EE AUTO C.C PETRI 135mm F3.8 | |||
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F3.5 |
フォーカス | MF | 画角 | |
レンズ構成 | 3群3枚 | 対応マウント | ペトリマウント |
絞り羽枚数 | 8枚 | フィルター径 | 52mm |
焦点距離 | 135mm | 最大径×長さ | 60x121 mm |
最短撮影距離 | 2.5 m | 重量 | 373g実測 |
最大撮影倍率 | 発売 | 1969年 |
入手の経緯は覚えてません。なんとなくありました(笑)実は試写した後、一番後ろのレンズというか透明板状のカバーガラスの内側にカビがあることに気づいたので分解掃除してみました。
後側からアタックしようと思ったので特殊なピン付きネジを回す工具から作りました。3mm幅のマイナスドライバーの中央を削っただけですが、右の写真のように位置決めピンがついたネジを外すことができました。他の2本は普通のネジです。
マウントの爪部分を外します。そのままマウント部本体を外します。と思ったら絞り関連の長いレバー類がついてきてびっくり。
外したマウントと絞り連動機構部分です。ところが残念ながら、マウントまで外しておきながら後ろのカバーガラスを抑えている部品が外せません。壊しても嫌なので組み戻して前から再アタックです。後ろのガラスカバーは叩くと音がまるで透明樹脂のようなので注意が必要です。薄いガラスなので割れると面倒なことになります。
なかなか外れなかった化粧リングを外すと3本のネジが出てきます。この3本のネジを外したら、フォーカスリング部分が外れました。ねじのフランジ部分で押さえてるだけなので、位置の微調整ができます。逆に使っている内にフォーカスリングの無限の位置がずれたりしそうです。
フォーカスリング部分を外すと中が見えるので構造をチェックします。ヘリコイドが抜けるのを止めている部品がフンドシみたいな形の部品で前玉部分にネジ3本で固定されていたのでネジを外してヘリコイド部分を回して外します。
外した前玉部分といいますかレンズ部分全部とフンドシみたいな形のストッパーです。
この状態で残ってるのはカバーガラスだけなので割り箸にくくりつけた綿棒とカビキラーで撃退して、レンズ群の一番後ろのレンズにも小さなカビがあったのでこれも清掃して組み戻します。分解するとき合わせ部分に線を引いてズレが内容にして置くのは絶対必要です。綺麗になったので終了です。
NEX-3 絞り開放F3.8 1/3200秒 ISO-200 トリプレット構成の望遠レンズだから写りは基本的に良くてレンズも少ないので抜けもいい感じです。APS-Cのデジカメだと更に真ん中辺りしか使わないのでトリプレットレンズの良いとこだけ感じられます。このレンズEE AUTO C.C PETRI 135mm F3.8はC.C AUTO PETRI 135mm F3.8と同じ光学系だそうで違うのはEEになった絞り連動機構と外観だけらしいです。
NEX-3 絞り開放F3.8 1/800秒 ISO-200 たぬきの白っぽい感じは今回の掃除で直ったかもしれません。
NEX-3 絞り開放F3.8 1/2500秒 ISO-200 ペトリレンズは標準レンズ以外もいいですねえ。ピントを合わせるのがホント楽です。
NEX-3 絞り開放F3.8 1/1600秒 ISO-200 ボケるしピントは掴みやすいし、ペトリ好きです。でもボケ方はちょっと汚いかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます