東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

毎週火曜日更新
カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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■カンボジア企業経営への心得

2016年04月25日 17時31分24秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「正しい目標」についてお話しします。

ドラッカーは、『「唯一の正しい目標」を探求するものは、賢者の石を探し求めるように空しいだけではない。明らかに毒をなし、誤って人を導く』と しています。そして、「目標は最低でも八つの領域において必要とされる」と説いています。

カンボジアに進出した日本企業の話を聞いていますと、事業における目標管理においては、売上など単一の目標を掲げて目標管理を行っている企業は多いように感じます。
部門ごとに唯一無二の売上目標を与えられ、その目標の達成度合いで業績を評価されています。その他の目標も設定している企業もありますが、その他の目標はお飾り程度のところも多いようです。

そもそもドラッカーの目標管理では、「単一の目標では充分でなく、事業に影響を与える全ての領域において目標を設定するべきある。それらの領域に おいて、少なくとも八つの領域において目標の設定が必要である。」と説いています。

この八つの領域とは、

事業の成果に直接影響を与えるマーケティングとイノベーションの二つの領域、
経営資源に関する人的資源、資金、物的資源の三つの領域、
いかなる部門であっても目標の設定が必要な生産性、社会的責任の二つの領域、そして、
明日の事業のために必要な利益の領域
の八つとなります。

目標管理とは、期首で設定した目標に対する期末での達成度を評価することを目的としている企業が多いです。しかし、ドラッカーの書籍には、このような記述を目にすることはありません。そもそも、期首で決めた目標を期末に評価することはマネジメントとし考えた時には何の意味もないと思われます。期末に業績の悪いことを認識しても、既に打つべく術は何もないのです。

マネジメントは、期首と期末だけ仕事をしているわけでありません。日常の業務を行う上で、常に、様々な判断が求められています。

その判断を的確に行うためには、判断の材料となるべき情報が多面的でなくてはなりません。それらの情報は目標管理からもたらされ、目標管理は、意思決定と事業活動の整合性の尺度を、事業の判断材料として提供してくれます。その判断材料は多面的に必要です。

従って目標は一つではなく、必ず、複数の目標が必要となるのです。

澤柳 匠


 

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固定資産を売却目的で保有する時の処理

2016年04月25日 09時38分12秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は固定資産を売却目的で保有する時の処理についてご説明させていただければと思います

固定資産は通常は業務に使用する目的で所有されるため、取得原価で評価されることになり、減価償却をすることにより各期に費用配分されることになります。しかし、売却目的で保有されることになった場合、通常とは大きく異なる所有意義となるため、会計処理もそれと共に変化することになります。

この処理を行うことになる固定資産は次のような条件を満たしていなければなりません。
①現状のまますぐに売却可能であること
②売却の可能性が非常に高いこと

売却の可能性が非常に高いといえるためには、次の要件を満たす必要があります。
ア、売却契約の実行を確約
イ、買い手の選定から売却の完了までの計画の実行を開始している
ウ、その資産を合理的な価格で売り込んでいること
エ、1年以内に売却が見込まれており、撤回の可能性が低いこと

上記の要件に該当した場合、当該固定資産は売却目的で保有されるものとなるため、次に挙げられるような会計処理を行います。
・期末においては、帳簿価額と処分コストを控除した公正価値のいずれか低い方で測定しなければならない。
・減価償却は中止する。
・公正価値に価額を切り下げた場合、減損損失を認識する。


今週は以上です。


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年04月18日 14時01分11秒 | カンボジアの投資環境・経済

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「機能は形式に従う」についてお話しします。

とある心理学者が1992年に発見した現象があります。人が創造的にものを考えるプロセスは二つのパターンのいずれかをたどると言われます。

一つは、問題から出発してそれをどうやって解決すればいいかを探るという方法。もう一つは、解決策から出発して、それによってどういう問題を解決できるかを考えるという方法です。

彼らの研究によれば、人は前者より後者のアプローチを実践する方が得意だと言います。例えば、ミルクの温度によって色が変わる哺乳瓶を見せられ て、それがどういう役に立つと思うかを聞かれた場合、たいていの人はすぐに熱すぎるミルクを飲ませて赤ちゃんを火傷させないために使えると言います。

しかし、逆の質問、つまり赤ちゃんを熱いミルクで火傷させないためにはどうすればいいかという質問をした場合には、温度によって色が変わる哺乳瓶 というアイデアを思いつくまでに多大な時間を要します。

この点において、東京コンサルティングファームが皆さんにお伝えする心と技をしっかり学び実務に応用することで、自ずと「温度によって色が変わる哺乳瓶」というアイデアに到達できるということです。

そしてそのあとは、知識と経験をもとにそのアイデアがお客様にどういう役に立つかを自分自身の頭で逆算して考え実行すれば、非常に早くプロとして活躍ができるのだと思います。

つまり、まず、何よりも先に「心と技」とは何かを理解し、それを実務に応用することで「形式」を生み、その後でそれがどういう「機能」を 果たせるかを考えることがプロになるための一つの指針になると私は思っています。

有名な「守破離」のお話のように、機能は必ず形式に従うのです。

 

澤柳 匠

 

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有形固定資産の認識の中止の仕訳

2016年04月18日 09時34分57秒 | カンボジアの会計

                「有形固定資産の認識の中止の仕訳」

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有形固定資産の認識の中止の仕訳についてご説明させていただければと思います。

有形固定資産を売却したり処分することがあります。その際にどのような仕訳を切る必要があるかご説明したいと思います。

例題26 A社は3月31日に機械Aを2,800$で売却した。対価は現金で受け取った。取得原価5,000$、期首減価償却累計額は2,000$であった。売却仕訳を明示せよ。

Dr      Cash                   2,800
         現金 
    Accumulated depreciation 2,000
    減価償却累計額
    Depreciation               150
     減価償却費        
    Loss on sales of noncurrent assets   50
     固定資産売却損

   Cr     Machinery     5,000
             機械

まず、当期の減価償却(1月から3月)を計上する。そして対価である現金2,800$と売却時点での評価額(取得原価5,000$-期首減価償却累計額2,000$―減価償却費150$)を比較し、対価のほうが50$少ないことからその分を固定資産売却損として計上する。


今週は以上です。


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年04月11日 17時44分39秒 | カンボジアの投資環境・経済

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「組織文化」についてお話しします。

組織の文化はマネジメントによって作られます。マネジメントは、正しい組織文化をつくる責任があります。

組織の本質は、組織の外に貢献することです。組織は、組織の外に成果を作らない組織は、組織としての存在価値を持ちません。
時々、組織の中に貢献することが自らの仕事とする組織を見ることがありますが、組織の外に成果をつくる意識が定着しているか否かが組織が成長するか否かを決めると思います。

マネジメントが、組織の外に成果を作る意識を持っていなければ、働く人に組織の外に成果をつくる意識が芽生えることはありません。マネジメント は、常に、自らの組織がどのような形で組織の成果に貢献すべきかを考え、事あるごとに働く人に伝えなければなりません。


働く人が、自らの働きがどのように組織の外に貢献しているかを実感できるよう仕事を設計し、組織を組立、働く人を指導、育成しなければならないでしょう。

働く人の仕事は、所属する部署によっては、必ずしも直接に組織の外への成果に貢献できるとは限リマセン。しかし、働く人の仕事が、どのような形で 自らの部門の仕事を支え、どのようにして組織に働く他の部門の人の仕事を支え、間接的にしても組織の外への成果に貢献してることを意識させる必要があります。

働く人が日常の業務を行うに当たり、組織の外への成果に貢献する意識を持ちながら仕事を行っているか、否かは、組織全体の成果に大きく影響を与えます。組織の成果に貢献する意識を持つ働く人をドラッカーはこのように表現している。

「いかに若い新人であろうと、貢献に焦点を合わせ成果に責任をもつ者は、最も厳格な意味においてトッフマネジメントの一員である」

 

澤柳 匠


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年04月11日 15時03分27秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。 
さて、今回は「組織文化」についてお話しします。

組織の文化はマネジメントによって作られます。マネジメントは、正しい組織文化をつくる責任があります。

組織の本質は、組織の外に貢献することです。組織は、組織の外に成果を作らない組織は、組織としての存在価値を持ちません。
時々、組織の中に貢献することが自らの仕事とする組織を見ることがありますが、組織の外に成果をつくる意識が定着しているか否かが組織が成長するか否かを決めると思います。

マネジメントが、組織の外に成果を作る意識を持っていなければ、働く人に組織の外に成果をつくる意識が芽生えることはありません。マネジメント は、常に、自らの組織がどのような形で組織の成果に貢献すべきかを考え、事あるごとに働く人に伝えなければなりません。

働く人が、自らの働きがどのように組織の外に貢献しているかを実感できるよう仕事を設計し、組織を組立、働く人を指導、育成しなければならないで しょう。

働く人の仕事は、所属する部署によっては、必ずしも直接に組織の外への成果に貢献できるとは限リマセン。しかし、働く人の仕事が、どのような形で 自らの部門の仕事を支え、どのようにして組織に働く他の部門の人の仕事を支え、間接的にしても組織の外への成果に貢献してることを意識させる必要 があります。

働く人が日常の業務を行うに当たり、組織の外への成果に貢献する意識を持ちながら仕事を行っているか、否かは、組織全体の成果に大きく影響を与えます。組織の成果に貢献する意識を持つ働く人をドラッカーはこのように表現している。

「いかに若い新人であろうと、貢献に焦点を合わせ成果に責任をもつ者は、最も厳格な意味においてトッフマネジメントの一員である」

澤柳 匠


 

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有形固定資産(再評価モデル)の仕訳

2016年04月11日 09時30分52秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有形固定資産(再評価モデル)の仕訳についてご説明させていただければと思います。

例題25 A社は3月1日に機械5,000$を購入した。今期の減価償却は834$であった。当該固定資産に関して、再評価を行った結果、4700$と算定された。期末における仕訳を示せ。

Dr     Depreciation     834
        減価償却費
   Cr    Accumulated depreciation  834
       減価償却累計額

Dr      Machinery      534 
         機械   
   Cr    Asset revaluation surplus  534
       再評価剰余金

期末(12月31日)における取得原価に基づく簿価は5,000-834=4,166$である。
再評価価額は4,700$であることから、4,700-4,166=534$簿価を増額させる必要がある。増額した分に関しては資本項目の増額となる(Asset revaluation surplus)。


今週は以上です。


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年04月04日 17時42分38秒 | カンボジアの投資環境・経済

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「予期せぬ失敗」についてお話しします。

予期せぬ成功が起きたときや、逆に、充分な計画にも関わらず予期せぬ失敗が起きたとき、「やっぱり難しいよね」、「私には無理だ」とばかりに「残 念会」で一杯やって終わりにしてはなりません。

このときこそ、「これで失敗の原因が一つ分かった」と喜ばなくてはならないのです。そして、その原因を追究しなくてはなりません。ここでさらなる 挑戦を行うか否かが成功への分かれ道となるはずです。

どこまでも「成功の要因」や「失敗の原因」がやっと一つ分かったと、こだわるか否かが分かれ道となります。「どのようにして、この失敗の原因を除去できるか」と考え、実行に移せるか否かが成功と失敗を分け、人生を変えます。

その原因を追究し、今度こそとばかりにさらなる挑戦に挑ばなければならないのです。
予期せぬことこそしっかり原因追求をし、こうして繰り返していくうち、あるとき失敗の最後の要因を完全に除去することができます。

この時がいつ来るかはわかりませんが、しかし、必ず来ることを信じて行動しなくてはならないと思います。必ず来ることが信じられなくなったとき、 その挑戦は結局失敗で終わってしまうのです。

 

澤柳 匠


 

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有形固定資産の評価

2016年04月04日 11時22分24秒 | カンボジアの会計

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有形固定資産の評価についてご説明させていただければと思います。

有形固定資産は取得時は取得原価で評価されることになりますが、その後の評価に関しては二つのモデルから一つ会計方針として選択することになります。それらは、原価モデルと再評価モデルのことです。再評価モデルは日本の基準にはなく、IFRS特有の規定といえます。

 

原価モデル
帳簿価額=取得原価-減価償却累計額-減損損失累計額

再評価モデル
帳簿価額=公正価値-減価償却累計額-減損損失累計額

 

減価償却累計額というのは、毎期の減価償却の結果を表しており、減損損失累計額も毎期の減損の検討の結果を表しています。ここで着目すべきなのは、取得原価なのか公正価値なのかという点です。再評価モデルの場合は、期末において公正価値の情報を再取得する必要があり、簿価を修正する必要があります。簿価が増額した場合、資本直入されることになります(過去の再評価の結果損失がある場合は、そこから減額)。また簿価が減額した場合、減少分を純損益として認識します。

次週は実際の例題を通してこの再評価モデルを説明していきたいと思います。

今週は以上です。


 

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