東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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経済特別区(SEZ)

2012年04月24日 14時42分40秒 | カンボジアの投資環境・経済
こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。

本日は、国の投資・輸出関連産業の拡大、雇用機会の創出を目的としているカンボジアの経済特区(SEZ)について、お伝えします。

産業基盤が整備されているSEZ(Special Economic Zone)に関する制度は、2005年にカンボジアに導入され、現在22ヶ所が認可されています。

経済特別区(SEZ)は、下水道施設、排水処理施設、固形廃棄物の貯蔵・管理所、環境保護施設などの関連インフラが備わっているだけでなく、法人税・輸入関税・付加価値税(VAT)について優遇措置もあります。

日系企業は、経済特別区の中でも、プノンペン・スバイリエン・シハヌークビルに入居しています。

プノンペン経済特区は、プノンペン市街地から18kmの場所にあることもあり、現在18社の日系企業が入居しています。

スバイリエン地域の経済特区は、ベトナムの国境付近の国道1号線沿いに集中しているので、日系企業にも好まれ、数社入居しています。

シハヌークビル地域は、国道4号線沿いにあるシハヌークビル経済特区や、日本政府の支援により3月に完成した深海港に隣接したシハヌークビル港経済特区があるため、今後、日系企業の入居の増加が見込まれます。
ちなみに、シハヌークビル港経済特区の入居第一号は、王子製紙グループと発表されました。

シハヌークビルは、プノンペンから230km、バスで4時間の場所にあり、カンボジアで最も人気のあるマリンリゾートでもあります。

先日、私は、シハヌークビル経済特別区に入居している企業様を訪問するためにシハヌークビルにバスで行ってきました。空気がプノンペンより綺麗で、美しい白砂とマリンブルーの海岸があり、次回は休日にきてのんびりと過ごしたいと思ってます。



シハヌークビルにて

以上
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カンボジアのお正月

2012年04月16日 10時17分50秒 | カンボジアの投資環境・経済
こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。

カンボジアのお正月は、クメール正月と言い、4月13日~4月15日まで祝日になります。4月13日が日本の大晦日に相当します。

今年は、4月15日が日曜日なので、4月13日~4月16日まで連休の会社が多いです。カンボジアは、日曜日と祝日が重なると月曜日を休みとするのが一般的です。

クメール正月の時は、街中は車もバイクもあまり走ってなく、多くのお店が閉まっていて、とても閑散としています。

みんな田舎に帰って、家族と一緒に過ごしているようです。私のトゥクトゥクドライバーも田舎に帰ってしまい、街中に出ることができません……。(他のトゥクトゥクドライバーを使えばいいのですがね。)

新年のあいさつとして、「Happy Khmer New Year!」とメールで交わすこともしており、色々な面で日本のお正月と似ていると思います。

私は、日本のお正月(年末年始)時期にプノンペンに来たことがあるのですが、その時は1月1日だけカンボジアの祝日であり、街中は「Happy New Year!」と書かれた垂れ幕があったりもしましたが、いつものように賑わっていました。カンボジア人にとってはクメール正月が特別なんだと思います。



アパートに設置された、お正月のお供え物です。

以上
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カンボジアの投資規制

2012年04月09日 11時08分18秒 | カンボジアの投資環境・経済
こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。

前回までは、カンボジアの注目度について、お伝えしましたが、いざカンボジアに進出するとなると、まず外国企業の投資規制を考えると思います。

タイやベトナムでは、既存の企業を脅かす存在とみなされるサービス業等で外資100%での参入を規制する業種があります。

しかし、カンボジアでは以下の禁止事業(投資法改正法の施行に関する政令111ANK/BK号付属1条)に違反しない限り、あらゆる業種において外資100%による会社設立が認められています。

(1)向精神剤及び麻薬物質の製造・加工
(2)国際規制または世界保健機構により禁じられた有害性化学物質、農薬・農業用殺虫剤、および化学物質を使用したその他の商品で、公衆衛生および環境に影響を及ぼすものの製造
(3)外国から輸入する廃棄物を使った電力の加工及び生産
(4)森林法により禁止されている森林開発事業

銀行も外資100%での設立が可能です。

このように、カンボジアは外国企業が進出するハードルを低くする政策で、多くの外国企業を誘致して、経済成長しようとしています。

ただし、投資規制があまりないデメリットとして、悪徳業者も多発している事例があります。特に、コンサルティング業はその傾向が強いです。

当社もコンサルティング業です。しっかりとカンボジアの魅力や進出のメリットとデメリットを把握して、日系企業進出のサポートをするという使命感をもって事業を行い、信頼を得ようと思っています。

また、母体が会計事務所なので、特に法律面でのサポートに強みを持っていますので、お気軽にお問い合わせください。

以上
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なぜカンボジアが注目されているのか?

2012年04月02日 10時17分33秒 | カンボジアの投資環境・経済
こんにちは、カンボジア駐在員の東真奈美です。

カンボジアは、これから雨期に入ろうとしていますが、今は毎日晴れており、時々雷や雨が降ります。毎日太陽の光を浴びていると、自然にいつも前向きで明るい気持ちになります。

毎日明るい太陽の光が、経済成長中のパワーと重なって、より強い熱気となり、生きるパワーをもらっています。

経済成長中のカンボジアですが、なぜ、今注目されて、日系企業の進出しているのでしょうか?

日系企業の進出は、2008年以降徐々に増加しており、製造業では、2009年に大手二輪メーカーや食品メーカーがプノンペン経済特別区(SEZ)に工場建設しています。

対カンボジアへの投資額については、2011年には、1億3千万ドルを超えており、投資額ベースで過去最高を記録しています。

カンボジア日本人商工会会員数も2012年3月現在で100社を超えています。

そもそも、日系企業がカンボジアに来るようになった理由を、日系企業のアジアへの投資の歴史からひも解いてみたいと思います。

まず、1985年のプラザ合意後の円高により輸出採算が悪化したため、生産拠点をタイやマレーシア、インドネシア、中国等へ移転する製造業の海外進出が加速化しました。

その後、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)へ注目が高まったことと、チャイナリスク(SARS、反日デモ等)の存在が出てきました。

チャイナリスクワンということで、ベトナム、インドネシア、インド等のアジア諸国への生産拠点の分散化が始まり、特にベトナムがチャイナプラスワンの大きな受け皿になりました。

中国、ベトナム、インドネシア、タイ等では、労働賃金の上昇、労働者確保が困難になり、さらに各種インセンティブの削減等により、外資系企業を取り巻く環境が変化して行きました。

チャイナブラスワンの受け皿となったベトナムも、輸出加工拠点から国内販売型拠点に変化しているため、新たにチャイナプラスワン、タイ・ベトナムプラスワンの受け皿の国の検討が始まりました。

そこで、新・新興国である、CLMB(カンボジア・ラオス・ミャンマー・バングラディッシュ)が注目され進出が加速されています。

CLMBの中でも、カンボジアが有望国として注目されている理由は、前回お伝えしたとおりです。

以上
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