東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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経済特別区について

2015年08月24日 13時22分39秒 | カンボジアの投資環境・経済

 

こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。

今日は経済特別区(Special Economic Zone:SEZ)についてご説明いたします。

 

経済特別区とは、以下の要件を満たした区域を指します。

1 面積50ヘクタール以上

2 経済特別区管理事務所の設置

3 すべてのインフラが備えられていること(電力、給水、廃棄物処理、環境保護等)

 

経済特別区へ入居した場合、前回ご説明したように、法人税、輸入関税、付加価値税の免税を受けることができます。

 

現在カンボジアでは34箇所が認定されておりますが、実際に稼働しているのは8箇所のみとなっています。

1 プノンペン経済特別区

2 マンハッタン経済特別区

3 タイセン経済特別区

4 シハヌークビル港経済特別区

5 シハヌークビル経済特別区

6 コッコン経済特別区

7 サンコーポイベド経済特別区

8 ドラゴンキング経済特別区

 

今、一番熱い経済特区は、サンコーポイベド経済特別区でしょうか。タイ国境に隣接している区域ですが、日系SEZであり、日本企業が進出しやすい区域といえるでしょう。

また、プノンペンからはやや遠いですが、タイの首都バンコクからは比較的近く、アクセスしやすいというのも利点です。加えて、タイ国境付近のためタイからのトラックの荷積替をする必要がなく流通という面でも好条件となっています。

このような条件となっているため、タイに工場を設営し、自動化できないプロセスに関して、カンボジアの低廉な労働力を生かしポイベドに施設を設営するというスムーズな流れが可能です。最低賃金が上がっているとはいえ、近隣諸国と比べ、カンボジアの労働力はまだまだ低廉です。上手くその状況を用いていくのはいかがでしょうか。

以上です。

  

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投資優遇措置について

2015年08月18日 17時32分55秒 | お知らせ

 

こんにちは、カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。

私は2015年7月よりカンボジアに赴任し、業務を行っています。

これから、どうぞよろしくお願いいたします!

 

今日は投資優遇措置についてご説明したいと思います。カンボジアでは、投資優遇対象となる案件をQIP(Qualified Investment project)と呼んでいます。QIPの対象として認められたものは以下のような優遇措置を受けることができます。

 

1. 法人税免税もしくは特別償却

カンボジアの法人税率は20%ですが、この免税を受けることができます。また、この免税を受けない場合は、固定資産の40%の特別償却が認められ、使用される新品また中古の有形固定資産価額の40%について特別償却をすることができます。

期間に関しては、始動期間+3年間+優先期間=最大9年間活用することができます。

※1始動期間:最初に利益を計上した年、もしくは最終投資登録証明書取得後売上を計上した年から3年間のどちらか短い期間(MAXは3年間)

※2最終投資登録証明書:カンボジア開発協議会が出すQIP認定確認書

※3優先期間:予算法で規定されており、投資金額と業種によって期間が定まる。最大3年。

 

2. 輸入関税

輸入関税は様々な製品に課されており、その税率は0%、7%、15%、35%と多様に設定されています。この輸入関税に関して、以下のようなQIPが輸入税免税を受けることができます。

輸入加工QIP:原材料、建設資材、生産設備

国内市場QIP:建設資材、生産設備

 

3. 付加価値税(VAT)

付加価値税は、日本における消費税のようなものですが、カンボジアでは10%として設定されています。しかし、以下のような免税措置があります。

経済特区内入居輸出加工企業:輸入時の付加価値税が免税

経済特区外企業:QIPの種類にもよるが、輸入時に10%支払い、別途還付手続

※1現状カンボジアでは一度支払った税金の還付を実際に受けることは困難な場合が多い。

 

以上です。

 


 

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