テスト返戻(へんれい)のための特編授業を本日から8日まで行います。
教務係の佐藤先生が、様々な点に配慮して、時間割をつくってくれました。
後期選抜志望変更受付期間が本日の正午までとなっています。
これで、受検者数が確定することになります。
本校HPにも掲載しますので、必要な方はそちらをご覧ください。
http://www.nagano-c.ed.jp/karui-hs/nyuushi/jouhou.html
話は変わり、生徒会誌『噴煙』第45号が手元に届きました。3月1日のことです。
出版委員長の小野澤さんが校長室に持ってきてくれました。
読みましたが、いいできばえです。写真もふんだんに入っていますし。
私の原稿は以下のとおりです。
継続は力なり
学校長 田澤 直人
四月の始業式の折に、私から生徒の皆さんにお願いしたことがあります。
「生徒の皆さん一人ひとりがそれぞれ努力目標をもち、昨日より今日、今日より明日と、常に今の状態にひとつ加え続ける」ことを考えてほしいというものでした。
さて、一年が終了するこの時期、私の願いは、諸君に届いたでしょうか。諸君にお願いするだけでは、「片手落ち」と考え、私も今年一年間、成し遂げようとしてきたことがありました。
私が年度当初に考えた目標が二つあります。
一つ目は、授業日、行事日両方あわせた登校日には、必ず「校長日記」を本校のホームページにアップすることです。皆さんご存知のように、この目標はもう少しで達成できそうです。二百日以上更新できました。
二つ目は、学校にいる時には、朝、必ず、登校してくる君たちに挨拶をするべく、校門付近に立つことです。この目標も達成できそうです。百三十日以上実施することができました。
私の経験では、目標を考えたら、自分ひとりの胸のうちにしまいこんでおくのではなく、必ず、その目標を、他人に「宣言」することが大切なことです。「自分はこれこれこうしたことをします」と宣言することにより、もう後にはひけないという、いわゆる「背水の陣」で、覚悟を決めて、取り組むことが何より肝心だと私は思っています。
一方、人間は弱いものでもあります。自分が覚悟を決めて取り組んだとしても、途中で、挫折してしまうこともあるかもしれません。そうしたときに頼りになるのが、「家族」であり、「仲間」だと私は思います。家族や友人の支えにより、自分の目標とすることが達成できるのだと私は思います。自分の意思だけで、あるいは。意地だけで、頑張ってみても、なかなか目標達成は困難なことを、私も経験上、わかっています。
さて、標題の件です。「千里の道も一歩から」といった格言にもありますように、まず、目標を定めて、始めたとします。不思議なことに毎日続けていると、だんだん「嫌だ」といった気持ちが薄まってきます。新たな発見もあります。「校長日記」でいうならば、事前に予定原稿を用意しておけば、どうしても書けない状況に追い込まれたとしても、何とか切り抜けることができました。朝の立ち番でも、ただ生徒諸君に挨拶するだけでなく、生徒諸君と「他の会話」を交えることによって、「心の交流」も自然とできるように変わってきます。こうした新たな「価値」を見出すと、目標がさらに達成しやすくなるのです。
「習慣は人格をつくる」といった言葉もあります。生徒諸君、自分の目標を定め、その目標に向かって、日々努力してみませんか。