行為は業務に出るに違いありません。インドのある大手メーカーでは毎朝全員で掃除をするところから1日が始まると聞きます。また工場を経営している企業では、5Sが浸透しています。インド人にきちんと伝える、指導する、やって見せる、一緒にやってみるということが必要ですし、それを行うことで文化の違いがあってもできるようになります。

先日、割と時間のある土曜日の夕方に1時間ほど全員で掃除をする時間を作ってみました。中にはほうきを使ったことがないという25歳インド人もいました。やっていくうちにインド人スタッフから「次はここを整理しよう」などと提案がでたりして、なかなか良い協力関係のもと掃除が完了しました。継続していきたいと思います。

インド駐在員 仁井


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ジョブディスクリプション

2012年07月10日 | インドの労務
ビジネスのプロセスは原因と結果にわけることができます。
原因にのみ注力すれば、会社の現在を支える為の利益を得ることができませんし、結果にのみ注力すれば、会社の将来を支えるビジネスの芽を育てる事ができません。

人事制度も同じ考え方で、原因と結果の二つをバランスよく評価できる仕組みが理想的でしょう。
結果を評価する仕組みとしてはMBOが、原因を評価する仕組みとしては行動評価もしくは志向性評価が多く用いられています。

また、評価制度と合わせて、賃金体系を構築することも忘れてはなりません。
海外での賃金体系の構築にあたっては、年功序列型の人事制度を採用している日本とは異なり、職能給ではなく職務給によって賃金体系を作っていくのが一般的です。

そして、職務給体系を構築するにあたっては、まず各職務毎の役割・責任を明確にするためにジョブディスクリプションを作成することとなります。

日本にはあまりなじみのないジョブディスクリプションですが、海外では各人の役割・責任を明確にする為に面接の段階で提示されることが多く、入社後も教育・指導ツールとしても用いられています。

インド駐在員 小林哲也


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Customer Satisfaction & Employee Satisfaction

2012年07月03日 | インドの投資環境・経済
Greeting, this is Katsuyuki Koyano, from Chennai.
I had a big surprise today because a company let me down very badly.

Of course, my satisfaction was gone away as one of the company's customers.

The name company is "­Air India," state owned.

Air India pilots are striking more than 55 days, the second longest in the aviation industry, for improving their satisfaction such as their rewards, positions, and employee benefits.

There is no objection for me; however, it is taking too long on strike. Generally, there should be good balance customer and employee satisfaction.

As a result of the strike, if they receive better treatment, employee satisfaction, from Air India, worse customer satisfaction from many customers.

How do you think if you are pilots or customers?

Sincerely yours,
Katsuyuki Koyano
2012/7/3

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