創土社から刊行予定のゲームブック、『ザ・タワー・オブ・ドルアーガ 悪魔に魅せられし者』の発売延期記念に、勁文社から刊行された、北殿光徳・文、スタジオ・ハード・編のゲームブック『ドルアーガの塔 外伝』をプレイ開始。
これ以降、「ドルアーガの塔 外伝」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。
あたし、レイン・デシンセイ。国を捨てて、旅から旅への気ままな生活を送っている、20歳のか弱い女の子、兼、冒険者。
祖国に忍び寄る、悪魔ドルアーガの脅威。祖国のため、そしてあたしが密かに想いを寄せいていた王子ギルのため、あたしはドルアーガの塔の秘密を探ろうと、ドルアガノンの内部へと侵入したのだった。
苦労しながら3階にたどり着いたけど、発見したのは2階に下りる階段。本当は上へ上へと目指していくべきなんだろうけど、下にもまだ見逃していた何かがあるかもしれない。
あたしは気を取り直し、階段を降りていった。
<冒険記録紙>
基本設定
体力 4
剣技 7
魔術 2
バトルポイント
A:5 B:1 C:0 D:4 E:6
F:9 G:8 H:2 I:7 J:3
宝物リスト
白い剣、キャンドル、赤い薬
階段を降り、あたしは2階のフロアに降り立った。
辺りを探ってみるが、敵の気配はないようだ。ちょうどいい機会なので、傷の手当ても兼ねて、あたしはここで少し休んでいくことにした。
骨はきしみ、全身の筋肉が悲鳴を上げている。眼を閉じると、疲労のあまり、そのまま眠り込んでしまいそうだ。
傷口を拭い、布で縛る。痛みはまだ残っているが、それだけでも大分楽になった。
いつまでもここで休んでいたいが、そういうわけにもいかない。このドルアガノンを攻略するまで、ギルと供に祖国に平安を取り戻すまで、真の休息を得ることはできないのだ。
あたしは疲れた身体に鞭を打って立ち上がると、再び通路を歩き出した。
通路は十字路になっている。地図を眺めてみるが、現在位置がどこかはよくわからない。あたしは第六感を働かせて、とりあえずまっすぐ進んでいった。
辺りには不思議なくらいに魔物の気配がない。それはありがたいことではあるのだが、なにか特殊な事情でもあるのかと、同時に不安も覚える。
と、そのとき、突然足元の床が崩れた。あたしはかわす間もなく、そのまま穴に飲まれてしまう。
落下の衝撃を予測して、あたしは身をこわばらせた。しかし妙なことに、なかなか下の階には到着せず、あたしはその穴をどこまでも落下していったのだ。始めはずっと落下するような感覚だったのだが、時には上に向って上昇しているような、さらには平行移動をしているような感覚にも襲われた。
これは一体どういうことなのだろうか。何層も地下まで落ちているのだろうか。いや、ドルアガノンの構造からいって、地下深くに空間は存在しないはずだ。だとすれば、あたしはどこか異次元空間にでも落ち込んでしまったのだろうか……。
どすん。
随分長い間不思議な空間を漂っていたが、あたしはようやく硬い床の上に放り出された。幸いなことに、落下の衝撃はそれほど酷いものではなく、特に怪我をするようなことはなかった。
しかしあたしは一体どこに飛ばされてしまったのだろうか。ドルアガノンの内部ではあるのだろうけど……。
周囲は闇に包まれていて、様子を伺うことができない。塔の内部とはいえ、この暗さは異常だ。何か魔法的なものが働いているのかもしれない。あたしはザックの中からキャンドルを取り出して、火を灯した。
キャンドルに灯された火によって、辺りが明るく照らされる。さっきまでの漆黒の闇が、まるで嘘のように晴れ渡る。
しかしその灯りは通路だけではなく、望ましくないものまで浮かび上がらせてしまった。さっきまで気づかなかったのだが、あたしのすぐそばに銀色の鎧を纏った騎士――ミラーナイトが立っていたのだ。
あたしの脳裏に、忌まわしいミラーナイトとの戦闘の記憶が甦る。あたしの能力を完全にコピーしてしまう厄介な相手。前回は運良く勝つことができたが、今回もうまくいくという保証はない。
できればやり過ごしたい。あたしは後ずさり、ミラーナイトがいるのとは反対方向へと逃げ出した。
しかし不運なことに、その通路は行き止まりになっていた。あのミラーナイトを何とかしないと、先へは進めないようだ。
あたしは観念して、ミラーナイトのところへと引き返した。この少しの間にもどこかへ行ってしまってくれていればと思っていたけれど、ご丁寧なことに、相変わらずミラーナイトはその場に突っ立っていた。
仕方がないか。あたしはあたしは剣を握る手に力をこめ、一戦やりあう覚悟を決めた。
しかしミラーナイトの様子を見ていて、あたしは妙なことに気がついた。あたしはもう充分過ぎるくらいに近づいているのに、ミラーナイトはまるであたしのことが見えていないかのように無反応なのだ。
……無反応?
もしかしたら、こいつ、あたしのことが見えていないのだろうか?
これはチャンスだ。先制攻撃を喰らわせば、ミラーナイトも倒せるかもしれない。
あたしは気合もろとも、ミラーナイトに斬りかかった。
ボカ、スカ。
あたしの不意討ちをまともに喰らったミラーナイトは、もんどりうって倒れた。ようやくあたしの存在に気づいたミラーナイトは剣を手にして斬りかかってくるが、始めの一撃が効いたのか、明らかに動きが鈍い。
数回斬り合った末に、あたしはミラーナイトを叩き伏せた。
呼吸を整えて先へ進もうとしたそのとき、通路の端に宝箱があるのを見つけた。開けてみると、中にはきらびやかな表紙の本が入っていた。ぱらぱらとめくってみると、どうやら魔術書のようだ。
有用そうだけれど、今はきちんと読んでいる暇はない。あたしはその本をザックにしまい、先を急ぐことにした。
通路は東、西、南の3方向へ伸びている。一応地図を見てみるが、当然のように現在地点の見当はつかない。あたしは西への通路を選択する。
道なりに何度か折れ曲がり、また通路はは東と南とに別れている。今度は南へ進むことにする。
すると今度は十字路だ。敵がいないのは助かるが、いいかげん何か出てきてくれないと、こちらとしてもやりようがない。
あたしはその十字路を左に折れる。少し行ったところで、また分岐点だ。今度は北と東に分かれている。あたしは今度は東へと向かう。
更に進んでいくと、今度は丁字路に出た。まったく、この迷路に終わりはあるのだろうか。あたしはうんざりしながらその丁字路を曲がろうとした。
ん?
その丁字路の壁に、光るものがあった。鍵だ。
ようやく進展があった。これであとは上の階に至る階段を見つけるだけだ。
あたしはその丁字路を左へ進んだ。
シャオー!
角を曲がったところで、鋭い咆哮が空気を裂いた。
あたしの眼前に、白銀に輝く巨大な生物が現れた。その不気味な血の色をした双眸は爛々と輝き、あたしの全身を射すくめる。今までにないような恐ろしいほどの圧迫感があたしを押しつぶす。
シルバー・ドラゴン。
並みの相手じゃないことは確かだ。しかし同時に、避けて通ることのできない相手でもある。
あたしは大きく一つ息を吐くと、臍に力を入れ、シルバードラゴンに踊りかかった。
ボカ、スカ。
その爪は壁を砕き、その鱗は剣をはじく。ドラゴンこそやはり、Monster of Monsters、化け物の中の化け物だ。
しかしそんな化け物を前にして、あたしの心はどんどん高揚していった。生と死の剣が峰に立たされて、あたしはかつてないほど集中力が増していった。
シルバー・ドラゴンの一撃は確かに強力だが、今のあたしには、その始動から軌跡から終端まで、まるで手に取るようにはっきりと見える。そして、身体が疲労しているのにも関わらず、あたしはそのドラゴンの攻撃を最小限の動きでかわしていく。
だがあたしの攻撃はドラゴンに阻まれつづける。どんなに攻撃を避け続けようとも、あたしの攻撃が
!
ドラゴンの攻撃をかいくぐりながら、あたしは妙な点に気が付いた。シルバードラゴンの全身を覆う強固な白銀の鱗。しかし喉元に、一箇所だけ鱗が剥がれ落ちているところがあるのだ。
そういえば聞いたことがある。ドラゴンは皆、身体のどこかに致命的な弱点を抱えていると。このシルバードラゴンにとって、その位置こそ唯一の弱点なのかもしれない。
あたしは狙いをその一点に絞った。
慎重にドラゴンの動きを見極め、その攻撃をかわす。そしてタイミングを見計らい、チョンとドラゴンの鼻っ柱を小突いて意識をそらしておいてから、あたしは思い切ってドラゴンの懐へと滑り込んだ。
ドラゴンはあたしを見失っている。しかしこれだけ接近している以上、仕損じたらそのまま潰されてしまいかねない。
あたしは思い切って、シルバードラゴンの喉本を突き上げる。
ズブリ。
確かな手ごたえと供に、剣は深々と突き刺さった。それと同時に、ドラゴンは断末魔の叫びを上げる。
喉元をやられているだけに、それはとても惨めで、悲しい叫び声だった。あたしは剣を返して止めを刺した。ドラゴンはびくりと身体を震わせると、そのまま動かなくなってしまった。
ふと見やると、シルバードラゴンの屍の向こうに、階段へと続く扉があった。
あたしは今の戦いによる心地よい疲労を感じながら、その扉を開け、上の階へと続く階段を上っていった。
(つづく)
基本設定
体力 4
剣技 7
魔術 3
バトルポイント
A:5 B:1 C:0 D:4 E:6
F:9 G:8 H:2 I:7 J:3
宝物リスト
白い剣、キャンドル、赤い薬、本
これ以降、「ドルアーガの塔 外伝」のネタバレを含んでいます。ご注意ください。
あたし、レイン・デシンセイ。国を捨てて、旅から旅への気ままな生活を送っている、20歳のか弱い女の子、兼、冒険者。
祖国に忍び寄る、悪魔ドルアーガの脅威。祖国のため、そしてあたしが密かに想いを寄せいていた王子ギルのため、あたしはドルアーガの塔の秘密を探ろうと、ドルアガノンの内部へと侵入したのだった。
苦労しながら3階にたどり着いたけど、発見したのは2階に下りる階段。本当は上へ上へと目指していくべきなんだろうけど、下にもまだ見逃していた何かがあるかもしれない。
あたしは気を取り直し、階段を降りていった。
<冒険記録紙>
基本設定
体力 4
剣技 7
魔術 2
バトルポイント
A:5 B:1 C:0 D:4 E:6
F:9 G:8 H:2 I:7 J:3
宝物リスト
白い剣、キャンドル、赤い薬
階段を降り、あたしは2階のフロアに降り立った。
辺りを探ってみるが、敵の気配はないようだ。ちょうどいい機会なので、傷の手当ても兼ねて、あたしはここで少し休んでいくことにした。
骨はきしみ、全身の筋肉が悲鳴を上げている。眼を閉じると、疲労のあまり、そのまま眠り込んでしまいそうだ。
傷口を拭い、布で縛る。痛みはまだ残っているが、それだけでも大分楽になった。
いつまでもここで休んでいたいが、そういうわけにもいかない。このドルアガノンを攻略するまで、ギルと供に祖国に平安を取り戻すまで、真の休息を得ることはできないのだ。
あたしは疲れた身体に鞭を打って立ち上がると、再び通路を歩き出した。
通路は十字路になっている。地図を眺めてみるが、現在位置がどこかはよくわからない。あたしは第六感を働かせて、とりあえずまっすぐ進んでいった。
辺りには不思議なくらいに魔物の気配がない。それはありがたいことではあるのだが、なにか特殊な事情でもあるのかと、同時に不安も覚える。
と、そのとき、突然足元の床が崩れた。あたしはかわす間もなく、そのまま穴に飲まれてしまう。
落下の衝撃を予測して、あたしは身をこわばらせた。しかし妙なことに、なかなか下の階には到着せず、あたしはその穴をどこまでも落下していったのだ。始めはずっと落下するような感覚だったのだが、時には上に向って上昇しているような、さらには平行移動をしているような感覚にも襲われた。
これは一体どういうことなのだろうか。何層も地下まで落ちているのだろうか。いや、ドルアガノンの構造からいって、地下深くに空間は存在しないはずだ。だとすれば、あたしはどこか異次元空間にでも落ち込んでしまったのだろうか……。
どすん。
随分長い間不思議な空間を漂っていたが、あたしはようやく硬い床の上に放り出された。幸いなことに、落下の衝撃はそれほど酷いものではなく、特に怪我をするようなことはなかった。
しかしあたしは一体どこに飛ばされてしまったのだろうか。ドルアガノンの内部ではあるのだろうけど……。
周囲は闇に包まれていて、様子を伺うことができない。塔の内部とはいえ、この暗さは異常だ。何か魔法的なものが働いているのかもしれない。あたしはザックの中からキャンドルを取り出して、火を灯した。
キャンドルに灯された火によって、辺りが明るく照らされる。さっきまでの漆黒の闇が、まるで嘘のように晴れ渡る。
しかしその灯りは通路だけではなく、望ましくないものまで浮かび上がらせてしまった。さっきまで気づかなかったのだが、あたしのすぐそばに銀色の鎧を纏った騎士――ミラーナイトが立っていたのだ。
あたしの脳裏に、忌まわしいミラーナイトとの戦闘の記憶が甦る。あたしの能力を完全にコピーしてしまう厄介な相手。前回は運良く勝つことができたが、今回もうまくいくという保証はない。
できればやり過ごしたい。あたしは後ずさり、ミラーナイトがいるのとは反対方向へと逃げ出した。
しかし不運なことに、その通路は行き止まりになっていた。あのミラーナイトを何とかしないと、先へは進めないようだ。
あたしは観念して、ミラーナイトのところへと引き返した。この少しの間にもどこかへ行ってしまってくれていればと思っていたけれど、ご丁寧なことに、相変わらずミラーナイトはその場に突っ立っていた。
仕方がないか。あたしはあたしは剣を握る手に力をこめ、一戦やりあう覚悟を決めた。
しかしミラーナイトの様子を見ていて、あたしは妙なことに気がついた。あたしはもう充分過ぎるくらいに近づいているのに、ミラーナイトはまるであたしのことが見えていないかのように無反応なのだ。
……無反応?
もしかしたら、こいつ、あたしのことが見えていないのだろうか?
これはチャンスだ。先制攻撃を喰らわせば、ミラーナイトも倒せるかもしれない。
あたしは気合もろとも、ミラーナイトに斬りかかった。
ボカ、スカ。
あたしの不意討ちをまともに喰らったミラーナイトは、もんどりうって倒れた。ようやくあたしの存在に気づいたミラーナイトは剣を手にして斬りかかってくるが、始めの一撃が効いたのか、明らかに動きが鈍い。
数回斬り合った末に、あたしはミラーナイトを叩き伏せた。
呼吸を整えて先へ進もうとしたそのとき、通路の端に宝箱があるのを見つけた。開けてみると、中にはきらびやかな表紙の本が入っていた。ぱらぱらとめくってみると、どうやら魔術書のようだ。
有用そうだけれど、今はきちんと読んでいる暇はない。あたしはその本をザックにしまい、先を急ぐことにした。
通路は東、西、南の3方向へ伸びている。一応地図を見てみるが、当然のように現在地点の見当はつかない。あたしは西への通路を選択する。
道なりに何度か折れ曲がり、また通路はは東と南とに別れている。今度は南へ進むことにする。
すると今度は十字路だ。敵がいないのは助かるが、いいかげん何か出てきてくれないと、こちらとしてもやりようがない。
あたしはその十字路を左に折れる。少し行ったところで、また分岐点だ。今度は北と東に分かれている。あたしは今度は東へと向かう。
更に進んでいくと、今度は丁字路に出た。まったく、この迷路に終わりはあるのだろうか。あたしはうんざりしながらその丁字路を曲がろうとした。
ん?
その丁字路の壁に、光るものがあった。鍵だ。
ようやく進展があった。これであとは上の階に至る階段を見つけるだけだ。
あたしはその丁字路を左へ進んだ。
シャオー!
角を曲がったところで、鋭い咆哮が空気を裂いた。
あたしの眼前に、白銀に輝く巨大な生物が現れた。その不気味な血の色をした双眸は爛々と輝き、あたしの全身を射すくめる。今までにないような恐ろしいほどの圧迫感があたしを押しつぶす。
シルバー・ドラゴン。
並みの相手じゃないことは確かだ。しかし同時に、避けて通ることのできない相手でもある。
あたしは大きく一つ息を吐くと、臍に力を入れ、シルバードラゴンに踊りかかった。
ボカ、スカ。
その爪は壁を砕き、その鱗は剣をはじく。ドラゴンこそやはり、Monster of Monsters、化け物の中の化け物だ。
しかしそんな化け物を前にして、あたしの心はどんどん高揚していった。生と死の剣が峰に立たされて、あたしはかつてないほど集中力が増していった。
シルバー・ドラゴンの一撃は確かに強力だが、今のあたしには、その始動から軌跡から終端まで、まるで手に取るようにはっきりと見える。そして、身体が疲労しているのにも関わらず、あたしはそのドラゴンの攻撃を最小限の動きでかわしていく。
だがあたしの攻撃はドラゴンに阻まれつづける。どんなに攻撃を避け続けようとも、あたしの攻撃が
!
ドラゴンの攻撃をかいくぐりながら、あたしは妙な点に気が付いた。シルバードラゴンの全身を覆う強固な白銀の鱗。しかし喉元に、一箇所だけ鱗が剥がれ落ちているところがあるのだ。
そういえば聞いたことがある。ドラゴンは皆、身体のどこかに致命的な弱点を抱えていると。このシルバードラゴンにとって、その位置こそ唯一の弱点なのかもしれない。
あたしは狙いをその一点に絞った。
慎重にドラゴンの動きを見極め、その攻撃をかわす。そしてタイミングを見計らい、チョンとドラゴンの鼻っ柱を小突いて意識をそらしておいてから、あたしは思い切ってドラゴンの懐へと滑り込んだ。
ドラゴンはあたしを見失っている。しかしこれだけ接近している以上、仕損じたらそのまま潰されてしまいかねない。
あたしは思い切って、シルバードラゴンの喉本を突き上げる。
ズブリ。
確かな手ごたえと供に、剣は深々と突き刺さった。それと同時に、ドラゴンは断末魔の叫びを上げる。
喉元をやられているだけに、それはとても惨めで、悲しい叫び声だった。あたしは剣を返して止めを刺した。ドラゴンはびくりと身体を震わせると、そのまま動かなくなってしまった。
ふと見やると、シルバードラゴンの屍の向こうに、階段へと続く扉があった。
あたしは今の戦いによる心地よい疲労を感じながら、その扉を開け、上の階へと続く階段を上っていった。
(つづく)
基本設定
体力 4
剣技 7
魔術 3
バトルポイント
A:5 B:1 C:0 D:4 E:6
F:9 G:8 H:2 I:7 J:3
宝物リスト
白い剣、キャンドル、赤い薬、本
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