続けて壊れてないkodak retina Ⅰtype010とkonica ⅡB-mに偶然出会ったので少しクラシックカメラに興味が出てきてしまいました。やばいです。そういう想定はしてませんでした。で今度は、こいつ MINOLTA A-2です。1956年製らしいです。konica ⅡB-mより1年早いです。それでフィルム巻き上げレバーとシャッターのチャージが連動してますからミノルタの方が先進的だったんでしょうかね?
レンズキャップが付いてたのがうれしいです。少し汚れてますが、銀色のレンズキャップはいかにもクラシックカメラ風です。
シャッターはCITIZEN MXV シャッタースピード 1/400秒。セルフタイマーもついてます。セルフタイマー状態にするとレンズの向かって左上の●孔が赤くなります。このころのカメラはシャッター部分が今の時計メーカー製であることが普通ですよね。このCITIZEN MXV もRICHOの二眼カメラなんかにも使われてます。
レンズ周りは案外あっさりしててつまんないかな。レンズはCHIYOKO ROKKOR 45mm F2.8がついています。同じA-2でも初期のものはレンズ銘もCHIYODA KOGAKUとなっていたそうですし、F2.8も比較的A-2の中では後期に登場したようです。
よく言われるフットボールのような、ずんぐりしたフォルム。ファインダーが汚れてて見難かったので分解するしかなくて軍艦部のカバーだけ外してファインダー周りの掃除をしました。
外さなきゃならない部分のひとつが巻き上げレバーです。孔が2つあるのでサークリッププライヤーで回してカバーを外します。
レバーを固定しているマイナスネジをドライバーで回してレバーを外します。
次がパトローネ押さえのダイヤルです。この辺の部品の使い方がよくわかりませんが、外す時は位置決めのマイナス小ネジ1本で外せますが抜けたダイヤルの軸の下部に抜け止めクリップが嵌っていて組戻す際、このクリップがなかなか元通り収まらなくて苦労しました。
後左右と後の小ネジを外してカバーを外します。これも組戻す時、前側のレンズ台座部分に」乗ってしまわないように注意して組戻さないと台座に乗り上げたままでも組めてしまいます。
プリズムみたいなのが見えます。正面左部分の菱形の窓からの画像がファインダー内に重なって見えてずれをレンズのフォーカスレバーで調整してピントを出すのですが、壊れてはいないのですが菱形からの像が弱くて見難いです。
軍艦部のファインダー窓のガラス?は板金で押さえてるだけのようなので次回分解する際は外して綺麗にしようと思います。
距離目盛がメートルなのがうれしい。フィートだと直感で分からないので使い難いんです。
この天面の銘板はかっこいいです。ただホットシュー(電気接点がないこのころのものもホットシューって呼ぶんでしょうか?)の付け根の部分がへこんでるので、次にカバーを外す時に内側から叩いて直そうかと・・・
このMINOLTA A-2も特異な全体形状と雰囲気でとても存在感があるカメラですね。