東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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カンボジア企業経営への心得

2017年09月26日 10時31分34秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「直感と思いつき」です。

 

マネジメントは、日常の様々な場面で意思決定を繰り返しています。その意思決定には、その場、その場で直感により意思決定を行うものから、熟考して結論を出さなければならないものまで様々です。

 

一般に熟考を要しない意思決定は、意思決定の意識すらなく、その場その場で判断し行動に移していきます。しかし、このような意思決定が習慣化され、定着していくと、熟考する必要のある意思決定までが直感で判断し行動に移されていきます。

中には、直感で行った意思決定に対し、異論を唱えるとまではいかなくても、その説明を求められることがあります。即座に十分な説明ができず、激怒してしまうマネジメントに遭遇することもよくあるでしょう。激怒とまではいかなくても、別な話で話をそらしてしまったり、トンチンカンな説明をしてごまかしてしまうマネジメントも多いのです。

 熟考を経ていない直感的な意思決定は、時には、夕刻には新たなひらめきにより、真逆の指示を出す経営者も多いです。部下達が怪訝な顔をしていても「君子は豹変す」とばかりに平然と指示を翻します。このことが慣用句化し、当たり前のように働く人を従わせる経営となっていきます。ここまでくると経営者のひとこと一言は、何の権限もなくなり、豹変が治まるまで静観を決め込むことが企業文化となっていきます。

マネジメントは、いかなる時でも自らの判断、意思決定には、関係者が納得できるだけの説明ができなければなりません。自らの意思決定について、いかなる時においても十分な説明をすることがマネジメントの責務と自覚しなければならないのです。

そもそも意思決定とは、不確実な要素が関与し明確に判断できない状況において、すみやかに判断を下すことにあります。明快に判断できるものにおいては、判断することもなく行動しています。優劣を付けかねる数ある選択肢の中から一つを選択し、その理由について、自らの想いや、自らの合理性に鑑み、明確に説明することにあります。

自らの長年の経験から生み出された直感による選択肢も、その結論は、自らの奥底から湧き出してきたものであるはずです。これらは確実に合理的な説明ができます。なぜならば自らの深層より湧きだした概念が顕在化している説明だからです。

このように考えるとき、自らの意思決定について明確に説明できない意思決定は、直感による意思決定ではなく、単なる思い付きによる意思決定と言わざるを得ません。

本来、意思決定とは、その意思決定をおこなうべき内容について理解し、取りうる選択肢を洗い出し、それぞれの選択肢について結果を予測し、選択可能な範囲から総合的に判断し、一つの結論を導くことにあるのです。

ドラッカーは次のようにその著書で述べています。
意思決定とは、問題を理解し、分析し、判断し、リスクを冒し、成果をあげる行動にいたるまでのプロセスである

 

 

 

澤柳 匠


 

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「事業計画を作る4つのステップ」

2017年09月26日 10時30分01秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画をつくる4つのステップについて考えたいと思います。

 

事業計画の作成は、大きく分けると4つのステップに分かれることになります。

ステップ1 事業の意義を明確にする。

      そもそもなぜ事業を行うのかを熟考します。

ステップ2 ビジネスモデルを考える。

      事業の仕組みを考えます。

ステップ3 期待成果を検証する。

      実際に経営を行った時、どれくらいの成果ができるか数値として出し、良いビジネスモデルなのかどうかを検証します。

ステップ4 具体的なアクションを明確にする。

      その事業を実現するために、具体的なアクションとして何を行うかを計画します。

 

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

までお気軽にご連絡ください。   

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2017年09月19日 11時27分38秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「貢献に焦点を合わせる」です。

 

組織の成果に貢献に焦点を合わせるということは、自分の立場で何ができるかを考え、行動に移すことです。それぞれの場面で、それぞれの立場で、それぞれの目的に対して、どのような貢献ができるかを常に考えることで、貢献を現実のものとするために行動するようになります。

 つまり、貢献に焦点を合わせるということは、貢献すること、組織の成果に対してどの様な貢献ができるかを第一に考えることです。

 

貢献について考えることが、自らが、貢献を行うという行動を起こす出発点となります。 

貢献を意識して行動することと、ただ単に与えられたことを職務として行動することでは、その結果は、当然のことながら大きく異なります。

 

そして、働く人それぞれが「自分はどのような貢献を行うべきか」を考えることが、視点を高い水準に向けることとなります。貢献を実現のものとするために、「いかなる自己開発が必要か」、また、「自分のいかなる強みを仕事に活かすか」を考えることが、自らを成長させることとなります。

 

ドラッカーは、以下のようにその著書で述べています。

 

『働く人が貢献に焦点を合わせるということは人材を育成するということである。人は課された要求水準に適応する。貢献に焦点を合わせる者はともに働くすべての人の視点と水準を高める。貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果をあげるということである。貢献に焦点を合わせることなくしては、やがて自らをごまかし、組織を壊し、ともに働く人たちを欺くことになる。・・・(中略)・・・貢献に焦点を合わせるならば、部下、同僚、上司を問わず、他の人の自己開発を触発することにもなる。人的な基準ではなく、仕事のニーズに根ざした基準を設定することになる。すなわち卓越性の要求である。 強い意欲、野心的な目標、大きな影響力のある仕事の追求である。』

 

 

 

 

澤柳 匠


 

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「事業計画の作成目的」

2017年09月19日 11時26分24秒 | カンボジアの経営

 

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画の作成目的について考えてみたいと思います。

 

事業計画というと、作成を行うのが面倒だと感じられる方も多いかもしれません。まずは行動を起こすことが大事なのでは?と感じる方も多いでしょう。確かに行動先行型にもたくさんのメリットがあります。計画だけを緻密に立て、行動を起こさなければ何の意味もありません。しかし、私は、以下の理由から計画をしっかり緻密に立てるべきと考えます。

 

①    事業を運営するために必要な行動を明確にできます。

事業計画を作成することにより、初めて行うべき行動、手順が明確に「論理的に」把握することができるようになります。計画を立てず、頭の中で考え、物事を行っていると、「直感的、感情的」になり、実際には合理性を欠いている場合も少なくありません。

②    関係者に計画を伝えて、理解して納得してもらい、協働してもらうための助けになります。

取引先も含めて複数の人間で事業を行うことが一般的ですので、計画を頭の中で考えて、実行するだけでは、複数の人間が有機的、効率的に動くことは難しいです。ですから、計画を立て、しっかり理解してもらうならば、周りから良いサポートを得ることができます。

③    実際に運営を行った後に、改善が必要な点を把握し、軌道修正を行うことができます。

実際に、運営の反省や分析を行うためには、やはり計画が必要です。計画が書面として

残っていなければ流れてしまうというのが通常のあり様だと思います。計画があって初めて実績と比較検討を行い、軌道修正を行うことができるのです。

 

私は以上の理由により、事業計画を書面で作成するべきことを推奨します。もちろん行動なき計画は意味をなさないため、行動を起こしつつ計画を立てるという形が良い形かと思います。

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

までお気軽にご連絡ください。   

 


 

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カンボジア企業経営への心得

2017年09月12日 10時15分12秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「正しいという思い込み」です。

 

私たちの思考構造には、肯定的意図(自らの行動を無条件に肯定する意識)が働く機能が備わっています。特に意識しないと、どのような時でも自らが正しく、自らの意見と違う意見を無意識に排除する意識が働きます。

 

自らの考えと異なることを主張する者は、「その者が間違っている」と判断してしまいます。無意識に自らの意見に合う意見は肯定的に考え、自らの意見に反する意見は、相手が間違っていると考えてしまう傾向があるのです。

議論しているとき、自らの間違いを強い意識で認識した上で、相手が正しいと考えながら、自らの間違いを主張するような場面は、犯罪の隠ぺいを画策しているときくらいでしょう。ビジネスの場で起きているとすれば、そこには、違った利害意識が働いていることが多く、論外であります。


しかしながら、ビジネスの場では、自らと同じ立場、同じ目的を持ちながら違うの考えを展開する者と意見を交換しなければならない状況に日常的に遭遇します。「自らの意見が正しく、相手の意見は間違っている」とばかりに自論を展開しても相手は納得しません。このような場面では、相手も「自らが正しく、相手が間違っている」と考えているからです。

このような意見の対立が起きている場合は、相手に対し「この分からず屋」などと思っても何も始まりません。相手は、自らの意見と違う「絵(世界)」を見ていることを理解しなくてはなりません。相手の描いている世界を理解し、相反する意見の原因を探る努力を惜しんではいけないのです。

 

「立場の違いがそうさせているのか」、「価値観の違いか」、「価値観のどこが違うのか」、「目的が違うのか」、「自らが見落としている何があるのか」、「何にこだわっているのか」などに考えを巡らすことから始めなければなりません。

そのためには、相手の話を聞き、整理し、理解できない点を問い、お互いに理解するための意見を交わすことが大切となります。相手の意見を冷静に聞くことで、自らの考え方との違いを見つける努力を自らの意識から忘れ去られていたことを教えてくれます。お互いの論点の違いを教えてくれます。同じ立場の者による意見の対立や、意見の不一致には、自らが見落としている新たな視点(新たな側面)を示唆していることを忘れてはいけません。

ドラッカーはその著書の中で以下のように述べています。

いかに感情が高ぶろうと、またいかに相手側が間違っており筋が通っていないと確信しようと、正しい意思決定を行おうとするならば、代案を十分に検討するための手段として反対意見を見なければならない。重要な問題のあらゆる側面を見るための手段として、意見の対立を使わなければならない

 

 

 

澤柳 匠


 

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事業計画に必要な3つのこと

2017年09月12日 10時12分41秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回より、ブログの内容を変えまして、カンボジアで起業を行おうとしている方向けに、事業計画の立て方に関して、ご説明させていただきたいと思っています。

まず、事業を行う上で必要な3つの事柄を今回挙げてみたいと思います。

 

①    まず事業のアイデアを考える必要があります。

その際、重要な事柄は、対象とする顧客はどのようなものなのか、そして、どのニーズを満たそうとすべきなのかという点です。ニーズを満たすためにはあらゆる方法があります。一つの方法にこだわる必要はまったくありません。柔軟に考えましょう。

②    計画を立てる

アイデアが浮かんだら、実際に具体的にどのように運営を行っていくかを計画しなければなりません。この部分が、「事業計画」といわれるものです。今回のブログより、この事業計画に焦点を当てたご説明を行っていきたいと思っています。

③    運営する

実際に運営を行うことです。実際に行動してみてはじめてわかることがたくさんありますので、まずは小規模で始めてみることが重要といえるでしょう。

 

 

今週は以上です。

上記の点でご質問ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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カンボジア企業経営への心得

2017年09月05日 09時51分44秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「組織を腐敗させる者」です。

 

ドラッカーは、「真摯さは、社会へ出るときに、既に身に着けておかなくてはならない資質である」と述べています。

組織に入り、経営に関する知識や、業務に関するスキルは、学ぶことができます。それらのスキルは努力によって身に着けることができます。

しかし、真摯さだけは、社会へ出るまでに既に身につけておかなくてはらない資質であるとドラッカーは述べています。真摯さとは、その人の本質を形成している資質であると言うのです。後から習得するとことはできない資質なのです。

昔は、頑固おやじといわれる人が一人や二人くらいどこの職場にもいました。私たち働く人たちの気が付かない視点から、物事を見ていました。そして、誰彼かまわず、怒鳴り散らしていました。ある意味正論を吐いていました。その結果、嫌がられようが、嫌われようが言うべき事は言っていました。相手が誰であろうと、自らの立場より、何が正しいかを大切にしている人たちだったのです。

このような人たちは、最近は、めっきり目にしなくなったように思います。多くの人たちは、自らの想いを述べるよりも、人付き合いの良さを優先するような気風になってきたのです。自らの信条より、周りの人たちとの調和を優先するようになったのかもしれません。

ドラッカーはその著書で以下のように述べています。
「誰が正しいかではなく、何が正しいかを考える。頭のよさではなく真摯さを大切にする。つまるところ、この資質に欠ける者は、いかに人好きで人助けがうまく、有能で頭がよくとも、組織にとっては危険な存在であり、上司および紳士として不適格である。」

頭が良くても、人付き合いが良くても、自らの真摯さの基準を持っていない者をマネジメントにしてはいけません。頭の良さや、仕事のできることと、真摯さとは別のことなのです。

働く者の価値観は、マネジメントの価値観に同化されていきます。真摯さが欠けるものをマネジメントとする組織は、働く者の価値観も真摯さが欠けていくこととなります。

特に知識に関して劣等感を持っていたり、現場でのたたき上げで育ってきた人にとっては、知識や技術というのは非常に重要なものに感じます。それこそが自分の足りないものだと考えています。

しかし、本当に上に立とうと思う人間であれば、ドラッカーの言うように真摯さが自分に足りているか、自問してみなければなりません。


真摯さに欠ける者は、いかに知識があり、才気があり、仕事ができようとも、組織を腐敗させる

 

 

澤柳 匠


 

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ビジョナリー会計コンサルティング⑧-会社の引き締め役として

2017年09月05日 09時49分05秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。本日は、経営に絡めたお話をさせていただきます。日々経営を行っていると、あまりにも忙しくて、数字を見ている暇などないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、数字をチェックしないとやはり、大海原を羅針盤もなく航海している船のようになってしまいますので、やはりしっかりチェックをすることをお勧めします。チェックの方法として一番有効なのは、やはり自分ではなく、第三者にチェックしてもらうことです。第三者は、手を緩めるということはせず、会社の益のためにしっかりと統制を行ってくれます。これが経営を行う上での良いスパイスになるのです。会計のチェックはもちろんですが、内部の統制や成果など、経営にかかわるチェックも第三者に任せるならば、その会社の経営の引き締めという点でとても効果があるように思います。私どもは、会計又は経営において様々な経験や研究を行っておりますので、その事柄を生かして、引き締め役としてぜひ皆様のお力になりたいと考えています。

 

今週は以上です。

上記の点でご質問がございましたら  kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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