流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

高圧小流量遠心2段型メタンポンプの設計と性能流体解析

2019年02月26日 | 流体機械設計

高圧を出せて小流量の遠心2段型メタンポンプの設計と性能流体解析です。

次図が2段遠心メタンポンプの流体形状モデルとなります。

1段目と2段目は直径の異なる遠心型インペラとなっていて、低比速度タイプと呼ばれる小流量で高圧のポンプ形式です。

次のような性能流体解析により、このポンプの性能は、

昇圧27気圧、流量毎秒7.7kg/s、ポンプ軸動力75kw、ポンプ回転数22000rpmとなります。

メタン液体を27気圧も昇圧出来るので、産業用高圧LNGポンプとしての用途を満たす性能を持っています。

今後は、1段目遠心インペラの前に吸い込みインデューサーを付ける設計変更を行い、吸い込みキャビテーションに対応します。

<今日の流れ>

今日は設計検討作業が中心です。

<弊社の就業時間>

株式会社ターボブレードの就業時間は月曜日から金曜日まで午前9時から午後4時までとなっています。

基本的に残業はありませんので、よって午後4時以降はお電話に出られないことが多くなります。