長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

8月9日(水)昨日の「学びの改革」に係る地区懇談会 2017-118

2017年08月09日 06時50分30秒 | 日記

 昨日夕方から、6区の「学びの改革」に係る地域懇談会に出席してきました。

 場所は、佐久平駅近くの佐久平交流センターでした。18時30分から20時40分まででした。

 県教委からの説明、会場との意見交換といったところが懇談会の内容でした。

 

 

本校の「探究」の授業紹介もありました。

 現状を見ていきますと、

 この6区の今年度全日制の1年生の学級数は、

 ( )は、高校生の数が多かった平成2年当時のクラス数及び募集定員

 蓼科高校 3学級(4・160)

 望月高校 2学級(4・170)

 小諸商業高校 4学級(5・225)

 小諸高校 6学級(7・315)

 軽井沢高校 3学級(5・225)

 佐久平総合技術高校 7学級(北佐久農業6・240,臼田9・380合計15・620)

 岩村田高校 5学級(8・340)

 野沢北高校 5学級(7・315)

 野沢南高校 5学級(7・315)

 小海高校 3学級(4・160)

 合計  43学級(66学級・当時は1学級45人での学校が多く、一方、募集定員を減じていた学校もあり)

 となっています(『平成2年高等学校要覧』から作成)。

 今回会場で配られた資料によりますと、

 

 この6区の今後の中学校卒業者数の予測では、

 2017年 2047 今の高校1年生

 2018年 1961 今の中学3年生

 2019年 1958 中2

 2020年 1881 中1

 2021年 1814 小6

 2022年 1875 小5

 2023年 1800 小4

 2024年 1761 小3

 2025年 1721 小2

 2026年 1769 小1

 2027年 1611 

 2028年 1576

 2029年 1621

 2030年 1476

 2031年 1501

 2017年と2031年との増減 ー546

 2017年に対する2031年の比率 73.3%

 今後も、徐々に生徒数は減少していき、その都度、学級減が行われるはずですが、特に、今の幼稚園・保育園の年長さんたちが高校入学を迎えるときは、150人以上の減となっています。

 2031年の募集学級数の予測として、仮に現行の43学級から12学級減となると、6区に現存する10校の高校は、規模がきわめて小さな高校となってしまいます。

 それゆえに、県教委も、都市部存立校に関して言及していましたが、中山間地存立校を維持するためにも、総論として、都市部存立校の「高校再編」は避けては通ることのできない道だと、私も思うのです。

 都市部存立校が、小規模化すれば、教員配置の問題、部活動指導の問題、何より学校の活力の問題等がありますので。

 県教委の説明資料の最後に、

 まとめとして、以下の文章がありました。

 未来の創り手となる子供たちのために

 どんな「学び」を求め

 どんな魅力を持たせ

 どの位の規模で

 どう配置するのか

 地域の皆さんとともにデザイン

 まさにそのとおりでして、本校も含めて、どのように佐久全体の高校教育を考えていくかが、問われています。