東京コンサルティンググループ インド事業ブログ

毎週月曜日更新
インド駐在員から最新情報をお届けします。~グルガオン・バンガロール・チェンナイ・プネ・ムンバイ~

Wiki Investment


 

ストライキ

2012年02月29日 | インドの投資環境・経済
こんにちは、
インド・バンガロール駐在員の山本です。

2月28日は公共機関施設、公共交通機関等がストライキを起こしました。労働者が賃金や労働権利の改善を求めて、全インド労働組合会議(AITUC)とインド全国労働組合会議(INTUC)など、11の主要労働組合に率いられる大規模なストライキとなりました。

インド紙タイム・オブ・インディアによると、デリー・ムンバイでは金融機関が部分的な影響を受けたとしていますが、生活面では銀行などは休業していましたが、さほど影響は出ませんでした。金融業界以外では、空港や公共交通機関も懸念されておりましたが、それほど、問題はなかったようです。

インドでは、労働者による賃金や労働権利の改善を求めてストライキを起こすことがあります。日系企業であれば、昨年マルチ・スズキはマネサール工場で13日間に及ぶストラキが起こりました。その月の生産台数は15%減、50億ルピー(約88億円)の収入を失いました。

ストライキが起こり、営業利益に影響するのもしかりですが、最も懸念されるのが、それによるブランドイメージが悪くなることです。ブランドイメージが悪くなれば、中長期的に事業を進める上で、影響が出ます。出来る限り、ストライキは避けたいところなので、労働者の要求をのまざるをえない状況のようです。

以上

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インドの監査制度について②

2012年02月28日 | インドの会計

インド・グルガオン駐在員の豊田です。

 

今回は、前回に引き続きインドの監査制度についてお話ししたいと思います。

 

前回では、インドの監査制度の概要についてご説明しました。今回は、CARO(Company Audit Report Oder),2003 について説明したいと思います。

 

インドの外国会社を含む全ての会社は、Company Act 1956 に基づき会計監査(法定監査:Statutory Audit)を受けなければならない事は前回述べました。これに加えて、公開会社と以下の要件に当てはまる非公開会社については、CARO(Company Audit Report Oder),2003において監査項目が規定されており、会計監査報告書を作成の上、MCA(Ministry of Corporation Affairs)に報告する義務があります。

 

CARO,2003が適用になる非公開会社

(a)    資本金と準備金の合計が5,000,00ルピーを超える場合

(b)    借入金が、2,500,000ルピーを超える場合

(c)    売上高が、50,000,000ルピーを超える場合

 

但し、以下の企業は対象外となります。

1.銀行

2.保険会社

 

CARO,2003で規定されている監査項目】

報告書に記載されるべき主要項目は以下の通りです。

 

1)・固定資産が正しく計上、検査されているか

 ・固定資産の一部が減損した場合、今後の企業活動に影響を与えるか

2)・備品が企業規模や業種に応じて適正かつ定期的に検査されているか

 ・備品が適切に記録され、在庫に差異があった場合に適切な会計処理がなされているか

3)・借入金の元金・利息の支払いは適正か

 ・期限を過ぎた支払額が100,000ルピーを超えている場合、適切な対処が取られているか

4)・企業の規模や業種に合わせた適切な内部統制機能があるか

 ・内部統制機能に継続的な欠陥がないか

5)・取引の内、Directorが利害関係を有するものが記録されているか

 ・これらの取引が適正価格で取引されているか

6)・公共機関からの借入を行った場合、RBIReserve Bank of Indi)等の規則を順守しているか

7)「公開会社」、「資本金と準備金の合計が5,000,000ルピーを超える会社」または「直前3期の会計期間の売上の平均が50,000,000ルピーを超える会社」については、その規模や業種に応じて適切な内部監査機能を有しているか

8)原価の記録が修正された場合、それらが適切に計上され記録されているか

9)PFESI、所得税等を定期的に支払っているか

10)年度末の累積損失が企業価値の50%以上になっていないか、またそのような現金の支出があったか

11)各種税金の返済を履行していない場合、それがいつ履行されるか

12)借金や前払金の担保や保証に関する書類や記録が保管されているか

13)chit fundに関する規則が遵守されているか

14)株や債券の取引を行っている場合は、その取引の記録が適切に記録されているか

15)借金の際に、保証を差し出している場合、その期間や条件が企業のとって不利なものでないか

16)既存の借金の為に新たな借り入れがされているか

17)短期の借入が長期に借り換えされていないか、反対に、長期の借入が短期に借り換えされていないか

18)特定の団体や会社に対して、優先的に株の割り当てを行った場合、その金額が企業のとって不利なものでないか

19)債権毎に担保が設定されているか

20)公募債の管理状況が公開されているか

21)不正があった場合、その内容と規模が明示されているか

 

 

 

 

 

 

 

 

【備考】

上述した質問への回答が、不適切または不適格なものであった場合、監査人はその旨を報告書に記述しなければならない。

 

また、上述の質問に関し、適切な回答を得ることができない場合、監査人はその旨および何故できないのかを、報告書に添えて提出しなければならない。

 

 

 

以上

 

Tokyo Consulting Firm (India)

グルガオン駐在員

豊田 英孝

 

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就業規則について

2012年02月27日 | インドの労務

38日はHoli祭のためほとんどの会社が祝日としています。インドのFestival Holidayの中でも最大級のお祭りでDiwariと匹敵するほどです。もともとは豊作祈願の祭りであり、のちに悪魔祓いの伝説も加わったとされています。その象徴として色粉やそれを水に溶かした色水を知人や見知らぬ人にかけたり塗りつけたりします。時には就業時間でさえ色水を付けられることもあるといいます。

 

インドの風習であるため楽しむのもいいのですが、やはり就業時間中となるとそういうわけにもいきません。会社によっては就業規則の中に、「Holiの時でも職場内で色水はかけないこと」と明記している会社もあります。

 

インドでは就業規則作成義務は社員100人以上となっていますが、会社のルールとして就業規則を作成しておくことが一般的となっています。社員側からも就業規則の開示を求められることが多々あります。また、思いもよらない理屈で賃金や有給を要求してくることもあります。形式上ただそろえるだけの就業規則ではなく、会社の運営にとって必要な条件を考え、開示することが大切です。

以上

インド駐在員 仁井

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社員の自主退職への対応

2012年02月20日 | インドの労務
インドでは社員が退職する際、退職の意志を上司、人事マネジャーに伝えます。ほとんどの会社が引継ぎを考慮し、Notice Period(一般的には1か月)を会社のルールとして設けています。よって社員は少なくとも1か月前に退職の意志を伝え、会社側は本人の意志と引継ぎ状況を鑑みて退職日を決定させます。その後、会社として退職を受領した旨、退職日を本人に告知します。メールでの意思表示であればメールでの返信、レターであれば受領のレターを発行します。

退職日当日は、Relieving Letterとその日までの給与を支払います。Relieving Letterとは退職証明のようなもので、次の就業先に雇用される際に必要になります。内容は、携わった業務とポジション、雇用期間、働きぶりを記載し、Word1枚程度のレターとなります。

以上

インド駐在員 仁井


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インドの監査制度について1

2012年02月17日 | インドの会計
インド・グルガオン駐在員の豊田です。

今回は、インドの監査制度についてお話ししたいと思います。

まず、インドの監査制度は、“Company Act,1956”と“Cmpany Audit Report Order,2003”とで規制されています。
これらによると、インドの外国会社を含む全ての会社は、会計監査(法定監査:Statutory Audit)を受けなければならないとされています。
また、所得税法によると、年間の売上高が600万ルピーを超える企業は、上記法定監査に加えて税務監査(Tax Audit)を受けなければならないとされています。

日本においては、資本金の額が5億円以上または負債の額が200億円以上の大会社のみ会社法に基づく会計監査を受けなければならないとされています。インドでは、全ての会社が法定監査を受けなければなりませんので、注意が必要です。

インドにおける法定監査とは、会計監査人が監査報告書において、会社の作成した財務諸表がインドにおいて一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して、真実かつ公正な外観を与えるものであるかどうかについての意見を表明することを言います。また、会計監査人が監査に必要な全ての情報及び説明を入手したか、会社が法律に従って会計帳簿を適切に保管しているかどうか、貸借対照表及び損益計算書が会計帳簿と一致しているかどうかについても記載します。
インドの法定監査報告書で特徴的な事は、Company Actに加えてCompany Audit Report Order, 2003 の規定する一定の事項についても記載されなければならない点です。ここで言う一定の事項とは会社の内部統制に関する事項、税金等の法定支払義務の納付状況や調達した資金の使途に関する事項等を含みます。


Tokyo Consulting Firm (India)グルガオン駐在員豊田 英孝



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心の健康

2012年02月16日 | その他
ただいま、チェンナイにおります。

チェンナイのわが社宅、年々環境が悪くなってきており、シャワーから出る水は臭いし、下水から直で臭いが上がってくるはで、この2週間で心身共にかなりダウン。

咳が一日中とまりません。

今日はオフなので、新しい駐在者の深野くんと、高級ホテルの屋外バーでゆっくりビールを飲みながら、公私のいろんな話をしました。だいぶリラックスできました。心の健康という重要性を非常に強く感じます。

新しい社宅も、住みやすいところに決まったので、今月末に引越しをします。

深野くんには、しっかりがんばってチェンナイ事務所を引っ張っていってもらいたいです。


大沼


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インド人スタッフへの教育

2012年02月15日 | インドの投資環境・経済
弊社では、毎日、朝研修という名の、ミーティングを各事務所で行っています。

朝研修では、弊社代表の久野の著書を用いての、経営理念の共有を主眼においており、我々のあるべき社会的役割、貢献について、議論を行います。

この議論、取りしきる側としては大変で、下準備なしには、なかなか目的を果たすのは難しく、デリーのスタッフは、おしゃべりで自己主張の多い者が多いので、議論が脱線、白熱したときに収拾をつけるのが大変です。チェンナイのスタッフは、素直でおとなしいスタッフが多いので、議論をひっぱることが難しいです。

いずれにせよ、強いリーダーシップが必要となってきます。

インド人スタッフのためのトレーニングなのだが、正直、誰よりも、私自身がトレーニングされています。毎日、20~30分、工夫を凝らして、インド人スタッフが興味を持つようなトピックで、会社の方向性をしめし、会社の問題点を洗い出し、改善していくことは相当の語学力、リーダーシップ力がいります。

まだまだ、自分の理想とは、ほど遠いが、このギャップは毎日の積み重ねで埋めていくしかありません。
こういった環境で働けていることにあらためて感謝したいです。

大沼


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ムンバイの不動産事情

2012年02月14日 | インドの投資環境・経済
ムンバイは、インドの中でも地価が高いことで有名です。

ムンバイ南部はニューヨークのマンハッタンレベルの家賃という話も耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。そして近年、ムンバイ南部の家賃が高騰していることが理由で、Bandra Kurla Complex(通称BKC)というムンバイ中部に位置する新しい商業地区に移転する企業が多くなっています。ただ、このBKCも移転企業で人気の地域となったため、ここでも家賃の高騰が発生してきています。そこでは、築15年のビルであっても約250ルピー/sq.ft(インドではsq.ftで面積を表すことが多い。1sq.ft=約0.093m2。)するところもあります。またインドではメンテナンスを定期的に行っていないためか、築15年でも日本人の感覚で見ると、築30年くらいに見えるなど、もったいないと思う物件もあることは確かです。グルガオンのメトロ沿いの便利な地域で約250ルピー/sq.ftなので、それと比べると、この古さでこの値段か…と思ってしまいます。

一方でBKCのきれいなオフィスでは400ルピー/sq.ftの場所があったりもするので、強気のオーナーも多いようです。

それに比べると空港周辺のAndheri Eastエリアでは、新しい物件でも150ルピー/sq.ftで借りられる場所もあり、ムンバイと一言で言っても、家賃の格差が地域によって発生しています。

最近Andheri Eastエリアに引っ越してくる企業も多いので、おそらくコストを意識して移転を考えた企業もあるのではないでしょうか。

オフィス選びにはもちろん、コストのみならず、取引先や交通を勘案した位置、付加価値を考えたオフィス選びが必要となりますが、少なくともコストに関して考えるのであれば、ムンバイの中部以上の位置を選択されるのがいいかと思います。

(ムンバイ事務所駐在員 鈴木理恵)


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Japan Habbaについて

2012年02月13日 | インドの投資環境・経済
こんにちは、
インド・バンガロール駐在員の山本です。

バンガロールでは2月19日(日)にJapan Habbaという直訳すると「日本祭り」といい、Habbaとはカンナラ語で「祭り」という意味があります。

日本人とインドで日本に興味があるインド人、日本語がしゃべれるインド人、日本語が少し話できるインド人が日本の文化を一緒に楽しみ共有しようというイベントになります。私は、フードコートでお手伝いをすることになりインド人、日本人合わせて14名で行うことになりました。

Japan Habbaは8時から17時30分ごろまで開催されます。朝の8時からカラオケがあったり、様々なイベントが各チームで開催される予定で、駐在員やその奥様たちなどやインドで日本語を勉強している大学生などが準備に大忙しい日々を送っています。

初めて参加させて頂くので、とても今から楽しみです。


以上
 

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採用について-Trainee-

2012年02月08日 | インドの労務

採用にあたり研修生(Trainee)を雇用するケースがままあります。当社は専門職であるため、たとえば会計士や会社秘書役の資格取得勉強中のインド人を研修生として雇用しています。遅刻控除をしない残業させないという縛りはありますが、若くて優秀なインド人を低い給与で雇用できるというメリットはあります。

 

Traineeに対しては解雇の制限はありませんが、雇用する際にAppointment Letterにはその旨を記載すべきでしょう。期間が終了するとお互いの合意のもと正社員になるか否かを決めます。通常、正社員として雇用する場合には、試用期間を設けます。Traineeから正社員になる場合に、正社員後試用期間を設けるかどうかは会社の方針によって決めることになります。

以上

インド駐在員 仁井

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