アルバム・カバー曲3曲めは、殿さまキンクスの「なみだの操」です。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=sMcR0Rkg2FU
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/249634/
リリースは1973年ですが、翌1974年のオリコン年間第1位を獲得、日本レコード大賞大衆賞を受賞した大ヒット曲です。
ぴんからトリオの「女のみち」を当てたコロムビアのライバル会社・ビクターが「女のみち」への対抗策として同じど演歌路線を出すに当たって、コミックバンドだった殿さまキングスに白羽の矢を立てたという経緯がありました。
作詞の千家和也さんと言えば、1974年当時の私にとっては山口百恵さんの「ひと夏の経験」の作詞の方です。女子高校生的には「女のみち」に続いてテレビの歌番組を席巻したど演歌の「なみだの操」に、「今度はこれかい」という気分でした。
でも、やっぱり名曲なのでしょうね。たまたま当たったのではなく、自分を犠牲にしてひたすら男に尽くす〜たとえ現実にはあり得なくても〜ステレオタイプの健気な女性を主人公にした演歌として練りに練って制作された作品です。
個人的には、その当時「え〜〜」とは思いましたが、宮路オサムさんのあの笑顔も(「ちびまる子ちゃん」ではニヤニヤ顔と)陽性の印象を与えていたのでしょうね。
Kiinaにはこの曲は以前から歌いたいと思っていた作品だったそうです。この年の初頭に開催された「長良グループ演歌まつり2018」で歌唱。「皆さまからご好評を頂いたので、今回アルバムにも入れさせて頂くことになりました」と解説しています。
宮路さんの独時の歌い方が強いインパクトのある曲ですが、Kiinaは Kiinaらしく、ど演歌で歌っていてもやはりどこか品のある「なみだの操」になりました。