「最後と決めた女だから」Bタイプのカップリング曲は「哀傷歌」。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=-Bj9HlIHPlk
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/134966/
水木れいじ先生・杜奏太朗先生コンビによる叶わぬ恋の歌です。
「まぼろし」「やるせぬ」といったワードやマイナー調の3拍子のリズム、トレモロの響き。究極の失恋の曲である「影を慕いて」を彷彿とさせます。制作側も「平成の『影を慕いて』」を意図していたのではないでしょうか。
文語体も含めて、とても平成の曲とは思えないけれど、Kiinaが主人公になり切って歌っているので、しっかり成立しています。相手に届かない恋の辛さは昭和だろうと平成だろうと共通ですよね。
まったく、見事にKiinaは「哀傷歌」の世界にどっぷり浸り切っていますね。「他人事で歌って」と言われた「最後と決めた女だから」の反動かと思うくらいです(笑)。
この後にリリースされたアルバムの初回限定盤に「哀傷歌」のMVのDVDがついています。
夜霧のエアポート」と「哀傷歌」と、どちらでDVDを作ろうか?という話になった時、Kiinaの頭に暗い海の波打ち際にひとり立っている後ろ姿を遠くから撮る、という映像のイメージが湧いたのだそうです。
撮影に当たっては、制作スタッフが驚いたというほどKiinaの集中力は凄かったそうですが、哀しいけれどとても美しい映像になっています。
Kiinaの歌声も映像も大好きな一曲です。