東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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カンボジア企業経営への心得

2017年11月28日 09時55分55秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「イノベーション」についてお話しします。


イノベーションを、技術革新や特許を伴った新たな製品をイメージする人が多いと思います。しかし、ノベーションとは、技術分野に限ったことではありません。

イノベーションとは、新たな製品の開発や生産方法に関する技術革新はもちろんですが、物流の仕組みや、在庫管理の方法、販売方法、業務の進め方から、人材育成、クレームに関する新たな対処方法など、マネジメントに関するあらゆる分野における新たな方法、新たな考え方による変革のことを指し ます。

自らの商品を自らの感性で工夫を施すことで、新たな製品に作り替えることであっても十分な競争力が得られます。

イノベーションという言葉を作ったシュンペータは、1912年に、新結合という言葉を用いて、「郵便馬車を何台も連ねても鉄道にはならない。」とし、そこには、従来の延長線上にない非連続の変化が必要と、言う表現でイノベーションを説明しています。

また、ドラッカーはイノベーション例として、次のように述べています。
「冷蔵庫を食物の凍結防止用としてエスキモーに売り込むことに成功した営業マンは、新しいプロセスを開発した者と同様、イノベーションの担い手で ある。食物を冷たくしておくためのものとして冷蔵庫を売ることは、市場を開拓したことになる。しかし、食品が冷えすぎないようにするためのものとして冷蔵庫を売ることは、製品を創造したことになる。もちろん技術的には、いずれも同じ製品である。しかし経済的には、後者はイノベーションである」

イノベーションとは、技術開発系の企業だけのものではなく、製造業はもちろんのこと、卸売業、小売業、サービス業からどのような業種であっても組織を維持させ、さらなる成長、発展をさせるためには不可欠な概念であります。

イノベーションは、大企業だけのものでもなく、中小企業、一人親方の会社まで、企業規模に係わらず、経済変化の中で生き続けるために必要な考え方です。
どの企業の経営者も恐れることなく、たとえ小さなカンボジアという国でも、大きなイノベーションを実現していく必要があるのです。

 

澤柳 匠 


 

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ビジネスモデルを考える4つのステップ1

2017年11月28日 09時54分13秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画を作成する4つのステップのうちの二つ目、「ビジネスモデルを考える」という点を考察していきたいと思います。

 

まず、ビジネスモデルとは何でしょうか。ビジネスモデルは曖昧な概念で、色々な定義があるといえますが、ここでは簡単に、「ビジネスモデルとは、儲けを生み出すビジネスの仕組み」と定義していきたいと思います。

 

 各々の会社は、事業の定義を考えた後、どのような仕組みでサービスを提供し、対価を得ていくかを考えていかなければなりません。これはビジネスモデルを考えるプロセスということができますが、そのステップについてこれからお伝えしていきたいと思います。

 

その4つのステップとは以下の通りです。

1    付加価値を生み出すプロセスを考える

2    自社が戦う分野を明確にする

3    外部業者との連携の仕方を詰める

4    対価を得る仕組みを考える

 

今回は、この4ステップの一つ目、付加価値を生み出すプロセスを考える、という点を考察してみましょう。

会社の業種はそれぞれですが、業種ごとに作業のプロセスは異なります。例えば、出版ビジネスでいえば、「企画」「執筆」「編集」「印刷」「流通」「販売」というようにプロセスを分解することができます。

このように、それぞれの業界で、プロセスは異なりますので、まずは、自社が属する業界はどのようなプロセスを経て、最終生産物またはサービスができ、顧客に提供されているかを考え、図にしてみると良いかもしれません。

 

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

までお気軽にご連絡ください。   

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2017年11月21日 09時35分23秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「目標管理」についてお話しします。


多くの企業では、目標の設定と一口に言いますが、ドラッカーは、その考え方の難しさを説いています。
「目標設定の難しさについてはいかなる目標が必要かを決定することにあるのではない。いかに目標を設定すべきかを決定することにある。」

一度目標を決めてしまうと、その目標しか目に入らなくなってしまうケースが多くの企業でみられます。
目標の項目の達成のみが目的化してしまう、営業の目標に訪問件数をあげると、営業活動において訪問件数が全てとなってしまうということは、全ての 企業にとって大きな危険であると言えるでしょう。
また、売上目標は、至上主義となってしまう危険をはらみ、また、いかに利益率を上げるかが最終目的となっている企業もあります。
このような組織文化は、組織を蝕んていきます。

営業活動は、本来、お客様に喜んでもらう活動でなくてはなりません。
企業の本質は、お客様が進んで支払う金額でモノやサービスを提供することにあり、目標設定もこの目的から組み立てなければらならいでしょう。
そして、その目標の達成が組織の目的にどのように影響するかまでを目標としなければならない、とドラッカーは述べています。
また、ドラッカーの言葉を借りれば、この組織の目的から展開されていない形式的な目標の設定では、「単に意図を表明する程度のことにとどまらざる をえない」ということになります。

 

澤柳 匠


 

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KFSを設定するにあたり陥りやすいパターン

2017年11月21日 09時33分51秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画を作成する4つのステップのうちの一つ目、「事業の意義を明確にする」という点を考察したいと思います。前回は、KFSを明確に設定することについてお伝えしました。適切にKFSを設定することは大事なことといえます。しかし、KFSを設定するにあたり、ありがちな間違いがあるので、その点をご紹介したいと思います。

 

ありがちなこと1 競合のとらえ方を間違える

 

 良くあるのは、競合のとらえ方を間違えるという点です。競合かどうかというのは、同じ業界同士とは限りません。あるニーズを解消することができれば、お客様にとっては、どの業界のサービスであるかは関係がないからです。ですから、私たちの競合は、異業界であることも十分に考えられます。同業界であることにとらわれて、異業界に属する真の競合を認識できなかったということがないように注意を払いましょう。

 

 ありがちなこと2 自社の強みが主観的でひとりよがり

 

 自社の強みを積極的に把握することは大事なことといえます。しかし、それは、自社が思っているだけの主観的なものであってはいけません。よく他社と比較することをせず、思い込みで、自社の強みを認識しているパターンがよくあります。強みは客観的で、他社と比較して秀でているものを認識しなければなりません。そうしなければ、実際の競争には負けるからです。強みを把握する上で、他社の分析を必須ということができるでしょう。

 

 

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたらkumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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カンボジア企業経営への心得

2017年11月14日 11時10分37秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「意思決定」についてお話しします。

一般的に、会議や打ち合わせでは情報の共有と合意形成を目的として行われます。
普通の企業では、会議出席者全員の意見一致が見られれば、めでたし、めでたしで、意思決定が行われます。

自己主張をしてKYと思われたくないとか、争わないことをよしと考えることがあるのだと思いますが、それ以上に、参加者全員が同じことを考えていることに満足を覚え、思考が停止してしまうことが多いと思います。

ドラッカーも以下の通り、満場一致の選択に触れています。
「成果をあげるエグゼクティブが教科書のいうような意見の一致を無視して意見の不一致を生み出すのはこのためである。エグゼクティブが直面する問 題は、満場一致で決められるようなものではない。相反する意見の衝突、異なる視点との対話、異なる判断の選択があって初めて、よく行いうる。した がって、決定において最も重要なことは、意見の不一致が存在しない時には決定を行うべきではないということである。」

企業の会議で出される意見は全て事実によって検証すべきであり、結論からスタートしそれを裏付ける事実を探すようなことはあってはなりません。
その上で、正しい決定には、必ず適切な意見の不一致が必要であり、満場一致の決定がなされそうになる時は、あえて異なる意見を引き出すための時間 を取ることも検討する必要があります。

 

澤柳 匠


 

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自社と競合を見る

2017年11月14日 11時09分23秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画を作成する4つのステップのうちの一つ目、「事業の意義を明確にする」という点を考察したいと思います。今回はその分野のうち、自社と競合を見るという点を考えていきたいと思います。

 

前回までの話の中で、市場を分析するという点を考えてきました。では、その市場の中でどのようにしたら自社は勝つことができるでしょうか。前にお伝えしました3C分析という手法は自社が勝つための戦略を決めるために有用な手段といえます。

このようにして、市場を分析したのであれば、その中で、自社が勝つためのKFSとは何かを考えていく必要があります。KFSとは「Key Factor for Success」の略で、その市場を攻略するにあたって、一番のキモとなり続けるポイントを指します。このKFSを特定する作業が重要になります。

例えば、SNSのKFSは、「ユーザー数がどれくらい多いか」だと言われています。また、

ガソリンスタンドのKFSは、「いかに仕入れを安定的に安くできるか?」だと言われています。このように業界ごとにKFSは異なりますので、自社が属している会社がどの業界なのかを定義して、KFSを適切に設定することにより、自社が目指すべき目標を精緻することが大事になってきます。 

 

 

今週は以上です。

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カンボジア企業経営への心得

2017年11月07日 11時12分54秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「組織文化」についてお話しします。

組織の文化はマネジメントによって作られます。

マネジメントは、働く人が仕事に高い基準を求める企業文化を作る必要があります。

そして正しい企業文化は、結果として、働く人に意欲と成果をもたらします。

 

それでは文化とはどのように形成されるのでしょうか。

文化を形成するには、習慣が必要になります。

習慣を形成するには、規律が必要になります。

そして、規律を形成するには、経営理念が必要になります。

 

経営理念がマネジメントの行動となり、マネジメントの行動が、働く人たちの行動となって組織に浸透していきます。トップマネジメントの考え方や、行動が規律、習慣を通じて組織の中に浸透し、組織の文化となって、組織の中に醸成されるのです。

 

このように、企業文化が作られる時に重要な鍵となるのはマネジメントの思想、そして行動です。従って、マネジメントは、自らの思想や行動が組織文化として組織に根付かせる力を持っていることを意識しなくてはなりませんし、マネジメントはマネジメントに対し、強い意思をもって、正しい組織文化を理解さていかなくてはならないのです。

 

 

澤柳 匠

 


 

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市場を見る-定量的に

2017年11月07日 10時15分36秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画を作成する4つのステップのうちの一つ目、「事業の意義を明確にする」という点を考察したいと思います。前回は、市場を定性的に見るという観点を考えてみました。今回は市場を定量的に見るという方向で考えていきたいと思います。

 

 定量的に見るということは、数値化することです。数値化はやはり事業を行うべきかどうかを判断するためには必須であるといえるでしょう。しかし、正確性をどの程度にするかとなると、ケースバイケースであるといえます。

 

・仮定をざっくり定め、ざっくり試算

情報があまりない時、またはあまり正確な情報源が確保できていない時は、この方法でとりあえず数値化することができます。頭の中でとりあえず意思決定を行いたい場合や、内輪で会議を行った時などに用いられます。この方法であれば、時間もかからないですし、おおまかに意思決定を行うことが可能となります。

 

・少し精緻に計算

ある程度公式なミーティングになると上のようなざっくりな数値は、関係者間に納得感を引き出すことができません。ある程度、有用な情報源に絞り、正確な計算方法を探すことに努めるべきといえます。

 

・正確な期待成果を出す方法

 正確な期待成果を出すことにより、正確な意思決定を引き出すことが可能となります。このような計算方法を行えば、取締役会や、または外部の金融機関などにも説明可能な資料となりえますので、時間はかかりますが、有益といえます。この計算方法に関しては後ほどお伝えしたいと思います。

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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