たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第351沼】konica Ⅱ B-mってかっこいいね。

2014-08-06 23:54:10 | アンティークカメラ

 

古いフィルムカメラ konica Ⅱ B-mです。非常に綺麗でどこも壊れていないようです。レンズの取り付けネジが緩んで少しガタが出ていましたので締め直したら完璧です(笑)konica ⅡB-mは1957年発売で、 konica IIBのレンズをヘキサー45mmF3.5に変更したものらしいです。もともとkonica ⅡBがkonika IIのタイム露出ダイヤルを廃止したものなので、ほとんどkonica IIですよね。konica Ⅱはkonica Ⅰから、ダブルヘリコイド式の繰り出し機構になり、二重露出防止装置もついて外観もかなり変ってます。この個体のシャッターはSEIKOSYA-MX(最高1/500秒)です。レンズは資料通りkonishiroku HEXAR 45mm f3.5です。

残念ながらレンズは固定式で着脱はできません。向かって右の窓がファインダー窓で左にある小窓からの像が重なって見えます。レンズの距離レバーを動かして左右の像が重なるように操作するとピントを合わせることが出来ます。前に紹介したkodak retina Ⅰtype010と比べるとピント合わせがずっと便利です。ほんとにピントが合った写真が撮れるかは実際やってみないとわかりませんが。

大きさは幅131mm 高さ77mm 前後長62mmです。このカメラ、クラシックなだけじゃなくて機械としてかちっとしててかっこいいです。だから買ったんですけどね。kodak retina Ⅰtype010もそうでしたけど、基本的にフィルムカメラの趣味はないので機械としての美しさがなきゃ買いません。良くこのカメラの特徴とされるレンズが取り付けられている金属部分の曲線もたしかに似合ってる。

丸いファインダーの覗き窓は反時計回りに回したら簡単に外せて曇ってたレンズの掃除も出来ました。背中側はなにも無くて極めてシンプルです。

裏底の右にあるのは、すごく凝った構造の裏蓋の開閉機構です。Oはオープン、Cはクローズですね。写真の状態だと裏蓋はロックされています。

つまみを立ててOの方に回すと切り欠きが裏蓋を開ける突起の下にきます。

この状態で立てていたつまみを倒せば裏蓋が開きます。

現在の35mmパトローネ入りフィルムがそのまま使えます。といいますかkodak retina Ⅰtype010と同じく現代のフィルムカメラのものと変りません。

小西六konishiroku HEXAR 45mm f3.5です。レンズの上側に500まで刻まれたシャッタースピードの目盛りが見えます。レンズの上のレバーはシャッター準備レバーでこれを向かって右に倒してないとシャッターボタン押しただけじゃシャッターは切れません。

シャッターボタンの周りの造形がなんとも言えません。すぐ横のフィルム巻上げダイヤルはひとコマ分回ると止まりシャッターが切れると回せるようになります。

konika Ⅱの文字が誇らしげです。左側のダイヤルは使い方が分からないです。

ⅡB-mのエンブレムも質感たっぷりです。

このカメラも良い被写体ですね。なんて言ったらkonica ⅡB-mがむっとしているかもしれません(笑)フィルム入れて写真撮ってみましょう。