メタンターボポンプの設計研究を開始しました。
用途はロケットエンジン用です。
最初のメタンターボポンプ設計形態は、液体酸素ターボポンプの流体モデルをそのまま使って開始しています。
液体酸素に比べてメタンの密度は半分以下なのでポンプ回転数が同一であればメタンターボポンプの昇圧能力は低くなります。
よって次のメタンターボポンプ性能流体解析モニタリング画面ではポンプ出口圧力設定値を液体酸素に比べて半分以下にしていますが、それでも逆流が生じているので次の解析では出口圧力の更なる低下での計算となります。
次図は流れ流線群表示です。
色は圧力分布を示しています。
ポンプインデューサー入口部上流側では特にシュラウド側での逆流現象が顕著となっています。
入口逆流があることからポンプの吐出側流量が減っており、それが出口圧力の低下を招きます。
メタンターボポンプは流体形状設計として、低比速度高圧ポンプ形態を持ち、更にインペラ出口に羽根付きディフューザーを持つように設計を進めることとなります。
今後いろいろと試してみます。
<今日の流れ>
午前中は昨日の夜の風邪引きそうな体調から休んでいました。
昼には会社に来ましたので、ぼちぼちと仕事を進めます。
でも無理せず早めに帰ります。