東京コンサルティンググループ・カンボジアブログ

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カンボジアへの進出をコンサルティングしている駐在員が、カンボジアの旬な情報をお届けします。

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政府補助金を受け取った際の固定資産の処理

2016年05月02日 16時14分17秒 | お知らせ

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は政府補助金を受け取った際の固定資産の処理についてご説明させていただければと思います。

一定の条件を満たすことにより、資産の対価の一部の援助、負債の減額などの形で政府から支払われるものを政府補助金といいます。

政府補助金は、次に関する合理的保証が得られた時点で認識します。
①補助金の条件のクリアが確定的
②補助金の受領

補助金が意図した減額したいと考える費用が発生した期の純損益を調整する形で処理します。
Ex 償却性資産であれば、償却期間にわたって政府補助金の利益配分を行う。


処理方法
ア 資産に関する補助金の場合 ①、②のどちらかの処理を行います。
  ①補助金を繰延収益として計上し、資産の耐用年数にわたって規則的に純損益に認識する。
  ②補助金を控除して資産の帳簿価額とする。これにより、通常より小さな金額の減価償却費が償却期間にわたって計上される。
イ 収益に関する補助金の場合 ①、②のどちらかの処理を行います。
  ①その他の収益のような科目名で計上する。
  ②関連する費用から控除して計上する。

今週は以上です。


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年05月02日 16時12分42秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。 
さて、今回は「従業員満足」についてお話しします。

ドラッカーは、次のような表現で、従業員満足を説明しています。

「仕事において何かを達成しているがゆえに満足な者がいる。逆に、大過なく過ごせるがゆえに満足な者がいる。何事にも不満をもつがゆえに不満な者 がいる。あるいは、より優れた仕事を行いたいがゆえに、自分自身やチームの仕事を改善したいがゆえに、さらにまたより大きな仕事をよりよく行いた いがゆえに現状に不満な者がいる。特に、最後のような不満は、あらゆる企業にとって価値ある不満である。仕事への誇りや責任感を最もよく表す不満 である。」

ここでは、ドラッカーは、満足には、2種類の満足、つまり「無関心による満足と、充実による満足」があるとしています。同様に、2種類の不満もあります。「何事にも不満である者の不満と、よりよい仕事を行いたいかゆえの不満」です。 

ドラッカーは、さらに、「満足の程度を判断する基準もない。いかなる程度の満足を満足として是とすべきかを判断する基準はない。従業員アンケート で総数の70%が「満足」として答えたとき、事業者は、この結果に満足すべきだろうか、」とも述べています。

従業員の会社への満足、不満足はいろいろなケースがありその判断基準は確かに明確ではありません。しかし、いずれの場合でも企業が働く人に対し要求するものは、実は満足そのものではなく、責任であります。

自らが行うことについては責任があるだけであり、自らが行うことについては常に不満がなければならず、常によりよく行おうとする欲求がなければな りません。


澤柳 匠


 

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■カンボジア企業経営への心得

2016年04月25日 17時31分24秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「正しい目標」についてお話しします。

ドラッカーは、『「唯一の正しい目標」を探求するものは、賢者の石を探し求めるように空しいだけではない。明らかに毒をなし、誤って人を導く』と しています。そして、「目標は最低でも八つの領域において必要とされる」と説いています。

カンボジアに進出した日本企業の話を聞いていますと、事業における目標管理においては、売上など単一の目標を掲げて目標管理を行っている企業は多いように感じます。
部門ごとに唯一無二の売上目標を与えられ、その目標の達成度合いで業績を評価されています。その他の目標も設定している企業もありますが、その他の目標はお飾り程度のところも多いようです。

そもそもドラッカーの目標管理では、「単一の目標では充分でなく、事業に影響を与える全ての領域において目標を設定するべきある。それらの領域に おいて、少なくとも八つの領域において目標の設定が必要である。」と説いています。

この八つの領域とは、

事業の成果に直接影響を与えるマーケティングとイノベーションの二つの領域、
経営資源に関する人的資源、資金、物的資源の三つの領域、
いかなる部門であっても目標の設定が必要な生産性、社会的責任の二つの領域、そして、
明日の事業のために必要な利益の領域
の八つとなります。

目標管理とは、期首で設定した目標に対する期末での達成度を評価することを目的としている企業が多いです。しかし、ドラッカーの書籍には、このような記述を目にすることはありません。そもそも、期首で決めた目標を期末に評価することはマネジメントとし考えた時には何の意味もないと思われます。期末に業績の悪いことを認識しても、既に打つべく術は何もないのです。

マネジメントは、期首と期末だけ仕事をしているわけでありません。日常の業務を行う上で、常に、様々な判断が求められています。

その判断を的確に行うためには、判断の材料となるべき情報が多面的でなくてはなりません。それらの情報は目標管理からもたらされ、目標管理は、意思決定と事業活動の整合性の尺度を、事業の判断材料として提供してくれます。その判断材料は多面的に必要です。

従って目標は一つではなく、必ず、複数の目標が必要となるのです。

澤柳 匠


 

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カンボジア企業経営への心得

2016年04月11日 15時03分27秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。 
さて、今回は「組織文化」についてお話しします。

組織の文化はマネジメントによって作られます。マネジメントは、正しい組織文化をつくる責任があります。

組織の本質は、組織の外に貢献することです。組織は、組織の外に成果を作らない組織は、組織としての存在価値を持ちません。
時々、組織の中に貢献することが自らの仕事とする組織を見ることがありますが、組織の外に成果をつくる意識が定着しているか否かが組織が成長するか否かを決めると思います。

マネジメントが、組織の外に成果を作る意識を持っていなければ、働く人に組織の外に成果をつくる意識が芽生えることはありません。マネジメント は、常に、自らの組織がどのような形で組織の成果に貢献すべきかを考え、事あるごとに働く人に伝えなければなりません。

働く人が、自らの働きがどのように組織の外に貢献しているかを実感できるよう仕事を設計し、組織を組立、働く人を指導、育成しなければならないで しょう。

働く人の仕事は、所属する部署によっては、必ずしも直接に組織の外への成果に貢献できるとは限リマセン。しかし、働く人の仕事が、どのような形で 自らの部門の仕事を支え、どのようにして組織に働く他の部門の人の仕事を支え、間接的にしても組織の外への成果に貢献してることを意識させる必要 があります。

働く人が日常の業務を行うに当たり、組織の外への成果に貢献する意識を持ちながら仕事を行っているか、否かは、組織全体の成果に大きく影響を与えます。組織の成果に貢献する意識を持つ働く人をドラッカーはこのように表現している。

「いかに若い新人であろうと、貢献に焦点を合わせ成果に責任をもつ者は、最も厳格な意味においてトッフマネジメントの一員である」

澤柳 匠


 

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■カンボジア企業経営への心得

2016年03月21日 11時45分58秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「成果をあげるための習慣」についてお話しします。


私は大学生の頃、コントラバスを弾いていましたが、大学1年生でオーケストラに入りたての時、オーケストラの先生にこういわれました。
「残念ながら君はモーツァルトをモーツァルトのように弾けるようにはなりません。でも音階はモーツァルトと同じに弾かなければなりません」

音楽の才能というものは生まれつき神様が与えてくれるものであり、モーツァルトのように楽器を演奏することができる奏者など滅多にいません。しかし、楽器をモーツァルトのように弾けることはオーケストラでは全く求められておらず、むしろそのような個性を殺し、オーケストラとしての素晴らしい演奏を求められるのです。

音階というものは楽器を弾くための基礎であり、そして全てでもあります。音階を正しく弾くというと一見簡単なように見えますが、しかし、決して疎かにはできない練習になるのです。
また、偉大な楽器奏者たちでさえ、練習を重ねなかったならば、あのように弾けるようにはならなかったということも言えます。

いかなる分野においても、普通の人であれば実践的な能力は身につけられます。それは、日本人、カンボジア人と言った国籍をも超越します。

卓越はできないかもしれません。卓越するには特別の才能が必要になります。
しかし、成果をあげるには人並みの能力があれば十分なのです。そして、それを我々マネジメントがカンボジア人に教えなければなりません。

澤柳 匠

 

 

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「建物の取得の仕訳」

2016年03月14日 16時58分48秒 | お知らせ

 「建物の取得の仕訳」

 

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は建物の取得の仕訳についてご説明させていただければと思います。

 

設問22 A社は本社建物を新たに建設した。建設原価は1,000,000$である。また、その資金のために借入を行っており、その金額は1,500,000$である。利率は10%である。

建設期間は×1年1月から×1年12月であり、借入は×1年1月初めに行っている。返済予定は×2年12月終わりである。建設終了時の仕訳を示せ。

 

 

解答

 

Dr  buildings      1,150,000     Cr  Construction in progress 1,000,000

   建物                  建設仮勘定

                      accrued liability     150,000

                       未払費用

 

 

建物の取得原価には、建設原価のほか、借入コストを含めることになります。借入は2年間の予定でありますが、建設が1年間で終了し、稼働していますので、1年分の借入コスト(利息)を取得原価に含めることになります。

 

今週は以上です。

 

 


 

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■カンボジア企業経営への心得

2016年03月14日 16時55分40秒 | お知らせ

■カンボジア企業経営への心得

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「成果をあげるために」についてお話しします。


大学ではできないことを証明することで博士号がもらえます。
しかし、ビジネスにおいてはそれは全く意味のない行為で、時間の無駄だと思われます。

頭のいいスタッフほど、いかに私がしたいこと、会社がしたいことができないかを一生懸命説明し、ちゃんと論理的に証明してくれます。立派な大学を 出た人は、特に理論武装が得意なようで、岩のように微動だにしません。

一方、頭が少し悪いスタッフ、経理すら勉強したことのない丸腰のスタッフが一生懸命私のやりたいことを聞いてくれ、何とか達成しようと努力を見せてくれます。そして、意外にもそのような後者のスタッフの方が成果をあげるものです。

スタッフの頭の良し悪しは、確かにサービスの質やスピードに影響を与えますがこれはかなり短期的な視点での評価であり、長期的に会社の成長に貢献するか否かはまた別の話なのでしょう。

さらに言えば、人材の採用のためこれまで多くのカンボジア人の履歴書を見て学歴を気にしてきた私ですが、学歴と実際の仕事の良し悪しは全くと言っていいほど関係ないのではとも感じています。

スーパーで立派なパッケージに包まれたまっすぐでキレイなきゅうりと、八百屋の入り口で雨ざらしでパックで売られている曲がりくねった傷だらけのきゅうりとでは、実際食べてみると後者の方が美味しかったりします。

イノベーションを達成するために求められる人材は、少し頭の悪くても「できる証明」を一生懸命してくれるスタッフであり、彼らが中心となって会社を 動かし、頭のいいスタッフが潤滑油のように彼らを背後からサポートしていくこと、これが会社を大きくしていく上で必要な構図であると考えています。

 

 

澤柳 匠


 

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  「有形固定資産の概要」

2016年03月07日 19時03分54秒 | お知らせ

 

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は有形固定資産の概要についてご説明させていただければと思います。

 

有形固定資産の定義は以下の通りです。

・一つの会計期間以上にわたって、製品の製造、商品やサービスの提供、賃貸、管理部門で使用する有形の資産

・将来の経済的便益が流入する可能性が高く、また信頼性を持って取得原価を測定できること。

 

有形固定資産の評価方法

取得原価で評価します。

その構成要素は以下の通りです。

①購入価格

②稼働可能な状況にするために直接要したコスト

③資産の解体、除去コストおよび土地の現状回復コスト(資産除去債務)

④借入コスト

 

 

④の借入コストに関してはIFRS特有の規定といえます。

適格資産(※1)に該当する資産は、その取得、建設または生産に直接起因する借入コストを、取得原価の一部として資産化しなければなりません。

 

※1意図した使用や販売が可能になるまでの相当の期間を必要とする資産

 

Ex1適格資産を取得するために個別に資金を借り入れた場合

 借入コスト全額を資産計上します。借入金の一時運用で得られた収益は控除します。

Ex2一時的な目的で借り入れた資金を適格資産の取得に使用した場合

 適格資産への支出に資産化率(※2)を乗じることにより、資産化する金額を算定します。

※2当期中の企業の借入残高に対する借入コストの加重平均

 

今週は以上です。

 


 

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■カンボジア企業経営への心得

2016年03月07日 19時02分43秒 | お知らせ

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。

さて、今回は「イノベーション」についてお話しします。


イノベーションを、技術革新や特許を伴った新たな製品をイメージする人が多いと思います。しかし、ノベーションとは、技術分野に限ったことではありません。

イノベーションとは、新たな製品の開発や生産方法に関する技術革新はもちろんですが、物流の仕組みや、在庫管理の方法、販売方法、業務の進め方から、人材育成、クレームに関する新たな対処方法など、マネジメントに関するあらゆる分野における新たな方法、新たな考え方による変革のことを指します。

自らの商品を自らの感性で工夫を施すことで、新たな製品に作り替えることであっても十分な競争力が得られます。

イノベーションという言葉を作ったシュンペータは、1912年に、新結合という言葉を用いて、「郵便馬車を何台も連ねても鉄道にはならない。」とし、そこには、従来の延長線上にない非連続の変化が必要と、言う表現でイノベーションを説明しています。

また、ドラッカーはイノベーション例として、次のように述べています。
「冷蔵庫を食物の凍結防止用としてエスキモーに売り込むことに成功した営業マンは、新しいプロセスを開発した者と同様、イノベーションの担い手で ある。食物を冷たくしておくためのものとして冷蔵庫を売ることは、市場を開拓したことになる。しかし、食品が冷えすぎないようにするためのものとして冷蔵庫を売ることは、製品を創造したことになる。もちろん技術的には、いずれも同じ製品である。しかし経済的には、後者はイノベーションである」

イノベーションとは、技術開発系の企業だけのものではなく、製造業はもちろんのこと、卸売業、小売業、サービス業からどのような業種であっても組織を維持させ、さらなる成長、発展をさせるためには不可欠な概念であります。

イノベーションは、大企業だけのものでもなく、中小企業、一人親方の会社まで、企業規模に係わらず、経済変化の中で生き続けるために必要な考え方です。
どの企業の経営者も恐れることなく、たとえ小さなカンボジアという国でも、大きなイノベーションを実現していく必要があるのです。

 

澤柳 匠


 

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 「棚卸資産の評価の仕訳」

2016年02月29日 18時33分39秒 | お知らせ

 

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は棚卸資産の評価の仕訳についてご説明させていただければと思います。

 

設問21 会計期末を迎えたX社の経理担当のAさんは、商品の評価を経理規定によりこれから行うことにしている。各商品のデータは以下の通りである。評価損を計上すべき商品はあるか。その際の仕訳を明示せよ。単位は$である。

 

 

 

 

解答

 

商品Aの正味実現可能価額は見積売却価格から販売費を引いた13,000$であり、取得原価8,000$より大きい。したがって評価損は計上せず、評価は取得原価で行うこととなる。

商品Bの正味実現可能価額は見積売却価格から販売費を引いた4,300$であり、取得原価4,000$より大きい。したがって評価損は計上せず、評価は取得原価で行うこととなる。

商品Cの正味実現可能価額は見積売却価格から加工費と販売費を引いた5,500$であり、取得原価6,000$より小さい。したがって評価は正味実現可能価額で行うこととなり、500$の評価損を計上することとなる。その際以下のような仕訳を切ることとなる。

 

Dr  Loss due to decline of inventory to net realizable value  500

                 棚卸評価損   

Cr  Inventory     500

  棚卸資産

 

今週は以上です。

 

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