東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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カンボジア企業経営への心得

2017年02月28日 15時38分45秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「貪欲さ」です。

 

先日プノンペン市内を移動中に、カンボジア人が一生懸命ゴミを拾っている姿を見かけました。ゴミを拾うといっても、我々日本人のゴミ拾いとは全く意味が異なり、彼らは生活のために売れるものだけを捨てられたゴミの中から探し拾い集めています。
また、このゴミをあさる作業はゴミ収集車が来る前、つまり日が昇る前に行う必要があり、一般的に彼らは夜中に懐中電灯を頭に乗せて、視野の狭い中での作業を強いられる過酷な仕事なのです。

このような光景は、実は今までも何度も見かけていましたが、今回は少し違った印象でした。

その理由は、そのゴミ置き場に、2人の10歳ぐらいの子供が大人に混じっており、大人と同様に一生懸命に捨てられたゴミ袋の中を引っ掻き回していたからでした。
それもただ引っ掻き回しているだけではありません。彼らのゴミの姿は、純粋で強力な貪欲さ、必死さがありました。ただ親に言われたからやっているという姿勢ではありません。目には力強い生きる力が宿っていました。今日を生きることに貪欲でした。

私は、そこにいたたった10歳ぐらいの子供の「貪欲さ」に、圧倒的な差で負けているという恐怖と彼らへの尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
この貪欲さ、必死さを別の何かに向けられたならば、彼らは大きな成功をも勝ち得ることができるのではないかとさえ思いました。

我々は歳を重ねるごとに何かを得て、周りが満たされていくと、子供の頃持っていた純粋な必死さ、貪欲さというものを失ってしまいます。
ただ一生懸命なだけではなく、貪欲であること、周りで見ている人が苦笑するぐらい必死であることの人生における重要性を改めて考えさせれました。

 

澤柳 匠


 

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従業員給付~短期従業員給付について~有給休暇例題

2017年02月28日 14時02分13秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有給休暇に関して例題を用いてご説明いたします。

 

例題36 株式会社日光開発は従業員200名を抱える会社であり、年10日を有給休暇として従業員に提供している。有給休暇は1年を繰り越して使用することができる累積型有給休暇である。2016年12月31日時点で従業員のうち50名は8日有給休暇を残しており、残りの従業員は3日有給休暇を残している、有給休暇を前年度分から使用していくものと仮定する、2017年度の予想有給消化状況は、先の50名に関しては一人当たり5日の使用が見込まれる。また残りの従業員に関しては一人当たり8日の使用が見込まれる。2016年度期末において、何日分の有給休暇を負債として計上すべきか。

 

回答

50名に関しては5日ずつ使用が見込まれるため、50×5=250日の消化が予想される。

残りの従業員に関しては、8日ずつ使用が見込まれるが、残有給日数は3日であるため、

期末の負債計上に関しては3日分の計上のみである。残りの5日間は、翌期取得有給休暇より消化すると仮定されるからであり。したがって、150×3=450日

足し合わせると、250日+450日=700日である。

 

 

 

今週は以上です。

会計処理で不明点等ございましたら kumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com

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カンボジア企業経営への心得

2017年02月21日 15時40分42秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「知識組織」です。

 

今先進国では、あらゆる組織が専門家によって構成されている知識組織となっています。また、新興国でもそのような現象は起きつつあります。時代とともに上司が部下と同じ経験をしたことがなくなり、部下の貢献を評価できるだけの知識を持つ上司も実際は少なくなります。

もちろん、いかなる知識も他の知識より優れているということはなく、それぞれの専門性の責任と貢献の内容が異なるだけです。この意味において、上司と部下という関係が現代社会ではフラットになっていくとドラッカーは明言しています。
同じ専門家同士としてのチームが構成され、現代社会では横のつながりが強化されていきます。専門家としての信頼関係がチームを強固なものにし、これがCSFとなり、顧客への貢献度を高めます。

特に、専門家によってのみ構成される組織の場合においては、尚更この組織の変化の速度と度合いは他の組織と違うものになります。縦の組織では時代とともに専門家は生き残れなくなります。それは、縦の組織が悪いということではなく、時代がそうさせます。そして、徐々に先進国ではそのような組織が生き残れなくなるなります。

組織形態の研究したミンツバーグ(Mintzberg)も、Professional Breaucracy(専門家組織)の重要視すべき組織パーツはOperating Coreであるとし、専門性の高い個の集まりこそ、他の一般事業者と差別化され社会から存在意義を与えられる重要な要因だと説明しています。

時代の流れと同様に知識組織を目指すのかはマネジメントの意思決定の範囲であり、もし知識組織を目指すのであれば、組織が個を専門家として生き残らせるための環境を提供できるように組織を変えなければなりません。組織に変化のない組織は長期にわたり生き残ることはできません。

 

澤柳 匠


 

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従業員給付~短期従業員給付について

2017年02月21日 12時00分15秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は従業員給付のうち、短期従業員給付についてご説明いたします。

 

短期従業員給付は以下のように認識することになります。

A 支払済の金額を控除後、負債として認識する。支払済の金額が割引前の給付金額を超過する場合は、将来の支払額の減少、または現金の返還をもたらす範囲で、その超過額を資産として認識する。

B 費用として認識する(他のIFRSの規定により、資産の取得原価に含めることを要求、または容認している場合を除く)

 

有給休暇の認識について

IFRSでは社員の有給休暇の取得に関して会計上認識を行う必要があります。有給休暇の種類によって計上時期は以下のように異なります。

 

1  累積型有給休暇の場合(取得した有給休暇に関して、当期中に使用しなかった権利を繰り越して、翌期以降にその権利を使用することができるもの) 

 

従業員が将来の有給休暇の権利を増加させる勤務を提供した時に予想コストを計上する

2  非累積型有給休暇の場合

 

従業員が休暇を取得した時に予想コストを計上する

 

 

 

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カンボジア企業経営への心得

2017年02月14日 15時43分49秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「何のための経営か」です。

 

ドラッカーのあらゆる思想の根底には、人を大切にする心があります。現代社会が組織社会になるにつれて、組織を正しくマネジメントしなければ人々は自由を得ることができないと考え、人が幸せに社会で生きていくためのマネジメントを研究し続けました。

多くの経営学者との違いはここにあります。
何のための経営かという質問に対し、多くの経営学者は会社を成長させるため、より多くの利益を上げるためと答えるでしょうが、ドラッカーは人々の幸せのためと答えます。私はドラッカーの数ある著書の中でも、この考え方に一番感銘を受けました。

普通の人は、日々の仕事に埋没してしまい、気がつけば他の人ではなく自分たちのことを考えた目標を立ててしまいがちです。人の幸せを願っていたつもりがいつの間にか自分たちがいかに仕事をこなすかに焦点を当ててしまいます。顧客が見えなくなってしまいます。手段が目的を正当化してしまいます。

例えば、顧客は誰かと問われた時、普通の人はまず現顧客を思い浮かべるでしょう。
しかし、実際に、現顧客の中にも自分たちの真の顧客ではない顧客が含まれていることがあります。
それは自分たちを小間使いのように扱っていたり、本来提供しているサービスとは別の対応に時間と労力がかかっているような顧客であり、顧客の奴隷と化しているケースがよく見受けられます。

それは、経営の理念、何のための経営かが明確でないため、顧客も従業員も勘違いをしてしまった結果起こる現象であり、マネジメントの責任以外の何物でもありません。

何のための経営か、何のための経営であるべきか、答えは簡単かもしれませんが、決して忘れてはいけない質問です。

 

 

澤柳 匠


 

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従業員給付について

2017年02月14日 09時48分11秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は従業員給付についてご説明いたします。

 

従業員給付ですが、IASでは次の4つに分類されています。

 

1  短期従業員給付

 短期従業員給付とは、従業員が関連する勤務を提供した年次報告期間の末日後12か月以内にすべて決済されることが予想されるものです。

 賃金、給与、社会保険料、賞与などが含まれます。

2  退職後給付

 退職後給付とは、雇用の完了後に支払われる従業員給付です。

年金、退職一時金、退職後生命保険、退職後医療給付などが含まれます。

3  解雇給付

 解雇給付とは、従業員の雇用の終了と交換に提供される従業員給付です。

 次の場合が含まれます。

 ・通常の退職日より前に発生する雇用の打ち切り

 ・希望退職とそれに伴う給付の発生

4 その他の長期従業員給付

 上記の3つ以外の給付はすべてこの項目に含まれます。

 ・賞与でも、12か月以内にすべて決済されないのであれば、こちらの項目に含まれます。

 ・利益分配、繰延報奨などがここに含まれると思われます。

 

 

 

今週は以上です。

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カンボジア企業経営への心得

2017年02月07日 11時04分56秒 | カンボジアの経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回のテーマは「継続と徹底」です。

 

昔からよく言うように「一言、事を破る。一言、人を誤る」と、うっかり言った言葉やちょっとした行為であっても、その人の人間性を決定してしまいます。ちょっとした日常の会話や振る舞い、言葉遣いや口癖など、何でもないような行動にその人の人生の背景や哲学、思想を知ることができるものです。

ドラッカーの著書で有名な「真摯さ」という言葉があり、似たような事例がそこであげられていますが、「真摯さとは取ってつけるものではなく、すでに身につけておかなければならないもの」であり、特にリーダーにとっては必要なものの一つです。部下は上司を2、3週間程度で真摯さがあるかないかを見破ってしまいます。それはちょっとした日々の会話や行動から真摯さが誰でも判断できてしまうのであり、その真摯さの有無でリーダーとしての資質を試されることになります。

日々、継続して行わなければならない仕事や業務がある人が大半だと思いますが、この継続して行う事に対する姿勢でも、実はリーダーの資質を問われます。継続は力なりと言いますが、継続して実行する事で他の見本となり、そしてそれは我々の「リーダーシップの源泉」となります。その一方で、徹底してその事を成す時、それは我々の「リーダーシップの強さの基盤」となります。徹底して実行することがなければ、それは継続して行なっているだけに止まり、そこに強さは生まれません。強いリーダーシップも生まれません。

継続して行うことと、徹底して事を成すこと、それぞれ似ているような行動ではありますが、その違いに気づくことでより素晴らしいリーダーに近づくのだと思います。

 

 

澤柳 匠


 

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IFRSにおける収益認識について②

2017年02月07日 11時03分22秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週はIFRSにおける収益認識について②をご説明いたします。

 

IFRSでは、IFRS15という規定が2017年1月1日以降に開始される事業年度から適用されることになります。この規定は「顧客との契約から生じる収益」です。

 その前までは限定的な局面に対応する規定しかありませんでしたが、これをもって売上高に関する包括的な基準が与えられたことになります。

 

前回のプログでは、コア原則とそれに伴うステップ5のうちステップ2までをご説明いたしました。今回はステップ3よりご説明いたします。

 

ステップ3 取引価格の算定

 

取引価格の決定に当たっては、次のすべてを考慮する必要があります。

 

1変動対価

2変動対価の見積りの制限

3契約における重大な財務要素

4現金以外の対価

5顧客に支払われる対価

 

 

ステップ4 履行義務への取引価格の配分

 

複数の履行義務で構成されている契約については、各履行義務の独立販売価格の比率に基づいて、取引価格を各履行義務に配分します。

 

ステップ5 履行義務の充足

 

顧客に約束した財またはサービスを移転することによって履行義務を充足した時、または履行義務を充足するにしたがって、収益を認識します。履行義務が一定の期間にわたって充足されるのか、あるいは、一時点で充足されるのかについて、契約の開始時点において決定しなければなりません。時間の経過に伴う収益か否かということですね。

 

一定の期間にわたって充足される履行義務に関して、下記の要件をすべて満たさなければなりません。

1義務を履行するにつれて、顧客はその履行による便益を受け取ると同時に消費する。

2義務の履行が資産を創出、あるいは資産を増加させ、それにつれてその資産を支配する。

3義務の履行は他に転用可能な資産を創出せず、その時点までに完了した義務の履行について支払いを受ける強制可能な権利を有している。

 

非常に抽象的でわかりにくいですが、IFRSではこの基準を用いて収益認識を行っていきます。

 

 

 

今週は以上です。

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