アルバム6曲めは「オロロン港」。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=ZQD7atPKREc
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/80216/
オロロン鳥(ウミガラス)は日本では北海道天売島でのみ繁殖するそうです。
「連れて行って」と泣いた人を残して夜汽車に乗って、ひとり東京に出て来たけれど、あの人はどうしているだろうか、夢の中で夜汽車に乗って今夜も故郷へ帰ろう…
何十回、何百回と繰り返し歌われてきたパターンのふるさと演歌に「オロロン鳥」で違った味つけをした感じです。
Kiinaは「オロロン鳥の鳴き声を聴いてみたけれど、僕には『オロロン』とは聞こえなかった(笑)」と解説でコメントしています。
歌唱指導では「夜汽車に乗った」の「乗った」の「の」の母音を押して歌っていると解説しています。
確かに聴いてみると「のぉ〜った♪」と強調していますね。
テーマはありがちのものでも、Kiinaが魂を込めて歌うと一級品になります。
オロロン鳥は北海道の鳥なので、この歌は北海道を偲ぶ内容なのですが、「オロロン」と聞くと、私は高倉健さんの「望郷子守唄」を思い浮かべてしまいます。
「オロロン オロロン オロロンバイ
ネンネン ネンネン ネンネンバイ♪」
こちらは九州がふるさとという設定のようです。50年前、ちょうど高校受験でにいっちょ前に遅くまで起きて勉強していた頃、ラジオから「オロロン オロロン オロロンバイ♪」という健さんの低音の歌声がしきりに流れてきて、それ以来脳内に染みついてしまいました。