りょうちん雑記

りょうちん流の日々の出来事や将棋関連の雑記。

蘇生。

2005-05-06 00:45:14 | Weblog
【久々のホームグラウンド】
 御徒町、新宿、連盟、三茶、両国、いろいろまよったけど、
結局は俺が将棋を始めて一生懸命通った道場にすることにした。
今住んでいるところから、自転車で20分くらい走ったところにある。
昔住んでいたところは自転車で10分か5分・・・。
随分遠くなったもんだ(笑)
ここに来なくなった理由は忙しくてこれない、金がない、等々あるが、
なんといっても遠い。行こうかどうか迷っているうちに24指して住んでしまうからだ。
それにもう大人料金だから千円はらって将棋を指すって言うのがどうも・・・
24なら只で好きなだけさせるのに・・・とか思っちゃうからいけない。
しかし今日は違う。前の日からいくと決めていたのであるから、行くのである(笑)
そういや席主がかわってから1回しかきてねーやと思いながら、戸を開けると
知ってる顔が随分と少ない。やっぱこないといけないのね。
そんななか結構俺のことをしってる人は「お!名人来たね!」「久しぶり!」
等々声を掛けてくれる。名人と言うのはつよいからではない。
苗字が名人と一緒なのだ。
何局か指しているうちに気がついた。
俺、めちゃくちゃ笑顔で楽しんでる!
そう、けっして画面を見て指していては味わえない楽しさ。
盤に向かい相手と冗談いいあったり野次がはいったり。
盤外戦術も入り乱れたり(笑)あ~マジ楽しい☆そう改めて将棋の楽しさ
面白さを実感した(^^)

それに昔つよいと思った四段、五段のおっちゃん達が、全然強くない( ´_`)ムゥ
おかしいと思っていると、Oさんが「強くなったな~N君!いや~強くなった(笑)」
そう声をかけたOさんは昔、駒落ちで随分指して鍛えてもらった一人である。
何局かさして連戦連勝。ここの道場のシステムは、一番最初に自己申告して、
それからは、規定の勝ち星を挙げないと上がれないようになっている。
名札を探すとまだ二段のところに下がっている。
Nさんが「ダメだよ!席主!N君この間連盟で余談でさしてたよ?」
ギクリとしていると、「規定の勝ち星挙げないと上がらないんだよ(笑)ごめんNさん」
と言う、つまりはこのまま勝ち続けると、余談になってしまう・・・。
昇段の一番で負ければいいのか(笑)俺せこいなとかおもいながら指す。
時間も遅くなってそろそろ帰ろうかと思っているうちに手合いがついた。
なんとO四段である。このO余四段は紛れもなく俺の師匠です。
ただし、将棋の師匠でなく、口の師匠(笑)
盤外戦術は他の人からもたんと学びましたが、Oさんの舌戦は絶品で、
思わず笑ってしまうものや、下手を陥れるもの。
いろいろあり、大変学ばしてもらいました。

いよいよ対局開始。
本来ならば、Oさんの香落ですが、めんどくさいしOさんも俺の実力をしってるらしいので、
平手で指すことにしました。お互い時間がないので、20分切れ負けで指すことに。
相振り飛車から俺のアナグマにOさんの銀冠。
二転三転のの泥仕合に舌戦も激しさをます。

玉頭を開拓するための歩を突き出しながら

O「う~み~は広い~な~ちーさーいなぁ~♪」

すかさず抑える銀を打ちながら

俺「ちょっとマッテ!プレイバックプレイバック!!今の歩は~プレイバック~!♪」

O「やるね~やるやるとはきいてたけど」
俺「若いからね!

となりで対局してたSさん「良くやるねー(笑)口はホント二人とも六段だよ(笑)」

O「あれ?Sさん来てたの(笑)いつ退院したの?出来ないとおもったのに(笑)」

俺「ホントだ、静かだからとっくに棺おけ選んでるのかとおもったよ(笑)」

S「うるせーなー(笑)どっちがいいの?」

O・俺「こっちに決まってんじゃないかお客さ~ん!!」(ハモル)

飛車取りに俺が角を打つ。

俺「オラ!お陀仏だよ?どうすんの?どうすんの?」

O「ハット!ソレソレソレ!」(ビシっと駒音高く一路飛車をずらす)

俺「お、なんだよ~根性なし~逃げたね~(笑)」

O「逃げたんじゃないの、カワシタの!カワシタといってちょうだい!」

こんなやりとりをしていても口と思考は別。
様は本人の言ってることはいい加減でよくわかっていない。
頭はフル回転で局面を考えているのだ。
こんな芸当もやっぱりOさん譲りなんだろうな~(笑)

以下終盤の戦火はピークにたっして図の局面。

詰むや詰まざるや、Oさんの王様は詰まないので、あきらめていたが、
必死に考えているうち、Oさんの時計が後、一分しかないことに気がついた。
そこで、切れ負けを利用して投げずに怪しい手をさす。

さて次の一手は?