田んぼの農家 葛西の最近

青森の米農家、カサイの最近は時々更新。元々「岩木山を考える会更新情報」のスペースを再利用中

一段落して検査

2010年10月12日 | Weblog
農作業では、9月12日~24日で収穫を終え、サイロに入れた310a分も含め10月5日で籾摺りまで終えました。
品種は全て特栽のまっしぐらです。


うちの調整機械は右上から、イコクと呼ばれるライスプール
 直下にサタケの5インチロール籾摺り機
 その手前の青いのが2連のグレーダー1.90ミリのアミ
 そっから左に行き奥へ向かうのがタイワの石抜機
300俵くらい籾摺りをするとこのくらいの石や塗膜片などが取れます。

 仕上げがタイガーのライスグレーダー1.95ミリアミです。

出来高は1.95の縦型ラセン付きアミ上で1166袋/686a +自家採種籾約250kg
玄米では、10aあたり8.5俵でした。

アミ下米の総量は約13俵でして、アミ上:アミ下 = 44:1
という驚くべき登熟歩合の黄金栽培でして(これが慣行ですと10~15俵に1俵のアミ下)、主食用米アミ上で前年の平均反収7.9俵を上回りました...(笑)

品質では今年もカメに泣かされそうです。乾燥荷口をきちっと管理して臨みますが、1等の数は少ないと思います。

ピカ選をお持ちのお米の生産者がうらやましい限りです。

5日の時点で飼料用米の水分が20%を切り始めたことを確認し、7日からトキワ養鶏に出荷する飼料用米を刈ってました。
あと、4.6ha中1.5haくらいを残すところです。
こちらが乾燥モミの袋詰めの様子です。14.5%以下の水分を目指していますが、乾燥機セットの要領がつかめず12%台のものも出ています。


今日の午後から検査の段取りです。
来週初め18日までの農政事務所への報告まで、今週はずっと農作業が潰れます。

サンプル玄米を3ロット。取引先のお米屋さんに送りました。
詳細なデータは届いてませんが、食味の方ではかなり良いスコアが出たようです。
飯米にはまだ21年産米がありますので、正月くらいまでは常食にできませんが、来週あたりには一度新米を食べてみたいものです。

そして、14日に50俵を出荷する予定が決まりました。

今年産米もオイシックスさんで販売される予定です。
月末から月初めにかけて販売開始のようです。
どうぞよろしくお願いいたします。

12月から3月初旬の冬期限定で、カメムシ着色粒3等記念、本物の農家の三つ星飯米(出穂後の農薬防除のない田んぼが大半のもので、9月17日付け乾燥調整ロットです。)アウトレット玄米30kgセールを行う予定です。限定50~最大68袋です。
ご理解いただける方のみ、ご購入ください。