東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

毎週火曜日更新
カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

Wiki-Investment

カンボジア企業経営への心得

2018年02月27日 11時09分45秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「価値選好に関する問い」についてお話しします。

「我々の事業は何か」という問いは、普段からなかなか問うべき機会がない問いです。意識して問わなければ、問うことのない問いであります。しか し、それらの問いこそ、われわれに予期せぬものを教えてくれるものなのです。

ドラッカーは、予期せぬものを知るために、「価値選好に関する問い」を考えなければならないとしています。通常の市場調査や顧客調査では提起され ていない問いになります。これらの問いをドラッカーは以下のように述べています。

    •    ノンカスタマーは、他社から何を購入しているか
    •    それらの購入は、顧客とっていかなる価値があるか
    •    いかなる満足を与えているか
    •    それらの満足は、わが社の製品やサービスから得られる満足と、潜在的に競合するか
    •    それらの満足をわが社の製品やサービス、潜在的な製品やサービスが提供できるか
    •    わが社のほうが、よりよいものを提供できるか
    •    顧客がわが社から得ている満足は、顧客の生活においてどの程度重要か
    •    その重要度は今後大きくなるか小さくなるか
    •    いかなる分野において、顧客はまだ満たされていない新しいニーズないしは十分満たされていないニ-ズをもっているか

わが社の顧客層であるべき顧客が他社から買っている事実をとのように考えるべきかの視点です。ほとんど考えることもありませんが、わが社が提供す る価値に関する面で、有効な視点となります。

通常の顧客に行う市場調査では、調査対象にも乗らない顧客の意識でありますが、これらについても考えることが大切であることを指摘しています。
彼らの欲するもの、かつわが社にはないものこそ、わが社が意識しなければならない価値なのであり、わが社もそれらの価値を提供すべきか、それとも 別の価値で勝負するのかを判断するための示唆を与えてくれる。

 

 

澤柳 匠


 

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最近のNSSFに関する動向1

2018年02月27日 11時07分40秒 | カンボジアの労務

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。

今回は「最近のNSSFに関する動向」について3回に分けてお話しします。

労働職業訓練省、経済財政省、保健省は、2017年10月11日、労働者に対する健康保険プログラムの実施及び妊娠中の従業員に対する追加手当に関する大臣令404を発令しました。

大臣令404では、公正な医療基金を通じての非公式労働者に対する健康保険プログラムを拡張や、妊娠中の公式・非公式労働者への追加手当の提供を目的としています。これらの手当ては国家予算を財源とし、2018年1月から施行されます。この大臣令では、「非公式労働者」を、週8時間を超えない契約での労働者及び臨時雇用者としています。公式な医療基金制度とは、対象となる市民グループに、政府出資の保健所で無料の医療を受けられるようにするための資金調達メカニズムを指します。この大臣令によれば、労働供給者を含む雇用主は、正規雇用、臨時雇用に関わらず従業員をNSSFに登録しなければなりません。女性従業員が妊娠のため追加出産手当を受け取るためには、出産日予定日3カ月以内(遅くとも1カ月前まで)にNSSFに報告する必要があります。

 

今週は以上になります。

 

西山 翔太郎

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2018年02月20日 10時10分24秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「提供しうる価値に関する問い」についてお話しします。

「我々の事業は何か」という問いは、普段からなかなか問うべき機会がない問いです。意識して問わなければ、問うことのない問いであります。しか し、それらの問いこそ、われわれに予期せぬものを教えてくれるものなのです。

ドラッカーは、予期せぬものを知るために、「提供しうる価値に関する問い」を考えなければならないとし、この問いをその著書にて以下のように述べ ています。

『ここまで来るといよいよ決定的に重要な問いが出てくる。「わが社の製品やサービス、あるいはわが社が提供しうる製品やサービスのうち、本当に重 要な満足を提供しているものは何か」』

わが社が提供している事業は、財やサービスなのか、財やサービスを通して何を提供しているのか、わが社の製品がどのような満足を顧客に提供しているのか、を考えることで、わが社の活動すべきフィールドが見えてくるのです。

コンビニは、飲み物や弁当、お菓子などを提供していますが、これらの商品を提供することで、顧客に対し、利便性を提供していると考えることができ ます。このとき、「コンビニが、本当に重要な満足を提供しているものは何か」と問えば、「利便性」と答えることになるのです。

 

日々業務に追われるとこのような問いはすぐ忘れてしまいがちです。しかし、特に上に立つ人間として、毎日、さらに毎時間でも問い直してみる価値の ある重要な問いでありますし、それを忘れた瞬間に経営者ではなくなってしまうのだと思います。

 

 

澤柳 匠


 

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縫製業の前払法人税免除期間の延期

2018年02月20日 10時07分57秒 | カンボジアの税務

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。

今回は「縫製業の前払法人税免除期間の延期」についてお話しします。

経済財政相は2017年10月27日、縫製業界の持続的な発展及び縫製業界より恩恵を受ける市民保護のため、大臣令 No.1130を発令しました。詳細は以下の通りです。

 

縫製業の前払法人税免除期間の延期

(大臣令 No.1130, 2017/10/27, 経済財政省)

経済財政省は適格投資プロジェクト(QIP)として認められている繊維・縫製業界の企業に対する1%の前払法人税の2022年末までの免除延期に関する大臣令を発令しました。この大臣令では、輸出用の衣類、繊維製品、靴、鞄及び帽子を製造する企業を、繊維・縫製業界の企業と定めています。

この延期を受けるためには、以下の項目が必要とされています。

・税法及び会計法の規定に従った適切な会計記録

・期日までの申告、納税

・税務当局への年次監査報告書の提出

 

今週は以上になります。

 

西山 翔太郎

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2018年02月13日 13時16分08秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「競争力の源泉」についてお話しします。

先週の週報でも書きましたが、事業の本質である顧客の創造について改めて書きます。顧客が創造できたときが、自らの事業を自らの独自なフィールド に展開できたときであり、この自らのフィールドに展開するために問うべき問いが、「我々の事業は何か」になります。

「我々の事業は何か」とは、普段は、なかなか問うべき機会がない問いです。意識して問わなければ、問うことのない問いです。しかし、それらの問い こそ、われわれに予期せぬものを教えてくれる問いであるのです。

ドラッカーは、予期せぬものを知るための次なる問いは、『まだ競争相手になっていなのは誰か』である、と述べています。
この問いをその著書にて以下のように述べています。

『わが社は、誰の競争相手にまだなっていないか。 わが社の事業の一部と考えていないために、わが社には見えていず、試みてもいない機会はどこにあるか』という問いである』

この問いは、「わが社」のリソースを棚卸することで見えてきます。

わが社の競争力の源泉であるにも係わらず、「わが社」の事業の核として位置づけされていないリソースです。「わが社」の長年の経験から培ってきた 「わが社」の事業の底辺を支えている、しかし、未だ気づいていないリソースです。

自らのリソースを棚卸しすることで、初めて見えてくる自らの事業の競争力の源泉となるべきリソースがあるだと思います。

 

 

澤柳 匠


 

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社会保障基金

2018年02月13日 13時15分13秒 | カンボジアの労務

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。

今回は「社会保障基金」についてお話しします。

非公式雇用者(通常、政府が把握していない雇用者、家庭労働は除く)の、公正な医療基金制度及び妊娠中の従業員に対する追加手当を通した健康保険プログラムを得るための国家社会保障基金への登録

(大臣令 No.336, 2017/12/4, 労働職業訓練省)

労働職業訓練省は、企業及び従業員の国家社会保障基金への登録に関する通達Notification 336を発令しました。

この通達は、正規、臨時、非公式など雇用形態にかかわらず、健康保険プログラム及び妊娠中の従業員に対する追加手当を提供することを目的とするものです。

 

今週は以上になります。

 

西山 翔太郎

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2018年02月06日 10時20分02秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「誰が質を決めるか」についてお話しします。

事業の本質は、顧客の創造です。
顧客が創造できたときとは、自らの事業を自らの独自なフィールドに展開できたときとなります。この自らのフィールドに展開するために問うべき問い が、「我々の事業は何か」なのです。

「我々の事業は何か」を考えるとき問うべき質問は、「顧客はどこにいるか」、「顧客は何を買うか」、「顧客にとっての価値はなにか」です。当然、 事業の核となるべき顧客は、事業のあり方によって変わってきます。この顧客をいかに特定するかが、事業の成長、発展を決める鍵となるのです。

この事業の核となるべき顧客を特定するために、ドラッカーは、「質を決めるのは 企業ではない」を考えなければならないと、その著書にて次のように述べています。

「生産者が考える製品の質が、顧客にまったく意味がないことがある。メーカーは、製造する費用、使う技術の難しさから、価値を決める。顧客の関心 は『この製品は自分のために何をしてくれるか』で決まる」

 

澤柳 匠


 

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旅行業者に対する行動・倫理基準の推進

2018年02月06日 10時19分01秒 | カンボジアの投資環境・経済

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。

先月よりカンボジアに赴任してまいりました。現地より新鮮かつ有益な情報を皆様に提供できればと思おもいます。                                                                                 

さて、今回は「旅行業者に対する専門家行動基準の推進」についてお話しします。

カンボジアにおける旅行業者に対する専門家行動基準の推進

(大臣令 No.160, 2017/10/25, 観光省)

この大臣令はカンボジアの旅行業者・代理店に対して専門家行動基準の推進のために発令されました。2つの付録に分けられ、それぞれ専門家行動基準と、倫理基準について記載されています。

付録2

専門家行動基準は、カンボジア国内の全ての旅行業者の適切性の保護、維持、向上を目的とし、旅行者からの信頼向上にも寄与する。旅行業者は適用可能な観光ライセンスの下、関係法規の範囲内において事業活動に従事する。事業活動の際、サービス提供に関する方針書を作成しなければならない。注意として、旅行業者は旅行パッケージを、付加価値税を免除された価格又は純コストを下回る価格で販売してはならない。この基準に違反する業務は環境省の検査官による検査の対象となり、違反が認められる場合、観光省より警告書が発行される。違反が繰り返し認められる場合、旅行業者ライセンス大臣令第6章及びその他の法律に示される通り罰則が適応される。

付録2

倫理基準は、カンボジアにおける旅行者からの信頼獲得及び観光業の発展のため、旅行業者が旅行者に倫理的で責任のある行動で、適切な基準に基づき良質なサービスを提供することを目的とする。この基準はいかなるカンボジア環境協会に所属する旅行業者に適応される。注意として、旅行業者は、提供する観光サービスによる損害に対し、関係法規の下責任を負う。この基準に違反する観光業者は環境省の検査官及びその他の関係所轄官庁による検査の対象となる。

 

今週は以上になります。

 

西山 翔太郎

 


 

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