ずいぶんと更新をお休みしてしまいました。
そう、本来なら、今月初めには前稿で書いた友人の仕事を手伝い終わって
ゆっくりして、この間に溜まっていた会社の小ネタなど披露しつつ
更新を再開する予定だった。
なのに。。。
11日のあの瞬間、とまとは休暇をとって友人と山梨でゴルフをしていました。
場所が場所だけにそこまでの規模の地震とはつゆ知らず、無事にラウンドを終えて
お風呂に入って一休み、というところだったのですが、東京がえらいことになってる!
という声に驚き、慌てて車で帰ってきた次第。
途中JRに乗り換えて自宅まで戻る予定でしたが、電車は皆ストップして乗れない。
心配した友人(神奈川在住)の家にそのまま車で向かい一晩泊めてもらった次第です。
その友人宅のテレビで目にした光景に、もう絶句するしかなかった。
都心の人たちは皆徒歩で帰宅の途についている。。。
自分たちが偶然にもその仲間入りをせずに済んだことは幸運だったが
それが逆にとても気の引ける思いに裏返ってしまいました。
それから一週間とちょっと。
会社へは2日しか出勤せず(できず、ともいえるけど)ほとんど家にこもりきり
ずっとずっとテレビに釘づけで、画面の向こう側のことだけど、まるで実際に目の前に
しているかのごとく。
多分おわかりいただけると思うが、視聴者だって「ショック」を受けたのだ。
程度に差はあれショックを受けて、ああこれが自分の身に起こったなら、
と想像をめぐらし、いや想像するまでもなく余震におびえながら東京にも同じようなことが
起きるのでは、と嫌な予測をたてる。
そして余震が収まってもいつまでもふらふら揺れている感覚。
もしも自分の家が持ち物が一瞬で流されて、家族も亡くしてしまったら、、、
とまとはまず間違いなく絶望しているでしょう。
だって自分を支えるものが何もないのだから。
こういう時、独身は誰よりも弱いのだと思います。がんばる気力などどこからも
引き出せないのじゃないかと。
やっぱり自分の家族って必要なんだろうな。
そんなことをつらつらと考えていたら、本当に自分らしくもなく暗鬱とした気持ちに
覆われてしまいました。
故郷の友人や親からもメールをもらったけれど、いつもならちゃんとお返事メールを
打つのにそれもできず。
この場を借りてお詫びします。
今日から通常どおり仕事を開始しているが、いつもの普通の生活が始まってやっと
自分を取り戻した次第です。戻れて良かった。
そうだ、ちゃんと生活しないと。東北の被災地の人たちが立ち上がって互いに
助け合いながらまた一から生活を立て直そうとしているのに情けないではないか。
事実、自分は何一つ失っていないのだ。漠然と不安に感じている場合ではない。
平凡で何気ない毎日だが、家も仕事もあることの幸せを改めてかみしめ
感謝したいと思います。
だから今まで通りの生活を再開します。更新も再開です。
電気が足りないけれど、それはそれでそういう生活も悪くない。
なんてことはないのだ。(通勤の足が混乱するのはたいへんだが)
東北の人たちの一日も早い復興を願いつつ、できることは何でも
やっていきましょう。