TCC・竹島クラフトセンター TAKE-LOG 竹ログ

愛知県の観光名所[竹島]の俊成苑に構える手織り工房
[竹島クラフトセンター]の主人が送る大きなひとりごと。

三河木綿の郷里はベトナムであった。    竹島クラフトセンター

2017年07月02日 | 三河木綿の手織り体験





竹島クラフトセンターに植えられた三年目の綿の木が伸びて
花芽が付き始めました。

芽を出した棉は全部三河の地棉で葉も葉脈も茎も全て
グリーン一色の棉の木であります。

日本全国にある和棉は双葉のうちから葉脈の中心が赤く、茎も赤いのが特徴です。
何波か時代を超えて渡来して来た棉も農林省が奨励した農林何号と数え切れない交配種があるが
葉脈も幹も赤い棉です。



黄色い花はあると名古屋で聞いた時も植えられた棉は洋棉であり
夕方にはピンクに変色した花びらが落ちていた。

ところで、西尾市の天竹神社に祀られている棉神様の崑崙人とは誰なのか
どこの国の人なのか20年経ってもわからなかった。



今日、竹島クラフトセンターへご来店下さった
タイ国の学生さんに付き添ってきたタイ国に関係のある企業の人に
お話をお聞きして

西尾市福地は日本へ初めて綿の種を持って渡来した土地である、
ことを話しました。

「崑崙人の持っていた一弦の琴はインドシナ半島の民族楽器である事から、
 ベトナムではなかろうかと思っているのですが、コンロンとは何処なのか
 わからないでいるのです」
と話したら、

「コンロンとはベトナムの事です」
と答えをいただきビックリするやら嬉しいやらで
私は今でも興奮状態である。




タイ国の学生さんが手織り体験にやって来た   竹島クラフトセンター

2017年07月02日 | 三河木綿の手織り体験
「教室内を見学しても良いでしょうか」
と申し込みがあって教室内に入っていただきました。

紳士に連れられた2人の女性は夏休みを利用してタイ国からやって来た学生さんです。

外国のお客様にも三河木綿を紹介している私は早速
綿花を取り出して何時もの綿から糸への授業を始めた。

紡錘車を持ち出して糸紡ぎの実演と体験をしてもらった。
そして、できた糸を織り込む機織り体験となった。



筬を上げると経糸の奇数の糸が上がり、筬を下げると偶数の経糸が上がる
その中をシャトルに巻きつけた緯糸が通り織り込まれる。

日本語を通訳してもらっていたが、織っている女性は日本語が
達者で、工学の勉強する学生さんとあって理解も早く助かった。



「タイ国にも手紡ぎや機織りの機械はありますか」
と聞いたところ
「漫画やアニメで見たことがあります」
との返事でした。

「手織りは楽しいですか」
と聞くと
「とても楽しいです」
と嬉しい答えをいただきました。



ご自分で紡いだ糸もコースターの中に織り込んだ
オンリーワンのコースターが織れています。



そして、コースターが完成して記念撮影をしました。
おめでとうございます。



崑崙人が三河の海に上陸して日本に初めて綿の種が
渡来した土地であることを話しました。

「崑崙人の持っていた一弦の琴はインドシナ半島の民族楽器である事から
 ベトナムではなかろうかと思っているのですが、コンロンとは何処なのか
 わからないでいるのです」
と話したら、
「コンロンとはベトナムの事です」
と答えをいただきビックリするやら嬉しいやらで
私は今でも興奮状態である。










ご夫婦で手織り体験    竹島クラフトセンター

2017年07月02日 | 三河木綿の手織り体験
午後になって少し小雨が降って来ましたがその後止み
日曜日とあって小雨でも人出は相変わらず多かった。

そんな竹島クラフトセンターへ一組のご夫婦が手織り体験にやってきた。

好きな色糸を選んで織機に座ってシャトルを通し
筬を上げ下げしながらトントンと打ち込みます。

「以前から一度やってみたかったのですが手織りは初めてです」

スタッフから織物の組織と原理を教わりながら手織りが進み
同時に織機の扱いも教わります。



「こうして自分の手から出来てくると嬉しいです」

一本織る毎に一段織り進み、次の展開が見えて来る
そして完成に近づけば夢が現実となり

出来上がったコースターを掲げるお客様の顔は笑顔がはじけています。
おめでとうございます。

「すごく楽しかったです」
と、去っていくお二人の向こうに夕方の竹島が見えた。











私でも出来ますか     竹島クラフトセンター

2017年07月02日 | 三河木綿の手織り体験
「手織り体験は私でも出来ますか」
と、ご来店のご婦人から体験の質問です。

「大丈夫ですよ、私がついていますから織れますよ」
と、言ったもののご自分で織り始めています。



最初は織機の操作に戸惑っていたが、しばらくすると
要領がわかると順調に織り進めています。

「習い事をやり始めたいのですが、この歳ではベテランの中で
 初歩から習うのは難しいです」
と言ったが



長寿の国の日本である、65歳でリタイアしてもまだ
20年以上の時間がありますよ。

などなど話をしているうちにコースターが出来上がりました。



おめでとうございます。

何もする事も無くこの人生を終えるのか、
修行十年で一人前と言う、最低十年が必要だというが二十年もあれば
どんな技術も修得できるのです。

私も、この体験のご婦人もそうだが、まだまだ現役で全うできる時間があるのです。











清々しい4人の若者たちでした

2017年07月02日 | 三河木綿の手織り体験
土曜の午後、蒸し暑い竣成苑に4人の若者たちがやって来た。
「手織り体験をします」
爽やかな若者たちの入館で教室内が華やかになりました。

色糸を選んで織機に座りシャトルに糸を巻きつけると
早速織り始めます。



上か下かが問題なんだな、

「シャトルが右に来た時は上なんだな」
「あれ、私反対だよ」



「これで織れていくことが不思議だ」
「奇数と偶数の経糸が交互に上がったり下がったりする装置が織機なんだ」

体験で織りながら織物のメカニズムに気がつく
「これは大昔の人が考えたメカの基礎なんだよ」



外は竹島の絶景である、
「この景色を眺めながらの体験は最高だね」

コースターが少しづつ姿を見せてきました
「これは楽しいよ、やって良かったぜ」



「世界で一つのオンリーワンだ、前に陶器をやったから今度は織物で良かった」

「これでワンセットがテーブルに乗りますね」
「そうだよ、これは良いね」



「きれいに出来たから嬉しいです」
と、織り上がったコースターを眺めて灌漑深い表情です。

「織物なんてと思ったけどなかなか奥が深くて良いよ」
「楽しくて勉強になりました」



最後に面倒な房作りも見事にクリアーしました。

全員見事なコースターが出来上がり
全員ゴールドメダルで記念撮影です。

おめでとうございます。